(霊仙寺跡の茶畑からさざんか千坊館を眺める)
以前からずっと気になっていた、吉野ヶ里町の霊仙寺跡(りょうせんじあと)
臨済宗の開祖、「栄西禅師」が日本に茶樹をもたらして、現在でも山の中腹に
見事な茶畑が広がっているのを写真で目にされた人は多いと思います。
その霊仙寺跡で[脊振千坊聖茶まつり」が開催されるとのことで行ってきました。
今も栽培されている茶畑~約2000本の茶樹があるそうです。
霊仙寺跡の乙護法堂前では吉野ヶ里町の関係者たちが案内をされていました。
ここは古来から山岳信仰の聖地だというのは、ここに来て初めて知りました。
脊振山の山頂に弁財天を祀り、ここ霊仙寺には中宮が置かれ数所の坊があった
とのことで、今は石碑だけが残る遺構跡6か所を巡る「フォトウォーク」に
参加してみました。
霊水石~湧水を示す石に梵字が刻まれています。
無名橋~坊と坊を繋ぐ石の橋です。
東照宮跡~石の遺構がありました。
各所は結構な高低差がありますが、遊歩道はきれいに整備されていて
快適に歩けました。
ウォーキングの記念品は、その昔下宮だった修学院でいただきました。
フォトウォーキングの記念品はオリジナルエコバック
この日だけの特別な御朱印はスイーツを食べながらウォーキングを楽しむ催し、
「スイーツウォーキング」をした若い夫婦に交換してもらいました。ラッキー!
霊仙寺跡周辺は杉の植林地になっており植生は豊かではなかったのですが、
乙護法堂手前にはこんな風格あるスダジイの老木がありました。
その足元にはこの時期のきのこ~カンゾウタケが生えていました。
まだ新鮮で赤い色が肝臓のようです。
また菌類から栄養をもらっている腐生植物ツチアケビも見ることが出来ました。
そしてこの花~オオヤマレンゲは下宮の修学院で見ることができました。
森の貴婦人~オオヤマレンゲは今が見ごろ、辺りに良い香りを漂わせていました。
吉野ヶ里町の送迎バスで久しぶりに東脊振トンネルを抜けると、五ヶ山ダムは満面に
水が張られていて時間の経過を感じました。
霊仙寺跡までは車道も整備されていて、さざんか千坊館から車でも行けます。
素晴らしい風景と史跡の霊仙寺跡~初めて行きましたが、いいところでした。
吉野ヶ里町の皆さん、お世話になりました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます