畑の仲間と年齢軸

猫の額ほどの土地で野菜作りを楽しむ同好会。NHKの番組(月刊やさい通信)のスタッフが取材に来た。本音は飲み会。

考古の世界

2010年02月20日 | 日記
明治大学博物館でガイドの方と小1時間話した。この世界で良く知られているのが明治大学考古学研究室の杉原荘介さんだ。1949年頃群馬県赤城山山麓の岩宿で旧石器時代の握鎚や石片を発掘、先鞭をつけた。助手の芹沢長介さんも加わり、明治大学の考古学の走りとなった。板橋区でも稲荷台遺跡(縄文土器)や茂呂遺跡(旧石器時代)など、明治大学が関係した遺跡が多い。横須賀の夏島貝塚の発掘ではミシガン大学での放射性炭素年代測定で世界最古の土器と判明、杉原・芹沢両氏が約1万年以上前であることを発表した。明治大学の実績は明治大学博物館に展示され、その変遷が良く分かる。

写真は西台後藤田遺跡の第3地点の現地説明会のもの。発掘は平成11年度の第1地点、平成18年度の第3地点の2回に亘って行われ、旧石器時代の黒曜石で作ったナイフや縄文・弥生期の土器が発掘された。この発掘も明治大学の石川日出志さんが団長を担当した。

東京の名水・新井薬師

2010年02月15日 | 日記
新井薬師で知られる梅照院で行われる節分。中野サンプラザを出発して寺院までお練り行列が行われる。お練りには岩手の鹿躍りが登場し、彩りを添える。この境内の井戸水は柔らかく温かい。多くの人がペットボトルやタンクを持ち寄って水を汲んで持ち帰る。若いお母さんは煮沸して冷蔵庫で保管する、と言っていたが毎日飲んでいれば生水(?)でも問題ないのでは。2日に1回は来るというベテランは飲み物、煮物にすべて使う。ということは水道代がタダということか。とにかく井戸端会議ではないが、一人の持ち時間が結構長いので、話が弾む。

建国記念日

2010年02月11日 | 日記
2月11日は建国記念日。神武天皇が即位した紀元前660年2月11日、神武天皇が大和平定を終えた後、畝傍の橿原宮で天下を治めた日を紀元節とした。今年は皇紀2670年である。なぜか皇紀2600年(1940年)には国を挙げての大イベントが繰り広げられ、さまざまなモニュメントが建てられた。しかし、日本に暦が伝えられたのは応神朝の4世紀から5世紀であり、確かなことは6世紀の欽明天皇の時に百済から暦博士が来たことが始まりとか、7世紀の推古朝に暦を天下に示したのが始まりという説以降今も意見が対立している。しかし、それほどこだわる事なのだろうか。皇紀2600年の祝典から数年して日本国は太平洋戦争に突入した。NHKの意図はわからないが、10日と11日、クリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」と「父親たちの星条旗」が放映された。硫黄島に星条旗を建てた写真を利用して戦争国債を集める話だが、先住民との差別が良く描かれている。
他の国では独立記念日を祝す所が多い。アメリカ合衆国の場合はイギリスから独立を勝ち取った7月4日を独立記念日として祝う。韓国は日本の敗戦記念日の8月15日を光復節として祝う。日本では建国記念日のあり方を毎年論じ合い、日が経つと忘れられる。もっと景気よくこの日を祝ったらどうなのだろう。

農民魂は草刈から

2010年02月06日 | 日記
国土交通省荒川上流河川事務所が荒川土手の草を破砕して発酵させた堆肥を無料で配布するというので、畑仲間で受け取りに行った。15キロ詰めを40袋、600キロ。花壇に、菜園に、プランターに利用することができる。

河川事務所に問い合わせしていないので詳しいことはわからないが、昭和13年以降6年ほど、全国から勝ち抜いてきた若者が荒川土手で草刈を競ったことを記念して「草刈の碑」が岩淵水門(北区)に建っている。主催者は堆肥居子。詳細はhttp://blogs.yahoo.co.jp/numades/30998890.html
荒川河川事務所がこれを知って荒川緑肥を配布しているとすれば素晴らしいことだ。太平洋戦争が始まる前、なんでも無駄にしないようにという国策が現在の温暖化防止に活かされる。