高尾典江のひとこと日記

Brasilian music&original
〜音が溢れる毎日になりますように

おじいちゃんが死んだ日

2009年06月21日 22時50分56秒 | Weblog
私はもう大人だった。

実家で早い年末のバタバタを過ごしていたある日、おじいちゃんがなくなった。

おばあちゃんが逝ってまだ9ヶ月だった。


おばあちゃんがなくなった時は実家にいなくて、電話で知った。小さい時からスッゴく可愛がってもらっていたおばあちゃん。悲しかったけど、"死"を"お葬式"を"人間の嫌な感じ"を…始めて体験して不思議な感じだった。
死っていう実感があまりなかった。


同じ年の末におじいちゃんがなくなった。
私は実家にいた。
おじいちゃんは骨ばっていて皮膚がぶよぶよとしたまま動いてなかった。
私は穴という穴に綿を詰めるのを手伝いながら、人間が物体になる瞬間を味わった。とても嫌だった。


それから13回忌。
今日、親戚いとこ達が集まった。久しぶりに集まった。


おじいちゃん、おばあちゃんにはひ孫だらけのギャーギャー、どしゃどしゃ賑やかな13回忌だったと思う。
でも、こんなにたくさんの叔父ちゃんや叔母ちゃん、いとこや甥っ子、姪っ子達が一同に集まるなんて10年ぶり?
昔の…私の小さい時のお正月を思い出した。

甥っ子、姪っ子達み~んな二世(もちろんやけど)でいとこ達にむっちゃそっくりで、本当にそっくりで…自分の年を忘れて思わずいとこの名前を間違って呼んでしまうくらいそっくり(笑)


おじいちゃんもおばあちゃんも喜んでいると思う。
なんだろう。血って凄いね。凄い。

あ。DNAって凄い、か。そうやね。
なんでこんなに似てるんやろ。


やっぱりいいね。家族って。