例年になく長引いている今年の梅雨。
お陰でアジサイの花が元気だ。
山荘の玄関に植えている水色のガクアジサイも
ガーデンの入口のピンク色のアジサイも
まだまだ色褪せずに咲いている。
そんな梅雨の晴れ間に山庭を歩いていると
至るところにキノコが…
ニョキニョキと顔を覗かせている。
中にはこんな風景も…。
アマガエルがちょこんと座って休憩中。(笑)
そして、こんなキノコも…。
まるで、ムーミンに出てくるニョロニョロみたいだ。(笑)
さらに東のティーガーデンはもっと凄いことに…。
見渡す限り一面のキノコ、キノコ、またキノコ。
こんなキレイなキノコがいっぱい!
この山に来て25年になるが
こんなキノコだらけの光景を見るのは初めてだ。
やはり今年の梅雨の長雨のせいだろう。
いやぁ~これにはビックリ!
ところで、このキノコ…食べられるのか?(笑)
見た目はとてもキレイだし…こんなにたくさんあるんだもの…
キノコ汁にしたら美味しいかも…。
一瞬そんな考えが頭をよぎり、採りたい衝動に駆られたが…
いやいや、やめておこう。
「老夫婦、毒キノコで食中毒!」などという
ローカル記事のネタになるなんて…シャレにならない。(笑)
ここは我慢して、見るだけにしておこう。
「そうそう、その方が良いと思います。」
おや、ノラくんもそう思う?
「食べ物には気をつけないと…」
そうか、ノラくんは気をつけてるんだね!
「はい、もちろんボクは気をつけてます!」
ふ~ん、どんなふうに?
「この美味しい牛乳と…」
「骨を丈夫にする煮干しと…」
「それから、こうやって待ってたら…」
「オジサンが竹輪をくれるんです!」
「ねっ!ボク、食べ物にはずいぶん気をつけてるでしょ?」
え~っ!それはオジサンがノラのことを思って
気をつけてくれてるんじゃない?
「そりゃあ、そうとも言えますけど…」(笑)
「こうやって、食べるのはボクですから…」
だから…何?
「だから、オジサンの動く気配に…」
「ボク、ずいぶん気をつけているんです!」
そうか、そういうことね。
食べ物に気をつけていると言うよりも
オジサンの動きに気をつけているということね…。
「ま、そういうことになりますかね!」(笑)
どうやら、ノラにゃんこにとって
食べ物=オジサン…ということらしい。(笑)
アジサイとキノコにとっては幸いの梅雨も
こう長いとカンカン照りのお日様が恋しくなる。
山庭の植物も私たち人間もいい加減長雨にうんざりだが
ようやく今週には梅雨が明けそうだ。
蝉の鳴き声も少しずつ大きく聞こえ始めた。
待ちに待った夏の訪れももうすぐだ。