
他人事を、たにんごと、と読む人が増えた。
そんなコラムを読んで、たしかに、ひとごと、とは読みにくいかも、と思いました。
人と書いて「ひと」、他人と書いても「ひと」・・・・これまた日本語の難しさでしょうか。
それはともかく、近頃、他人を慮ることのない人が増えた気がします。
慮る以前に、相手を刺す、殺す・・・・これではあまりに短絡過ぎ。
そこまで至るには紆余曲折があるだろうに、それが感じられません。
弱肉強食になっていく世の中の流れとリンクしているのでしょうか。
あるいは行き過ぎた利己主義化?
何でもかんでも自己責任・・・・なら強くならなきゃ、も関係していそう。
無理やり自分を通せば、他人は引っ込むしかなくなります。
他人に引っ込む気が無ければ、何をこのヤロー、と喧嘩になる。
ちょっと自分を抑えて他人を慮ることが必要な所以です。
いまの首相にも何とはなしに自己肥大化の傾向がありそう・・・・。
「強い」と「美しい」を並べるところにもそれを感じます。
「強い」の相棒は「優しい」なのです・・・・チャンドラーを読みなさい。
昔、ギブ・アンド・テイクの大切さをある人から教わりました。
自分が儲けることばかり考えていると、いずれ失敗する。
だから、他人の利益も考えながらギブ・アンド・テイクで行くことが大事、と。
そういえば、損して得とれ、という言葉もあります。
といって、いつも損得勘定で行動するというのも疲れますね。
それじゃ、ギバー(与える人)でありつづける・・・・のも容易ではありません。
世の中、振れ過ぎると振り子のように元に戻ります。
弱肉強食の本場の米国で、ギバーこそが勝利者、という本が売れているといいます。
情けは人のためならず・・・・もともと日本には他人を慮る文化があったはず。
どうやら日本の輸出も低調のよう。
そろそろモノだけでなく、「他人を慮る」文化を輸出すれば?
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近くの家の玄関先に蝋梅が咲いていました。
からうめ。どうして蝋の字をあてたのか。
気になって調べてみましたが、わかりませんでした。
火をつけると蝋燭のように燃えるから・・・・まさか。
今日は建国記念日、もとの紀元節です。
神武天皇が即位した年を元年と定めたといいます。
いつかというと西暦の紀元前660年。
どのみち神話時代の話、年も月も日も、確たるものではありません。
なら、ほかの休日と一緒に、月曜に動かせばいいのに・・・・。
でも、アタマの古い人が多いからやらないのでしょう。
さて、そろそろ機関誌2月号の発行。
今日は、その原稿を書かないといけません。
新年初めての発行ですから、1年の抱負を書くのが恒例です。
ほかにパソコン豆知識と教室リニューアル。
都合3つの記事で、合わせると2千字くらいでしょうか。
このブログは、だいたい800字見当で書いています。
その2倍・・・・考え考えながらですから、半日はつぶれそう。
とくに抱負なんてものを書くのは苦手。
何を書けばいいのか・・・・早くも思案投げ首の状態。
残るつぼみの花ひとつ
水上げかねし風情にて
思案投げ首萎るるばかり・・・・
爺さんが考えあぐねてもそんな風情があるわけもありません。
というわけで、限られた書力をそちらのために温存。
今日のブログは579文字でした。
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近くの小学校へ都知事選の投票へ。
行くまでの道、雪で難渋するかと思ったら、きれいに除雪されていました。
道に面する家の人たちがやってくれたのでしょう。
日影が長くなった3時ごろの小学校の校庭。
人影はなく、雪遊びをしたらしい足跡だけが残されていました。
真ん中あたりに小さな雪だるまが一つ。
雪のせいか投票場は閑散としていました。
たぶん、投票率が低く、開票直後に当確が出るのだろうな、と思いながら投票。
案の定、予想は当たってしまいました。
一人勝ち政権の暴走に歯止めを。
そういう都政を期待して投票したのですが、どうなるのでしょう?
政策的には、推薦与党のそれとは異なる部分が見られます。
社会保障の充実を強く訴えた都知事ですが、国政は小さな政府を志向。
エネルギー政策も、原発なし崩し路線とはちょっと違うよう。
口先だけの公約に終わらず、ほんとうに実行して欲しいものです。
投票の帰り、あちこちで雪かきをする人を見ました。
それも自分の家の前だけでなく、かなり広範囲なところまで除雪してくれています。
雪に足をとられて転んだりしないように・・・・そんな親切心からなのでしょう。
顔見知りの店のおばさんが、テントの雪をスコップで落とそうとしていました。
もう少しのところで届きません。
やりましょうか、と声をかけましたが、いいです、と云われてしまいました。
怪我でもされたら申し訳ないわよ・・・・。
たしかに、スコップなんかこのところ持ったことありませんから。
選挙のたびに思いますが、わたしが、わたしが、という人がやたら多い。
政治や行政の主語は「わたし」でも「国」でもなく、そこに暮らす「人」。
人を思うは身を思う・・・・誰がやるにしろ、そういう政治をやって欲しいものです。
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行きはよいよい帰りはこわい・・・・。
昨日は、電車で出かけて正解でした。
自転車だったら行きはともかく帰りは往生したでしょう。
夜遅くまで降り続いた行きは東京で27センチ。
50年に一度の大雪、の目安の26センチを超えたとか。
戦後では33センチが一番で、今回は3番目の積雪記録。
気象庁の積雪計が故障と云うニュースもありました。
初めての経験?に計器も緊張しすぎたのでしょうか。
夕方に故障した以降は職員が物差しで測っているどうです。
物差しと云えば、昨日の打合せでも物差しを使いました。
白板にパソコン教室の部屋を20分の1のスケールで描く。
そこにOA机や書庫などを置いてのレイアウト検討です。
OA机や書庫もマグネットシートから、物差しで図って切り取ったもの。
あれこれ置き換えたりして、レイアウトイメージが固まりました。
そういえば、はるか昔にもこんなことをやりました。
大型コンピュータのマシンルームの機器配置設計。
その頃はボール紙を切り抜き、おおきな建築図面の上に並べていました。
人の動線を考えながら、何をどのように配置していけばいいか。
部屋も2000平米とか広く、機器の数も100以上あります。
ああでもない、こうでもない、と繰返して最適配置を探します。
けっこう時間がかかる仕事ですが、パズルを解くような楽しみもありました。
昨日はほかに必要機器やソフトウェアの確定。
機器搬入や設定などの日程調整。
懇意の納入業者さんに入ってもらって、3時間ほどで作業を終えました。
雪は降り続いていました。
この雪では、都知事候補の誰も演説なんかしないだろう。
ところがどっこい、ニュースを見たら雪を頭にためて皆さん頑張っていました。
中に、世界一の東京になる、と連呼していた候補者。
世界一でないといけないんですか?
どこかで聞いたセリフを思い出してしまいました。
幻想を振りまくだけの都政はいいかげん止めましょう。
一人でも多くの都民が、ここに住んでよかったと思える街。
そういう実感が欲しいのであって、世界で何番目という物差しは要りません。
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