hyakunenseis◇ry ∞

リリカルに、コミカルに、フツーに、日常いろ色。

ガラス彫りの綾

2020-11-30 19:08:00 | art
きらきらし...綾ね、
切子が彫りは菊紋様。
鏡がえしに映ゆる細工の綾なす影が...


幻の糸花網なのだわ


さても
極楽蜘蛛の編みこめし、
金糸や紅糸ぢゃ御座ゐませぬか。


                           キメ
彫りこまれた線の緻こまやかなこと


ちぃさな bijouを 散りばめたげな
虹色の輝きつぶても、
きらきらし...珠ね。





*-*-*-*-*

ドラム缶ポスト

2020-11-28 21:36:00 | reminisce
1年間お守りして頂いた御札と共に
ゆく年くる年への気持ちを綴った
お便りを忍ばせて、


先んじて参るは氏神様。


これは
2018年の元日◇ry、
そのときのことを記したものですが...


毎年恒例のことなの。


来年の正月朔日も、
お手紙を届けられたら
よいのですが...どうなりましょうか。


*-*-*-*-*




森羅に
おわしおよぼし神々樣へ。
旧年中の報告を兼ねがねてね、


お手紙投函。
浄め火に、いざ、
っんぽいっ...( /・ _ ・)/ ⌒ ⌒ ⌒ ◇”


√ ガスボッ!


なにやら
少々ガサツな音たちまして、
下火ちょろちょろ中ぱっぱらっぱ。


火の手ひろがる
ドラム缶どまんなかに、
ホールイン&キャッチング。


√ メラメラ...メランメ..ラ.


火は
いっそう盛り、
炎と増しまして...


ほかほか
燃えて灰になる。
焚べた手紙に羅列された言葉が、


烟りと
昇って上がってく。
しろく しろく 氣発して...


ξ もくもこ もくもこ もくもここ


ふりそそぐ
てのひら の やうな
光りの指に受けとられ...


きっと 、届きますでせうや 、必ずや。





*-*-*-*-*

〜 LL p.p.s 〜

年末の足音が聞こえてきましたね。


今年はコロナの影響もあり、
密を避けるための特例として
年内新春先駆け詣でを公に許す
寺社もちらほらあるようで...それならばと、


馳せって参りました先駆け詣でへ。


そこで
引いた御神籤が
仏様の声みくじというもので、
運を占うものとは一風変わっておりました。





大大吉に
ひとしいお声掛け。
素直にうれしかったので、
見てくださっている皆さんへの
お福分けとしても載せておきます。°


達成されたいことの遂げられますように


自分としましては、
綴りもの総まとめ完全版...
来年いっぱいにも及びましょうが
地道にこつこつ成し遂げるべく思いも新た。


不本意にも消さざるをえなかった
◇ryのカケラを聚めて復刻し、
ひとつの世界にまとめ
あげます. .・


never give up forever


*-*-*-*-*

綺麗な月夜のお晩です

2020-11-26 22:20:00 | anthologia
文中に登場するだーたん "とは伴侶のこと。

当時はそう呼んでいたのでして. .

この◇ryも幾年月が経つほどに、

想いの深まる宝もの。

*-*-*-*-*

暮らしやすく、なりました。


気温も日毎に秋へと深まり、

情緒もしずと...

音無しく。


ひそり...

おだやか。

そういうこの頃。


 乃一さん乃一さん。」

 ん? 

 ほら、見てみてください。今夜は月が綺麗だよ。」


だーたんとお買い物がてらのお散歩は、

夜道の彼方へ伸びた夜空まで。


‘ - ‘ )_)/

「「 ………。」」


月を示すたったの指一本に、

目線を釣りあげられて顔を上げると...


      


磨きこまれた白い皿...として煌めく、

お月さん。


(( 透けそう、、、お皿。))


風に流れて

よぎってゆく

濃ねず色した薄雲は...

ときたま月に掛かって翳ると

痛ましいやうな清らさで涼やかに空を覆った。


... ... ... 


そのコントラストが、

妙に透明感を醸すのでした。


∂ _ ∂ )_)/

「「 ………。」」


知ってるのかな 

夏目漱石の...とある訳語だと。

きっとわたしの深読みしすぎだとしても...


I love you

と、

言われた気分。


月がきれい...な、だけ。


ただただ、

月がきれいなだけ。

なのは...わかっていますけれど...


I love you

と、

言われた気分。


*_)_)/

「「………。」」


あなたって...

あたしにはお不動様か仁王様なの。

お山のやうに度肝が据わっていながら、


ニカーッ!と笑えば

太陽みたいで、

そのお顔。


初秋の夜に、

隣で照ってる太陽さん。

太陽さんの、ねぇ...あなた。


あなたが示してくれた夜空には、

まだも煌煌お皿の光って。


指さきっちょの白いお皿が恬とお澄まし、

バランスとっていましてよ。


(( ...きれい。パアル玉にも似てる... ))


わたし

 … ... ...。ほんと、」


だーたん

 ん? 


わたし

 ほんと...きれいな月夜のお晩だね。」


だーたん

 あぁ。美しいよ。」


-)_)


こまかなガラスの粒がアスファルトに均されて、

路面に数えきれない星屑変幻しているわ。


キララ舗装の地べた


そこに、長く...ながく...長ぁく、

間伸びして映る二人の影よ。


月の光りと道々たたずむ街路灯が光源になって。

歩くたんびに タテ ヨコ ナナメ と向きを変えては...


くるり 

くるくる 

くっついてくる 


2人3脚4本足を軸にして...


ふたりの周りを

ふたりの影身も回るわ、

ふたりの心も踊っているようね。


このまま長く...なぁがく...末長く...

ワルツを踊りましょうね、

一緒にね。


きれいな月夜の...永遠に。

*-*-*-*-*

 LL p.p.s 

(2015/秋月星日の◇ryより)

ちょうどスーパームーンの夜でした。

あれから5年の時が流れていても、

永遠持続中な私たち

2人家族であります。


"わがはい"は、にゃんにゃ。

2020-11-25 21:30:00 | anthologia
ボクの名前は、わがはい。


どういう
ワケかセンスか
しらないけれどさ。


ボクの主らしい、
ぽんぽこノイチが、
そう名づけたんだよ。


ボクは。


カトラリーやマグカップが
並ぶ棚に飾られて、
いたんだ。


どういう
ワケかセンスか
しらないけれどさ。


茶でもないのに
ティーカップへ入れられて、
しかたがないよぅじっとした。


いろんなヒトたちが、

わぃきゃい
ちやほやちや
言って寄ってきては

去っていったんだね。


主になる人、
誰だろう、
誰かな、
誰か、






ボクを、
ボクを、
ボクを、





ひらひらしたてのひらが、
ふわんとつつんだ、
つかまった。


ボクをクルンと
ひっくりかえしたり、
まぢまぢみつめたりする。


そのヒトが。





ボクの、
ボクの、
ボクの、





わたくしの。
相方かつ分身みっけたわ、
お家のなかでもお出かけにも...


どこへでも
ともづれましてょ、
わがはいにゃんにゃ. .・

*-*-*-*-*

〜 LL p.p.s 〜

この仔とは七夕の日に
めぐり逢ってから
もう4年越しの、

お付きあい。

since2016のその日から
お出かけにも旅にも
お詣りにも、

いつも いっしょ よ. .・



*-*-*-*-*

丙午ばあちゃ

2020-11-24 17:44:00 | reminisce
ご供養として、
ここに掲載し直させて
いただきます...ご先祖様へ捧ぐ. .。+ °

*-*-*-*-*

お馬パカパカひっひーん。


この世を大往生して、
高天ヶ原の御殿へ
帰られましたる...


ばあちゃまは。


丙午yearに生ましめた、
salamanderなる
火の精なりや


なんて云へるくらいの。


烈火の気性よ、
それはそれは鮮やかな
丙午の女であらせられました。


かつては名主の血筋をも引く
乳母日傘のお嬢様ですもん、
女学校へは人力車。
( ※乳母日傘 = オンバヒガサ )


蝶よ花よと育てられ、

たにも
関わらずか
だからかなのか

好いた男と恋仲になりたもう。


明治の時代に
自由恋愛を貫くとはさ、
飛んでもなく翔んだ娘さんだったそな。


あゝ当世では、
まったく小耳にも
挟まなくなりましてよ。


駆け落ち


なる愛ある逃避行?
の末の既成の事後の事実婚へと
なだれこみ至れり...勘当されましてござい。


その後につづく
波乱に冨んだ生涯も、
キッチリ責を努め尽くし。


召されたばあちゃまの、かつて-。


情強の小粋な女傑。
そのような貴女様に
おかれましての宿命とは...


全十二支中の頂点


別称、
" 神馬の女 " とも
言い伝えらる丙午年のもとに。



身内筋から聞き及び、
しだいに知ることとなる
伝説的エピソードの数々は。


とにもかくにもどう書くにも...
憚られるゆえ憚りま。

… … …。

そぅね、
一行で書き表しませば。

頭突き一突き勝ちユニコーン

それが、
ばあちゃの印象だわ。


ひとたまりもないわよね、
お角が生えているんですもの。


でも. . .

*°
苦労も
笑い話なのよ
笑い話はね
たくさんあっても
いいの
°*

. . .と。


ほほえまれた晩の...
おだやかな面影は.....
夢だったの?現だったの?

… … …。

気勢と気丈さだけだった、
はずもないのよ…
ばあちゃ 。。。



よく
御寺さんの境内で、
考えを巡らせていたという生前の姿が...


一枚だけ写真に撮られて残っている。


瞑想に
静まる人のやうな
美しい寂を身に纏って...


足組まずの弥勒様かな似ていらしゃいます。


その…
アルカイックスマイルを
浮かべた穏やかな表情からは。


若かりし日々、
気持ちの振れ幅が
尋常でなかったなんて...

想像だにしづらいの。

… … …。

一緒に
過ごした日々はおろか、
実際お会いしたこともない...

だのになぜ?

なぜでしょうね、
うっすら思い起こせるのよ。


夢と現の
はざまで邂逅しましたる貴女様が、
心憶えの家に住みなしているのでございます。



今じゃ. . .わたしも。



御寺さんに
設えてあるベンチに
ちょくちょく座って物思うのよ。


*°
心をまとめたくなったら
御寺さんに行くのよ

境内の石段に腰掛けてもいいんだから

なぁんにも思いつかないなら
呆けるも良し

するとね・・・妙案を授かる
° *


全身内に
あまねく伝わる
ばあちゃの教えの、一。

うん。

オマケで
鳩ぽっぽに
囲まれちゃう時...あるんだけれどね。



・♪ . まぁめぇが ほっし、いっか . ♪・
. ♪・    センベイやぁるぅよぉお  ・♪ .

啄めるように、

グー!  ( 〃 ̄^ ̄ )o_☆. ∴・°

グー!   ° ・∴ .☆_o(  ̄^ ̄ 〃)

グー!  ( o〃_  _)o_☆. ∴・°

で、
こなごな砕いた、
アラレやオカキさ。

啄 ば ん で い た だ き た い

熱意を
拳にこめまして
粉っ砕いたしました、


アツアツ
おせんべ お食べ 、
鳩 ぽっ ぽっ ぽ . ♪・



「 .... (・ _ ・y) .....∴・° 」

はて、
なにか、
授かったかや 。。。?

「 ° ・∴..... (・ _ ・y) .....★ 」



三歩
歩いたら
忘れる私もイイ線でヤバい。


鳩 ぽっ ぽっ ぽ . ♪・



*-*-*-*-*

〜 LL p.p.s 〜

丙午ばあちゃは、
伴侶のおばあ様なのです。
親戚で集まる行事の折などに、

"こんなすごいばあさまがいたんだぜ"

まさに烈伝と言うにふさわしい、
激しく厳しくも気丈な一生を
聞かされたものでした。

そして感じとったのは...

このおばあさまは
今以て子孫たちから愛されつづけ...
その胸の内それぞれで生きているということ。

伴侶にとっては...

もうすっかり丸く優しくなった
ばあちゃんしか知らないのだそうで、
また非常に物知りであったともいいます。

そして私は...

夢枕に立たれた縁もあり、
こうして綴りに残すことで
手向けとさせていただきましょう...

合掌。



*-*-*-*-*