昔、江戸川競艇場のそばを何度か通ったことがあります。
江戸川の名がついていますが、これは江戸川区にあるから。
実際に競艇場がある川は、荒川と並行して流れる中川です。
遠目でもハッキリわかる「人類みな兄弟」の巨大看板。
異母兄弟? それとも異父兄弟? 姉妹はいないの?
バカ言ってんじゃないよ・・・目にするたび思ったものでした。
人類みな同じだからみんな仲良く・・・が真意なのかもしれません。
でも、人類みな同じなら、仲良しのタネも同じ、必然的に仲良くなるはず。
それがそうならないのは、人類一人ひとりがみな違うから。
肌の色も違うし、話す言葉も違うし、身長も骨格も違うし、能力も喜怒哀楽も違う・・・・。
同じ、という前提を置くのがマチガイのもと。
みんな違っている、と認識することが出発点です。
ただ、違うからといって、それを対立のタネにしてはいけない。
是非、優劣、正邪、善悪・・・往々にして対立要素を持ち込んでしまうのだけれど。
必要なのは違いを違いとして認める・・・そうでなければ寛容の精神は生まれません。
てなことを書いたのは、いまの政権があまりに寛容と程遠いから。
トモダチだからね、仲良く儲けようね、あんなやつらに分前なんかやるものか・・・。