現役の頃、上司や部下の話にうんざりさせられた経験はありませんか。
長ければ長いほど話がわからなくなって、いったい、何が言いたいのだ、この人は?
そういう経験・・・オレは苦行、修行しに会社に来てるんじゃない!
こういう人たちには共通の傾向があり、わたしにもそのケがありそう。
何かというと、情報を多く伝えれば相手によくわかってもらえる、と勘違いしていること。
だから取引先に対しても、同じような調子で対応してしまいます。
で、上司に電話がかかってくる。
「おたくの○○さんの説明、熱心さはわかったけど、話の内容はさっぱり」
それは失礼しました・・・。
いくら熱心に話しても、話の中身が伝わらないことには本末転倒。
身近なところでは、総理の国会答弁などがいい例です。
まるで、わかってもらっちゃ困る、というような話し方・・・。
つい、でんでんに話を持っていきたくなりますが、それはさておき。
話が長くなると、どうしても不要な情報が増えます。
不要な情報は、ノイズとなって必要な情報のジャマをしますから、話が見えなくなります。
だから、情報や説明の要・不要をハッキリさせておくことが必要。
ところが、ここで多くの人が勘違いをすることがあり、わたしもよく勘違いします。
それは、自分が説明したいことをまず話そうとすること。
でも、ほんとうは相手が聴きたいことを話す、説明する・・・それが本来のハズ。
ならば、話す前に、聴くことのほうが大事なのでは?
と思いながらも、つい同じ過ちを繰り返し、わたしがオレが出しゃばる・・・。