hyakunenseis◇ry ∞

リリカルに、コミカルに、フツーに、日常いろ色。

喫茶で道草1

2020-10-08 09:06:00 | days
わたしたちは立っていた。

入り口の正面を避け、

ちょい斜め位置に。


  が・・・黒  


こういうガラス、

アッチからはコッチが

透けすけ丸っと見えだろう...きっと。


ξ  モァ  モァ  モァ  ξ  . . . モァる     


中の様子や雰囲気が全く掴めないし 

客の有無も客層の傾向も 、、

わかりかねる 、、、


謎!


伴侶

⌒〜⌒ )

  どうするよ乃一さん。」


あたし

( ; ¬ _ ¬)

  どうよ、入る? 


伴侶

⌒o⌒ )

  俺はどっちでもいいよ。」


あたし

( ¬ _ ¬ )

((  " 伴侶ストップ " なしか...))

↑ ドクターストップ的なね


(( 店名の字のフォントほのぼの系だし... ))

↑ ホント フォント ホノボノ ホント


(( 場所的にイカガワシイわけないょ... ))

↑ だょ。んだょ。だ!


ぉし! ( ∂ . ∂☆) 入ろ!」


let's golet's golet's gogo☆°


伴侶を盾に ぃゃぃゃ 伴侶ファーストで、

黒いガラス扉を. . .

ひらく!


Σ  ( ;( ° □ °  ;)

  !! ..... .... ... .. . !!  




すごい

日本画殿が

鎮座されて居りました。


なるほど。


紫外線を吸収する

黒ガラスなら日射光から

絵を守れるものね. . .納得☆°


店内は

こぢんまりとして全5席、

それプラス奥まったほうに. . .


常連さん用

カウンター席と、

VIP席であろう革張りソファ席が. . .


ひとつ。


ところどころに

手づくり感がありながら、

一点一点の調度品はハイクラス...


思い入れが込められてるんだろうな。


ちっとも

お店の外観からは

予想しえない内装よ。

その辺の喫茶の顔をして...まさかの芸術系。




文学の

香りも そこはか となく.. . .

ご本は夏目漱石だらうか. . .あら?


にゃんこちゃんも一緒。


我が輩 " かな?

夕暮れの和歌も.. . .

短冊の古色ばんだ風合いと重なって、


いいなぁ°


歌の情景と一体よ。

夕つ方の情緒が言の葉に降りた...

きれいな きれいな 想いの結晶 ほの光る。




案内された席は、

うれしくも日本画の袂。

ランプシェードも和傘のようね...粋。


そのシェードが、

海のブルーを描いた

写真立てのガラスに映りこんで. . .


貝殻の幻に変じてる。


すでに

完成された絵世界と

こちら側の不完全な現実が...


ガラスを通してつながりあう夢幻。




*-*-*-*-*


喫茶で道草(序)

2020-10-07 21:39:00 | days
その喫茶店を
みつけられたのはまぐれで、

入ってみたのは気まぐれだった。


. . 黒いガラス扉の喫茶店 . .


まぐれ気まぐれ、

では...あるものの...の、

中の見えないあちらへ飛びいるにつけ、


ちょっぴり勇氣を湧かしたのも事実だわ. .


*-*-*-*-*


本局まで郵便物を

受け取りに行ってきた帰り、

ちょっとだけ道草つまみたく 。。。


あたし

(  ´ з)

  「 はぁ〜あ、来るのめんどっちかった!

     再配送を頼めば済んだのにぃ。」


ポストを開けたら輝かんばかりに輝く

不在票に脱力した あたし です。


伴侶

(  ⌒〜⌒)

  まぁそう言うなよ。

    直接来たほうが確実だろ。」


あたし

(.・ ヮ ・.)

  ...ちょっとだけお茶しない?」


用事にかこつけ息抜きしたい魂胆です。


伴侶

⌒〜⌒ )

  いいですとも。

    探さなきゃな、この辺にあったか?」


 

うーん . . . . .      

けどけど まだまだ 帰りたぁないよ. . .ぁれ?


れ?. . . れれれ?


中背くらいの

ビルが立ち並ぶ列のなか、

国道沿いの平凡な景色に埋もれて. . .


ありましたぢゃーん .


喫茶店。

ごくごく ありがち 気取らない

普通の店構え. . .しかしみつけたし。


おいしいコーヒーあります "


と、

のぼり旗 ひらひら 風に

はためいて おいでおいで してる °


( ・ . ・

 あれ入ってみよーよ。あれでいーよ。」


ひさびさに発掘してみるです。


⌒o⌒ )

  おう。」


・・・ " あれ "


その軽い言葉と気持ちを

優に超える喫茶店であることを

目の当たりにし まぐれ幸いに 感激するのは、


このあとスグ☆°






*-*-*-*-*