緑の指は永遠の憧れ

亡きお姑様から畑を引継ぎ、この春から右往左往しつつ作業開始。
覚え書きを兼ねアタフタぶりを記していきます。

5月末に降ってわいた話

2020-06-15 13:12:24 | 
実は去年からちょこっと言われてはいたけれど
誰も本気になって考えていなかった話。

本家の叔父さんが『次女ちゃんがやる気あるなら、
俺のとこのさくらんぼ畑、やってみねぇか?』

数年前に叔父さんが20本ほど植えたさくらんぼ。
だんだん実をつけるようになってきてて
近年は近所の人やら知り合いやらに声をかけて
『自由に採って食わせ』と。

我が家も毎年、美味しくいただき、去年などはジャムを作って本家に持って行くくらい。

なんとなく肥料を撒いたりとか消毒とかをやる時に声をかけていただいて
行ける時は手伝っていたんだけれど
出荷にこぎつけるとは正直思っていなくて
まあ、なかなか働きに出られない娘の励みになれば良いかなぁくらいに考えていた。

そして5月末に消毒のお手伝い。
娘偏頭痛で動けず。
私一人で、叔父さんとこに消毒のお手伝い。

叔父さんから衝撃の一言
『もう2、3日で収穫できるから、道の駅なりなんなりに出荷したら?
肥料やネットはこっちで買うから、あとは次女ちゃんに任せっから』

なんかねぇ。
我が家はみんなして、夢物語だよねぇって
あんまり実感がなくて、本家のお手伝いはするけど
多分叔父さんが主体でやってくんだろうなって甘く考えていた。

いやもう、そこから超特急。

道の駅ってどうやったら出荷できるの?
それとも家の前で直売とかやる?
パッケージとかどうする?
どうなったら採り頃なの〜💦
どの木がなんて品種なの?

わ〜わ〜わ〜💦

家族でワイワイガヤガヤ
連日、どうする!?どうする!?

なんてったって畑をやってると言っても
出荷なんてしたことがない。

実家は専業農家で
高校生の頃は、毎朝叩き起こされてニラやらキャベツやらの出荷の手伝いとかやらされたけど
農協に出すとかいうシステム的な部分にはノータッチ。

主人の顔の広さをあてにしようとしたけど
思いの外、人見知りを発揮して、知り合いにさえもノウハウを聞けない主人。
日頃から家にこもって仕事してるコミュ力のない私と、外に出て人と会うのが苦手な次女。
ついついなんで何もしてくれないの!?と身勝手な苛立ちを主人に募らせたりもした。

結局次女と二人で道の駅に行き
売り場の人に直接聞いてみた。
声をかけるまで3日くらい通っちゃった💦

そこからはスイスイと話が進み
次の次の日には入会手続きを済ませ
その次の日には初出荷となりました。
あ、それまでに、ホームセンターはしごしてパッケージ探したり
出荷前夜にネットの筆文字屋さんにロゴ超特急で頼んだり、
寝ないでラベルデザインしたり、さくらんぼをもいできてからラベルを出力したりカットしたり…etc.

はあ。。。

よく頑張りました。

今?

今はね、ちょっと出荷おやすみです。

ハクビシンとスズメにか〜なりやられました。

んもう(~_~;)

見に行くたびに入ってるスズメ。
そこらじゅうにあるさくらんぼの種びっちりの黒い糞。獣臭。

明日の朝採ろうと思っている木が、先駆けて次々とやられまして
今のところ出せる木がなくなっちゃいました。

今はいろいろ対策を講じて
次に採れる(はずの)アメリカンチェリーとダイアナブライトが
無事に色づくのを祈るように待ってます。

パッケージ、最初50個のやつひとパック買ってさ〜
この調子ならと3パックも買い足したのにな〜
虚しく、部屋の1角で段ボールが邪魔になってます。
果たして使い切る日は来るのか!?

でもおかげさまで出荷した分はすべてお買い上げいただきました。

あんな短い数日で、道の駅に出荷する手続きをして、
パッケージを決め、起きたことないような早朝に起きだし
収穫してきれいに並べて詰め、
入館証つけて持ち込んで、
幾つ売れたとメールをいただき一喜一憂し、
裏のじいちゃんに『スイ〜スイ〜っとスズメ、網関係なく出入りしてるぞ』と笑われ
スズメを追いかけ回し、ハクビシンの糞を除去し・・・

怒涛のような数日でした。

出荷の道筋ができたから
これからもがんばるんだ♪

やる気満々です。



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