ここが祈念坂. .・
レストハウスを出てすぐ、
大浦展望台と天守堂をつなぐ
坂道へワープしたかのように抜けられるの。
祈りの坂...是非にも歩きたかったところ。
そこには・・・
この一帯をテリトリーにしている
猫ちゃんたちがたくさん
いたのです。
歩けば猫に当たるというくらい
古くから
長きにわたり住みなして
いるのかもしれませんね...それはもう、
坂の主と呼べますほどに. .。+ °
その主の・・・
ふと立ち止まり
こちらを振り返って、
しばらく見つめつづけてくるのです。
・・・まさか待ってる?
そうと
思わせられるほど、
視線を外してからも立ち尽くす...
長い間があった。
だから
私たちも、
動かない動けない...きっと...
cat's-eyeに射止められたのでしょう. .。+ °
この坂の主たる猫ちゃんが、
石畳の彼方どこへとなく
立ち去るまで...
お見送り。
通りすぎたあとには、
小ホールに刻まれた星印が
日光に照らされ ほゎんと 燦めいて。
「長」...崎市章五芒星の...「字」
猫に具わる神秘性に
あらためて触れられた、
僅かの不思議時間でありました・°
坂名標...英名だと a prayer slope. .・
昔むかし、
修道女や宣教師たちが
往き来していたことから名付いたのだとか。
なるほど思索しながら歩くにもぴったり. .・
そして・・・
大浦天主堂を
間近に控えた行方に
待ちかまえていましたは、
かわいい門番さん. .・
ムードのある仏頂お面な猫ちゃんです・°
「 こんにちは。 」
門番さんへ
しずかに右手の甲を
差しだしましたの...通るの許してくれるかな?
匂いの通行証提示. .・
すると鼻先を
ちょっとだけ指先に近寄せて、
軽くキスするみたいにチュチュチュ...
匂いチェックする. .・
門番さん、
あとは微動だにしないのだに...
さようでござますか然らばokayね☆°
√ ¨ ¨ぐる ぐる ぐるぐる ぐうぅうぅー
お礼に
ちょこっとアゴを撫でたら、
喉を鳴らしてごきげん麗しう...
ここでは私たちが見送られて先を進んだ。
ちらり振り返りみると...もういない。
年季の入った階段でしょう
明治初期に
整備されて以来だそうよ、
すっかり角が取れ滑らかで丸いわ。
道幅は細くてほぼ一本道
葉の香り
さらさらさら、
風に乗って流れていきます。
暑気の払われて爽やかな...いい心地. .・
木洩れ日がくれた光りと影は、
涼しげなレエスを編んで
石畳に掛かる。
天守堂は、もうすぐ、そこ。
〜 LL p.p.s 〜
祈念坂に残る
居留地時代の遺構の一つに、
"石造りの溝"というのがありまして...
こちらがその溝なのですが 、、、
・・・あれっ、君?!
さっき
坂名標のある辺りで、
見送ってくれたはずの門番猫ちゃん☆°
・・・ちら(ω・=)
。 ・ . (・艸・ ( ⌒ ロ ⌒ )
どうやら
溝伝いに追跡されたらしげ、
気配を悟らせないとは...さすが☆°
「 にゃーん 」・ . 。 ・
先回り出現して
2度目のこんにちはね、
石造りの溝in門番猫ちゃん. .・