ノーやん日記パート2

秋鯖も贅沢なりぬこの世かな

 晴れ。むしむしする。半藤一利さんのエッセー集「歴史探偵 忘れ残りの記」のつづき「第三章うるわしの春夏秋冬」まで読む。文学に通じた博識の人。一つ疑問になると、とことん調べまくる人。愚老も似た癖があるが僕とは月と鼈ほどの差のある大探偵。80歳になってからの文章が多いよう。大いに真似てハッスルしよか。

 しょむない用事で朝からせんちゅうの百均やらドラッグストアやら千里東町やら津雲台やらのフードショップ・スーパーを自転車でうろつきまわる(写真)。福井県産のお米10キロを2,500円弱の安値で買う。島根の義弟もぼやいていた米価暴落。消費者には安値歓迎だが生産者の生計成り立たず。日本の食料自給率は昨年度37%になったという。外国依存の日本の食料政策これでいいのかが問われている。

 コメだけやない。野菜も果物も肉も魚もや。独立国家いうんやったらまず食いもんの自立からちゃんとせえ。スーパーに並ぶんはとれとれぴちぴちの魚や野菜やない。安いのはほとんどが外国産の解凍魚か冷蔵野菜。しょうことなしに買うてるけどほんまのところはとれとれの秋鯖や秋刀魚が食べたい。それ贅沢か?きょうのお昼は焼きそば。1袋を婆と分けて食す。肉なしで。片身200円の解凍塩鯖を買う。今夜は大根おろしと冷奴で。

 新型コロナ感染爆発を「明かりは、はっきり見え始めている」ときのう宣うた菅首相の妄言が猛烈な批判を浴びている。驚いたのは自民党員を含む国民全員ではないか。だって、「明かり」なんかどこにも見えんぞなもし。

 こんな人首相なんて言わせていいんですか。いつまでも。

手間かけず冷凍鯖を秋刀魚とし 昇龍子

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