ノーやん日記パート2

春星忌

 晴れながら雲多し。きょうは陽暦だが12月25日なので春星忌。与謝蕪村陰暦の忌日。摂津の国東成郡毛馬村生まれ。本名谷口信章。京都・金福寺に眠る。

 漢詩に通じ画俳両道の達人。「蕪村」の名は、陶淵明の「帰去来辞」からという。芭蕉を崇拝し、自らを直系と任じた。「我も死して碑に辺せむ枯尾花」金福寺に芭蕉墓をつくり訪ねたときの句(写真)。「何となく辞世句めいた捨離煩悩の感慨がある」(萩原朔太郎)。

 2007年~2016年にメモした愚老の「蕪村ノート」を引っ張り出す。「彼の生きた時代は、凶作、飢饉、物価暴騰、一揆、打ちこわしと、幕藩封建支配の矛盾が急速に表面化し、それに対する権力者の得手勝手な政策が民衆の生活をさらに圧迫するといった時代でした。しかし、彼の作品にはその反映はあまりみられません。むしろ世俗を嫌い、むき出しの感情を抑え、芸術至上の世界で生きることを理想として生き続けました」(大阪民主新報編「大阪の史跡を訪ねて3近世編」)。

 あさ、町内用事と歯科通い。左下奥歯の修理完了。

 お昼は即席ラーメン。

 午後、買い物。みかん、焼酎、ヨーグルトなどきょうも手一杯に帰宅。

美を追いし我も真似せん春星忌 昇龍子

 


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