高尾典江のひとこと日記

Brasilian music&original
〜音が溢れる毎日になりますように

尼崎の空の下

2007年06月21日 01時14分30秒 | Weblog
本当は梅雨を抜け出して、今頃沖縄の海を眺めながら・・・
・・・のはずだったのにどうしても行けなくなってしまって今、尼崎の空の下。

今朝、7時。ゴンタに起こされた。最近実家から戻った二匹は朝早い。
東向きの窓から暑い日差しが差し込んで、部屋は熱気を帯びていた。
二度寝を諦めて、西と東の窓を開けるとちょっと涼しい風が部屋を駆け抜けていった。

梅雨の晴れ間。洗濯機をまわして、二匹にご飯をあげて、コーヒーを淹れた。
梅雨の晴れ間。PCを開いて、チェックして、ふらふらとサイトを眺めていた。
ある人のブログに辿りついた。

涙が止まらなくなった。

ティッシュの山ができたころ、ゴンタが私の傍にすり寄ってきて私の顔をじっと見あげて・・私は見つめられていた。
ゴンタの頭を撫でた。ゴンタの真黒な大きなどんぐりみたいな瞳がみるみる滲んでいった。涙はとまらなかった。
ゴンタが膝の上に顎をのせるとゴンタの体温が伝わってきた。ずっと私は見つめられているのを感じながら、ティッシュに手を伸ばした。

部屋の中を通り抜けるやんわりした風。

脳みそが脱力。
アルコールが欲しくなった。

洗濯機からピーピーピー、と出来上がりを知らせるブザー音。

2~3日前のある日、ふっとメロディーと言葉が出てきたのを思い出した。
書きとめたメモを見つけて、ギターを出した。
メロディーと歌詞を書きとめたところまで口ずさんでみる。
脱力した脳みそが鈍く動き始めた。

部屋の温度がどんどん暑く感じられるようになった昼前、1曲生まれた。

『Meu Tesouro/僕の宝物』

いつか聴いてください。