(大漁神社の海中鳥居)
帰省していたあゆゆさんと一緒にカニを食べに太良町に行きました。
ちなみにヨレンはグアムに社内旅行中だって~
道の駅”たらふく館”を南に行くこと5分、海に赤い鳥居の立つ不思議な場所があります。
大漁(なみうお)神社の鳥居です。
約300年前(1693年頃)悪代官に手を焼いた地区民が示し合わせて沖ノ島に誘い
酒盛りをして酔った代官を島に置き去りにした。満ちてくる潮で島は沈みかけ、
驚いた代官は竜神様に助けを求めた。すると、大魚(ナミウオ)が出て来て代官は
魚の背中に乗って生還した。感激した代官は魚の名前を取って「大魚神社」を建て、
岸から約2丁(約200m)の海中に鳥居も建てた。以後、海の安全と豊漁祈願が行われ、
地区民の暮らしも豊かになった。この鳥居は沖ノ島との間の鳥居であり、30年毎に
建立する習わしが今も伝えられている。 (平成23年8月 栄町区)
~と、こんな伝説の赤い鳥居です。
大漁神社は多良岳と沖ノ島を結ぶ直線状にあり、山と海を結ぶ古来からの
自然信仰の象徴のような存在だそうです。
鳥居まではカキの殻が敷き詰められていて近くまで歩けました。
干潮時はこの鳥居をくぐって、沖の方まで歩くことができるそうです。
さすが干満差が6メートルもある有明海ならではですね。
インスタ映えする赤い鳥居の近くに、こんな撮影スポットもありました。
大漁神社と海中鳥居は平成29年12月21日に22世紀に残す佐賀県遺産に
認定されたそうです。
こちらは竹崎城址の近くに造られた天守閣のような展望台です。
まだ真冬ですが、菜の花が満開で独特の香りが漂っていました。
展望台からは有明海や多良山系など360度の景色が楽しめました。
(向こうの山は多良山系)
ところで太良町と言えば、蟹ですよね。
全国的には「ワタリガニ」と呼ばれるカニですが、太良町付近の有明海で獲れる
カニは竹崎ガニと呼ばれ太良町の特産品になっています。
竹崎ガニは一年中食べられますが、冬場は雌に卵が入っていて
コリコリとした卵の美味しさを堪能できます。
蟹の殻を剥く手間はありますが、カニ味噌の味は絶品です。
身がぎっしり詰まった2杯のカニと旬のカキなどで満足、満足!
月の引力が見える町~太良町で楽しんだ一日でした。
佐賀に素晴らしい名産物があることを再認識しました。
大魚神社にはそんな伝説があったとは知らなかったです。
しかも佐賀遺産に登録!
インスタ映えの写真がたくさん撮れたショートトリップでしたね☆
竹崎のカニは本当に美味しかったね。
佐賀のいいとこ探して、またショートトリップしましょう!