曇りのち一時ぱらつく。風強し。マンションの資源ごみ置き場の段ボールや紙類が舞い飛ぶ。同じ棟のNさんが「風がきついですね」。向かい風を受けながら「ええ。きょうは」。D棟のDさんが「早よからお出かけ?」「買い出しです」。業務スーパーで鶏のもも肉1,5キロ、キャベツ、サラダ油、牛乳など自転車の前篭いっぱいにして。
きょうから月末まで「新型コロナ緊急事態宣言」の延長へ。公民分館からは「会館は閉鎖となります」の電話。慣れたせいか緊張感はない。ただ気分は重い。国や府の右往左往無策にはほとほと呆れるばかり。PCRの検査の結果、S薬局から「お二人(夫婦)とも陰性でした」と電話あり。やれやれ。娘に知らせよう。
「武漢日記」の続きを読む。武漢といえば新型コロナ感染発祥の地という印象だが、武漢の人々がどう苦闘したのか実際は知られていない。この「日記」は実体験の記録でありすごく多くのことを教えてくれる。日本にも有益な記録だ。きょうも読み途中だが教訓に富む記述をメモしよう。「残念なのは致死率が下降していないことだ。死者の大多数は初期段階に感染し、入院する機会がなく、有効な治療も受けられず、感染の確認さえないまま、慌ただしく世を去っていった」(武漢の死者は3,800人以上という)。
「私たちがぜひしなければならないのは、顔を上げて希望に目を向けることだ」「多大な困難にもかかわらず努力を続けている多くの人たち、…例えば感染の危険を冒して働くすべての医療スタッフに目を向けなければならない…」。翻って日本の政治はどうか。現場を見て対応しているのか。中国でも北京の目でみて現場を直視しようとしない輩がいたようだ。
大阪の死者はきのう現在1,785人。けさの「文春オンライン」によると、大阪の死者は5月上旬7日間の人口100万人当たりでは22,6人でインドの16,5人を上回るという。医療従事者の疲労困憊しながら働いている様子も伝えられている。政治の責任は重い。お昼は、パスタ・ナポリタン。南千里の鍵屋さんへ。あいにく定休日。花屋さんの売り花を撮る。ミニバラとヒペリカム。
隔てなくいのち守らん赤い薔薇 昇龍子