曇りながらちょいちょい陽が差す。残暑という感じでもなく、ま、薄暑かな。青木理さんの対談集「時代の異端者たち」を読み終わる。オール沖縄を築いた前沖縄県知事・翁長武志さん(故人)、宮沢政権時代にいわゆる従軍慰安婦問題の「官房長官談話」を発表した河野洋平さん、菅首相の官房長官時代に「ふるさと納税」制度の拡充に異議を唱えて“首”を斬られた元自治税務局長彰英さんなどとの生々しいスクープのような対話録に驚く。日本国憲法という尺度から外れていく現実政治に抗う人がいてるんや。
新型コロナ感染情報も驚きの連続。きのうは全国16,840人。死者32人。大阪1,558人、豊中63人、神奈川2,579人、東京2447人…。感染拡大に無感覚化する自分が恐ろしい。お昼は素麺とベーコンエッグ。
午後、妻はせんちゅうの美容院へ髪のカットへ。愚老はまちを徘徊。コンクリート長屋裏で少年が虫獲り中。「なんかいたか」「なんにも」。そこへ細長い葉っぱのようなものが木の幹に飛んで止まった。怪しいと追うとカマキリや。ガラケイを向けると木の幹をぐるぐる逃げ回る(写真)。バッタも草むらから飛び出しアブラゼミも桜の木から鳴きだす。少年がタモを伸ばすや蝉は逃げ飛んだ。少年はバッタを手づかみして虫かごに入れた。
半藤一利さんのエッセー集「歴史探偵忘れ残り記」を読み始める。おっと驚いた話があった。これはあした記そう。
飛ぶ草を怪しと追えば蟷螂や 昇龍子