患児とお付き合いして、他の色んな患児を見てきて、
“運動発達の遅れ”
“廃用が著しい”
ことが、気になります。
“発達”というと、家族としてはついつい知的な方にばかり目がいきがちですが、
“運動面の発達”も忘れてはいけないと思います。
伸び盛りの時期なのに、運動量も運動経験も、ベッド上や病棟内の限られた環境では伸ばすことが困難。
かなり意識しても、これは難しいです。
病棟内では元気に飛び回っていても、外泊で家に帰ってみると階段を登れなくなっていたり…。
病棟内の生活のみではバランスを取る動きや、縦の動きが乏しいな、と感じました。
危険が伴うから、そのへんを鍛えるものは病棟には置けないし…。難しいですね。
つくしちゃんも、世の中の同じ月齢の子に比べると、明らかに運動能力は劣っています。
昨日、こいしちゃんの発表会DVDを見て、強くそう思いました。
DVDの中のこいしちゃん、両足で横飛びしながら踊っていました。
このときのこいしちゃんと、現在のつくしちゃんの月齢はほとんど変わりません。
ですが、こんな動きは、つくしちゃんにはできません。
普通にジャンプするのもままならないのに(笑)。
治療中ですから、治療優先なのは重々承知です。
入院中ですから、運動量が確保できないのも仕方ないことかもしれません。
それでもやらないよりはマシ、と思い、
ベッド上で私の膝に乗せてバランスを取らせたり、馬乗りにさせたり
遊びの中に筋トレチックな動きを入れてみたり…。
折りたたみ式の踏み台を購入し、洗面台やベッドへの登り下りを自分でさせるようにしました。
少しずつですが、回復しているようです。
また、子どもなので、病気を治癒させてからでも何ヶ月かかければ元に戻るのは早いんでしょうけれど、
長期入院になればなるほど、そこに意識を向けないと、社会で“普通”に生活できるようになるまでに時間がかかりそうで…。
入院中から、運動能力の“発達と向上”を目指さないといけないな、と。
どんどん攻めていかないとな、と。
なるべくベストな状態で退院できるよう、せっかく付添しているので、そのへんはビシバシ鍛えていくつもりです。
ギチギチになる必要はないけど、そういう心意気でいかないと、意識を持っていないと、どんどん落っこちるってこと。
まあ…ただ付き添ってるだけってのも芸が無いので、
目標を持って、楽しく元気になるように援助していくのが付き添いの役目、と、私が思いたい。…親のエゴ?