38度超が4日も続いた。気温ではなく、体温である。38度の猛暑日なんかより、38度の高熱の方がずっと辛い…。38度なんて大した高熱じゃないだろ、なんて笑われそうだが、俺は、平熱が35度ちょいしかない低体温なので、38度でも十分に高熱なのだ。最初の2日間は、それほど辛くなかった。ただの風邪だと思っていたんだよねェ。しかし、徐々に症状が悪化…。うッ、これは、インフルなのか…?
病院に行くタイミングを逸してしまった。長い綿棒で鼻をぐりぐりする例のインフル検査は、発症から12時間以上が経過しないと正確な結果が出ないらしい。そして、タミフルなどのインフル治療薬は、発症から48時間以内に服用しないと効果がないらしい。つまり、発症から12時間以上、かつ、48時間以内に病院に行かなければならないのだ。そんな都合よく行けるかッ! トイレすら辛いのにッ!
3年前にノロを喰らった時は、病院の待合室で2時間も待たされたんだよなァ。どう見ても俺より元気なジジババで溢れていた。あの時、短機関銃を持っていたら、迷わず汚いジジババどもを皆殺しにしていただろう。あれ以来、病院の待合室が嫌で仕方ない。2年前に人生初のインフルを喰らった時は、早朝6時に予約を取って、それほど待たずに診てもらった。でも、結局、48時間を過ぎていて…。
48時間を過ぎると、後は、自然治癒を待つしかない。発症から数日を経て病院に行っても、どうせ大した治療を受けられないし、今回は、市販薬で乗り切ることにした。いつも風邪の時は、葛根湯をガンガン飲むが、今回は、麻黄湯という漢方を飲んだ。麻黄湯は、葛根湯の強化版みたいなもんで、インフルにも効果があるそうだ。最初の2日間が割と楽だったのは、麻黄湯の効果だったのかなァ?
しかし、3日目ぐらいから、ぐんと辛くなった。麻黄湯に含まれるエフェドリンという成分には、不眠、全身脱力感、精神興奮などの副作用もあるらしく、俺の場合、もろにそれが働いたようだ。4日間、ろくに眠れなくて、変に興奮していた。結局、トータルで5日間も寝込んだし、麻黄湯に効果があったのか、正直、よく解らない。麻黄湯は、葛根湯と同じく、初期症状を過ぎると効果が薄れるらしいけど…。
喉の痛みや鼻炎は、それほどでもなかった。前回のインフルと比べると、長引いた割に、案外、症状が軽かったようだ。今回のインフルで辛かったのは、なんと言っても腰痛だ。去年、人生初のぎっくり腰をやったのが関係していたのだろうか…。ノロの時に処方された「カロナール」という解熱鎮痛薬が残っていたので、試しに飲んでみると、これが嘘みたいに効いた。3年前の処方薬でも効くもんだねェ。
残っていた「カロナール」は、たったの2錠だったので、直ぐになくなってしまった。熱と不眠でクラクラしながらネット情報を漁る…。「カロナール」の主成分は、アセトアミノフェンというものらしい。市販薬にもアセトアミノフェンを主成分とするものがあるが、インフルと相性の悪い成分が含まれているものもあるそうだ。アセトアミノフェン単一成分なら問題ないらしい。早速、朝一番でドラッグストアへ。
アセトアミノフェン単一成分の市販薬は、幼児用風邪薬「小児用バファリン」、頭痛薬「タイレノール」、腰痛薬「ラックル」などがある。同じアセトアミノフェン単一成分なのに、なんで謳っている効能が違うのだろう…? 広義の解熱鎮痛薬ってことか。薬剤師っぽい店員さんにスマホ画面を見せて「ラックル」を購入。こうして何とか5日間の未確定インフルを乗り切った。しかし、解熱後も体調が悪くて…。
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