眠りにかいま見た
ふしぎ夢語り 、、、その録...二。
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まっさら
黒む闇のなか、
真っ赤い花の蕾だけ...
灯るやうに煌煌と煌びやかだわ。
そょ...
そ ょ そ ょ と、
そよ風に揺さゆれる...赤。
その ほそやかな風 から
忽ちと
白髪白髭の仙人が
姿を現して花の隣に佇み...
告げてくる。
・
・
・
・「 この
・ 花が咲くうち、
・ あなたの命も若さもつづく。
・ しかし この花が終われば あなたも、
・ また... 」
・
・
・
そうして悲しげに眉を顰めた。
言わぬ言葉を
表情に浮かべて、
わたし自身に悟らせるのだ...
夢ノ花の命と寿命が等しきこと。
赤い花を
よくよく見れば、
まん丸い珊瑚樹茄子の実と似ている。
(( 蕾ではなかったのね ))
...いや。
仙人が言葉を
伝え終えるのと同じくして...
ひらきかけた...やうにも..みえた。
〜 LL p.p.s 〜
この夢の
不可思議さは、
もう1つあるのです。
登場した仙人、
実は私が生んだ息子...
それも2011年頃の夢の中で。
この子は...彼は、
生まれたての赤ちゃん時分から
豊かな白髪とお髭をたくわえておりました。
生まれた時から老いている
変な赤ちゃん奇形な赤ちゃん。
でも私が生んだのよ...
最愛の赤ちゃん。
当時は、
夢といえど生んだ我が子が
ただただ愛しく...言うにいわれぬ思い。
あの仙人赤ちゃんが、
人間世界の時とは異なる世の十年で、
成長し大人になったのね...いえ長老...?
まぁいいか
生まれたときから老いていた子が、
長じてのち命と若さを母(私)に
語るという...
摩訶不可思議な再会の夢でもあるのです。
写真は
夢の雰囲気を表現したもので、
珊瑚樹茄子の花実ではありません。