今年のお正月は例年になく穏やかな好天気に恵まれ
久しぶりに家族全員でのんびり過ごすことができた。
初詣では今年も近くの山中にある石上布都魂神社へ。
いつもは山の中腹にある駐車場まで車で行くのだが
今年は初めて下の駐車場に車を停めて歩いて行った。
幸いお天気も良く、運動不足解消にはもってこいの
プチ・ウォーキングとなりとても気持ちが良かった。
神社の参道の登り口に備えてある杖!をお借りして
かなり急峻な山道を息を切らしながら登っていくと…
ようやく神社の境内に続く最後の階段が見えてくる。
その階段を登ると古色蒼然とした本殿が姿を現わす。
ここ数年毎年お正月にはこの神社に初詣に来ているが
奥深い山の中にあるせいか清々しい空気が気持ちいい。
参拝者が少ないのも気に入っている理由の一つだが…。
破魔矢やお守りなど一応一通りのものは売っている。
そして今年の運勢を占うおみくじの結果は…末吉!
添えられていた和歌は…
「はなされし かごの小鳥の とりどりに
たのしみおおき 春ののべかな」
…というものだった。
解説文には、「籠の中にいた小鳥が放されて自由に
とび歩く様に、苦しみを逃れて、楽しみの多い身と
なる運です。 世の為め人の為めに尽くしなさい。
幸福まして名も上がります。」…と書いてあった。
なかなかいいんじゃな~い? いい年になりそう!
気分よくしていると神社の方からお接待に誘われた。
暖かい休憩所でお茶とお菓子を頂きながら、宮司の
奥さんからこの神社の由来などをいろいろと伺った。
その話によると…
この神社は延喜式神名帳に記載された「式内社」で
備前国一宮として国司が参拝を指定されていた古社
だそうで、祭神はスサノオノミコトなのだそうだ。
へえ~、ここがそんなに由緒ある神社だったなんて
何年もお参りに来ているのに、全く知らなかった…。
おみくじといい、神社の由来がわかったことといい
清々しい気分で新年のスタートを切ることができた。