そこで既にソニーは8/22の記事「世界の「SONY」の凋落に思う!」、シャープは9/6の記事「今からでも間に合う「シャープ」を復活させる起死回生策!」でその原因と再建策を提言しましたので今日はパナソニックの再建策を提言したいと思います。
パナソニックは旧名「松下電器産業」を世界トップの家電企業に押し上げた創業者松下幸之助氏の逝去より衰退してきました。「余りにも有能な経営者が居る企業に後継者は育たない」の例え通りの現象です!
それではパナソニックの特徴は何だったのでしょうか?列挙してみます!
1.照明、掃除機、調理家電、パソコン等の品揃えで力を付け、TV、冷蔵庫、エアコンという大型家電でも見事に日立、東芝の重電メーカを凌駕してから日本一の称号を勝ち得た。
2.いち早くパナソニック専門店チェーンを確立しその販売網は他社の追従を許さない強力なものだった。
3.サービスの重要性を重んじアフターサービス体制に力を注ぎ顧客の信頼を得た。
4.注目の携帯電話を子会社化した為にスマートフォンで一連の開発競争に遅れを取り、先ず中国進出に失敗し、更に欧州でも撤退と黒星続きでライバル:サムソンに大きく水を空けられた。
5.大型液晶TVでも国内では良かったが韓国勢に価格競争で負け、更に巻き返し狙いで高機能として注力した「3D」でも不発に終わりシンプル&低価格では太刀打ちできなかった。
6.今や国際競争力を失い不況で絶不調の国内市場の不振のままに大赤字で苦しんでいる。
さてそれではどうしたら復活できるかの私見は次の通りです。
A.「次世代大型TV」で復活!
9/6のシャープ復活提言と同じく50インチ以上の大型TV市場で潜在ニーズを実現するマルチ視聴の最新機能で世界市場の拡大を計りその新市場を独占して売上を大きく拡大する。(詳細はアンカークリック)
B.世界が驚嘆した「後付け型洗浄トイレ」を世界に強力展開!
海外でどんな先進国に行っても日本が生んだ洗浄トイレにお目に掛かる事は殆ど無いが、日本に来た外国人が揃って驚嘆し感動するのがこの洗浄トイレである。もちろん完成品の洗浄トイレは「TOTO」や「INA」のトイレメーカに太刀打ち出来ないだろうが、実はパナソニックには一般水洗トイレに簡単に取り付け可能な「後付け型の低価格洗浄トイレ」を展開していてこれは素晴らしい!
先ず2万円を切る価格が手頃で、何といってもトイレごと交換するのは本体価格も工事代も高額で実用的ではないがこの上蓋交換だけで済むタイプは海外の電気屋でも簡単にこなせる工事で済み時間もせいぜい10分程度だから高級ホテルやエアポート、ショッピングセンター等水洗トイレを全部取り替える大型受注が大いに期待できる。また、不慣れな人が普通の水洗トイレとして利用する事が出来るのも混乱が起きないので良い。
日本が独占するこの後付け型洗浄機を世界中のホテルや空港やショッピングセンターに普及させるのは難しい事では無い筈だ!
C.「太陽光発電で作った電気を蓄える住宅用蓄電システム」を強化販売!
太陽光の最大の欠点は夜や雨の日の発電が出来ない事だが、この蓄電システムとの連動は高率アップの切り札になる可能性があるが、価格が約200万円と高いのでコストダウンに成功すれば一気にビッグセールのチャンスとなる。
D.スマホのシェアUPは先ず「日本語音声操作」の優位性で!
アップルとサムソンの攻勢にパナはじめ日本メーカのシェアはジリ貧で日本人として情けない!海外シェアUPの前に先ず日本のアップル・サムソン対抗機能の一番手は当然日本語で操作できる「音声操作機能」だ!既にdocomoが提供している「しゃべってコンセルジュ」&「話して翻訳」は私も使ってみて素晴らしい!日本のシェアを取り戻すにはこの機能を徹底追及して殆ど画面を見ずに操作できる位を実現して欲しい!そうすればスマホはブルーツースヘッドセットで本体はカバンに入れたままの利用が普通になる筈です!その結果、パナ(国産)スマホはワイアレスヘッドセットでスマートに自宅でも電車でも車でも使える便宜性でシェアUPは確実でしょう!そしてその機能なら海外でのシェアUPが可能と思います!
以上がパナソニックが世界のトップブランドとして復活するストーリーだが関係者が読んだら直ぐ連絡下さいね!