災害ロボットコンテストに日本が惨敗、のニュースには少しがっかりしました。
瓦礫の山に転倒したロボットが担架で運ばれる光景。
ロボットは痛くはないのだろうだけれど、見ている人間の側は痛い!
どうせなら、痛いよ~、と泣き叫ぶ演出があってもいいのに。
それは冗談ですが、人型ロボットは災害現場には向いていないのかもしれません。
とはいえ上位3チームは1時間に8つの課題をすべてこなしたようです。
やはり技術力の差があったのでしょうか。
ロボット革命元年などと今年初めにぶち上げたのはどこの国だったでしょう?
優勝したのは韓国だし、産業用ロボットの導入では世界一の座も間もなく中国に奪われる。
いっそ、政権が好きな軍事ロボット路線に方向転換したら、と皮肉も言いたくなります。
こうした状況の裏には、人材流出の問題もあるようです。
日本のベンチャーロボット企業をグーグルが買収したのは、まだ記憶に新しいところ。
以来、大学の研究室からも人材流出が続いているという話です。
そのグーグルは無人運転のクルマの開発を進めています。
人型ロボットでも商用化目指して、すでにプロトタイプは出来上がりつつあるとか。
昔から、この企業、何をしでかすのやら、と注目しているので、目が離せません。
話は逸れますが、数日前、Webdesignerというグーグルのツールを使ってみました。
ベータ版ですが、Webサイトのバナーやページそのものをデザインするツールです。
3次元データも扱え、完成すれば、Web制作が今までとガラッと変わる気がします。
ロボット新戦略では2020年までに1000億円投じるそうです。
また、ロボットオリンピックなるものも、本物の五輪と同時に開催する構想もあるとか。
○○革命、と打ち上げるときは華々しいいいのですが、たいてい尻つぼみ。
第5世代コンピュータしかり、日の丸検索エンジンしかり。
IT系の国策プロジェクトで成功したものはなく、もちろんIT立国も夢のまた夢。
昔から言われてきたことですが、目先だけを追わずに、地道な基礎研究を。
ということなのでしょうね、きっと。