中国地方はいよいよ昨日梅雨に入ったらしく
今日も朝からどんよりとして今にも雨が降りそうだ。
その梅雨入りを間近に控えた先週末に
真夏日のような暑い日差しが照りつける中
まだ青い梅の実を収穫した。
山庭には品種の違う梅の木が5本あり
収穫した実の大きさも形も熟れ具合もマチマチだ。
でも、どこかに出荷する訳じゃなく
自宅用の梅ジュースを作るだけなので
見た目が悪かろうが、多少傷がついていようが
そんなこと一向に気にならない。(笑)
今年の収穫量は約1.5kgだったので
洗ってヘタを取り除いた梅の実と氷砂糖を
順に重ねて容器に入れ、最後にお酢も少し加えた。
いつもは梅と氷砂糖をほぼ同量にするのだが
今回は氷砂糖を1kgしか用意してなかったので
仕方ない、まぁ、いっか…ということで
あんまり甘くない梅ジュースができるはずだ。(笑)
梅雨に入る前に撮った花の写真も少しご紹介…。
ギリギリセーフで梅雨入り前に1番花が咲いた
鮮やかな濃いピンク色のパレード。
1番花に続いて2番花も咲き出したノヴァーリス。
たくさんの蕾がこの先、梅雨でどうなるのか…
バラにとって受難の季節が始まった。(笑)
たくさんの花を次々と咲かせ続けている
ハンス・ゲーネ・バインも
梅雨入り前にはこんなに美しく咲いていたが
雨に打たれると…気の毒でならない。(笑)
これ以上ムリ…というほど開き切った紫色のデルフィニュームも
もうこれが限界…というほど咲き尽くした
ピンク色のデルフィニュームも
おそらく梅雨に打たれて花の命を終えることだろう。
残念だが…それも仕方がない。
だって、それが自然というものだから…。
春が過ぎ、梅雨になり、やがて夏がやって来る。
それが日本の自然のサイクルであり
植物だけじゃなく、人も動物も、そしてノラにゃんこも
その自然の中で生かされているのだ。
さて、そのノラにゃんこだが
マダニ駆除大作戦をいよいよ決行する日が来た。
それが今週の月曜日のことだ。
山荘から25kmほどの所にある動物病院に
オジサンが朝9時の開院と同時に電話して相談した。
とりあえず、今のノラにゃんこの様子を伝えて
専門家の意見を聞こうと思ったのだ。
電話口に出た女性にオジサンは事の次第を話した。
ノラ猫にマダニらしきものがついていること。
放っておいても大丈夫かということ。
最近のケガで痩せて体力が消耗していること。
人に慣れていないので病院に連れて行けないこと。
薬だけでも貰えないかということ。
それも餌に混ぜる錠剤があれば欲しいこと。
そんなことをいろいろ伝えたのだが…
結局ドクターに相談しないとお答えできないと言われ
じゃあ、取り次いで欲しいと言うと
電話じゃなく直接病院に来るように言われたので
じゃあ、これからすぐ行くと答えた。
薬は処方してもらえるということだったので
一応その値段だけを確認して
取りあえず行って相談してみようと
例の親切な別荘仲間のNさんと一緒に出かけて行った。
それが朝9時15分頃のことだ。
この日の朝はどういうわけか
ノラにゃんこは姿を見せなかった。
マダニ駆除大作戦を感づかれてしまったのか…(笑)
あるいはまた何かあったのか…
心配しながら私は庭仕事をしていた。
10時前にオジサンからラインが入った。
「患者いっぱいの大病院!失敗したなぁ~」とある。
何だか、悪い予感がした。
オジサンは優しいけど、実は気が短い。
何より待つことが大の苦手なのだ。
人が大勢並んでいたり、車が渋滞していたりすると
目的地を目の前にしているにもかかわらず
イライラしてすぐに引き返してしまう。
そのせいでせっかく訪れた名所旧跡を見ることなく
素通りしてしまった苦い経験が
48年の結婚生活の中でこれまで何度もあった。(笑)
最近は歳のせいか、少しはマシになったのだが
もしかして、今回も…。
そんな不安を抱えながら待っていると
11時半頃にようやく帰って来て
「お~い!ご飯を食べよう!お寿司を買って来たから…」と
ガーデンで作業をしている私を呼ぶ声がした。
やれやれ、怒ってはいないようだ。(笑)
昼食にお土産のにぎり寿司を食べながら
オジサンから病院での話を聞いた。
病院に着いた時にはすでに10人以上が受診待ちで
それから延々と待たされ続けて
ようやく順番になってもろくに話も聞いてくれず
結局、薬を処方されただけで
その薬をもらうだけでもかなり待たされ
「何であんなに待たせるかなぁ~」と
思い出すと腹が立って仕方がない様子のオジサン。
待たされたのがよっぽど苦痛だったようだ。(笑)
で、待って待って貰ってきたのがこの薬…。
その病院では錠剤は扱っておらず
肩甲骨あたりの皮膚に薬液を垂らす滴下剤らしい。
3本入っていて4500円ほどだったが
月一回、一本を投与すればいいのだとか…。
でも、警戒するノラにゃんこに上手くできるかなぁ~。
ま、やってみるしかないか…ということで
ノラがやって来るのを待っていた。
でも、午後になってもノラは姿を現わさない。
そうこうしている内に私が自宅に帰る時間になった。
母の入浴介助をしないといけないのだ。
仕方がない…あとはオジサンに託すしかないか…。
ちょうどその時にNさんがやって来た。
嬉しいことにノラが来るまでここで待機して
薬の投与を手伝ってくれると言う。
じゃあ、夕食も一緒に食べようと盛り上がる男2人。(笑)
その様子を見ながら私は安心して自宅へ帰った。
なので、その後どうなったかは
オジサンからの報告で知るしかないのだが…。
決して焦らしているわけではないが
話が長くなりそうなので
マダニ駆除大作戦の続きはまた次回に…。