畑の仲間と年齢軸

猫の額ほどの土地で野菜作りを楽しむ同好会。NHKの番組(月刊やさい通信)のスタッフが取材に来た。本音は飲み会。

収穫の秋もまじか

2010年09月10日 | 日記
1カ月以上の日照り続きと観測史上まれにみる熱帯夜の連続も、9月8日の台風9号による大雨で解消した。全国的に稲作の出来も上々、要所要所に雨が降ったせいか、水甕も干されず、給水の心配もなかった。水撒きに豊富な水を使えたのが幸いした。さて写真は東京北区の赤羽自然観察公園にある復元された農家。気温が38℃に達するというのに、この家の板の間に座っていると、通り抜ける風も心地よくしのぎやすい。
ススキやヨシなど屋根をふく植物の事を茅といい、昔は住民が共同で管理する茅場が広がっていた。これらが高度成長期にゴルフ場に変わってしまった。
筑波山に隣接して八郷町がある。今は石岡市と合併して八郷地区と言う。ここに茅葺き屋根の民家が70棟以上ある。この地区の茅場はつくば市の高エネルギー加速器研究機構の敷地内にある。1周3キロの加速器が地下に設けられ電子を加速させてさまざまな実験を行っている。その施設の地表部分がススキの原となっていて、茅葺の材料となっている。
9月22日現在:真夏日 71日 猛暑日 37日
なお、23日の春分の日は10時ごろから雨が降り出した。気温が昨日と比較して10度も下がった。やっと夏が終わったという実感だ。




恵みの雨

2010年09月08日 | 日記
東京で35℃以上の猛暑日が13日目となり、1995年の過去最多に並んだ。畑もいよいよ秋の植え付けが始まる。しかし、砂漠のように砂埃が舞うなかでの植え付けは到底不可能。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどの苗は8月後半に販売が始まったが、植え付けをした人の大半が枯れてしまった。さといもは、我々はもちろん、プロの畑もほとんど枯れてしまった。ネギもとろけてしまった所が多い。キャベツやブロッコリーの苗を植え、根周辺に枯れ草を積み、毎朝・毎夕水やりを出来る人だけがかろうじて生き延びた。秋ダイコン、ほうれんそうなどはマルチが出来ないので雨待ちだった。朝6時前後と、夕方5時は水やりをする人たちで混雑した。
そして今日、台風9号の通過に伴う恵みの雨が東京にやってきた。朝7時ごろは霧雨程度だったが、10時ごろには本降りとなり、2時ごろまで降り続いた。気温も下がった。7月半ばから続いた暑さはこれでひと段落するのだろうか。