化け猫のひとりごと

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交通事故にあったこと

2018-09-17 07:39:37 | 日記
にゃんが買われてきてひと月もたたないほんの子供のころのはなしだにゃ。
家には猫専門の、室内からもお外からも自由に出入りできる戸口があった。

お外の好きなにゃんはいつでも勝手にお出かけして、好きなだけ楽しんでいたにゃ。

ある日、いつものようにおうちの敷地から公道にポット出たとたん、ポーンとお空を飛んだ!
え?と思って見回す間もなくずてーんと道にたたきつけられて、慌てて逃げようにも足がきかにゃい。
おててだけで這いずって向かいの駐車場の車の下に逃げ込んだ。

はねた車はすぐ止まり、しらないおにーさんが降りてきて、「大丈夫かな?」と言いながら車の下からにゃんを引っ張り出し、辺りを見回すが誰もいない。
そっと抱き取り車の座席へ。きれいなシートが汚れちゃう…。

そうこうしているうちにだっこして降ろされた。薬品のにおいのきつい、あとで知ったけど初めてのお医者さんだったにゃ。
すぐに注射を打たれグルんグルんの赤いお花に包まれ、意識が飛んだ。


後で聞いたおにーさんの行動がすごい!。神対応だった。
まずにゃんを引きずり出すとすぐ車を走らせ、「第一村人」に動物病院を聞き、即入院させ、事故現場に戻ると飼い主探し。
当時は(十数年前)野良猫が多く、子づれの野良なんかもいてどんどん増えるばかりだったので、地元のおばさんたちで避妊のための猫ネットワークができていた。
そのうちの一人に連れられておにーさんがうちに来たのはお昼もだいぶ過ぎたころ。
「帰りが遅いねー迷子にでもなっちゃったのかな」
そんな話が出始めて、探しに行こうかぐらいの時間がたったころだったので、聞いてびっくり。

親切なおにーさんは自分の車で猫の病院まで連れて行ってくれた。
そこには両骨盤骨折をして横たわったまま目も開けないにゃんががが!

平身低頭で心から詫びを言うおにーさんに、飛び出したにゃんが悪いとしかいえなかった。
自分のお仕事を放り出してまで、たかがまだ小さな子猫にここまでとことんやってくれたおにーさんに、おかしな話だけど感謝の気持ちしかわかなかった。とばーちゃんは言う。

数日して退院の運びとはなったけど、この先どうなるのというくらい、後ろ脚は動かにゃい。
死にはしない、そのうち歩けるようになるでしょうという医師の言葉通り、ひと月くらいでひょこひょこ歩き始めた。あとは日にち薬。日に日によくなってほぼふつーの生活に戻れたにゃ。
それもどれも親切ないいおにーさん(事故った人に変だけど)の素早い判断とやさしさのおかげだったと思うにゃ。
その後一度お見舞いに来てくれたけど、ちょっと離れた他県の人で、めったに来ないこのあたりのお仕事に来た時の、おにーさんにとっては災難だったのにゃ。

にゃんは命はとりとめたけど、骨盤が狭まって赤ちゃんの産めない体に・・・
そのうえ毎日のうんちも上手にできなくなっちゃった。
便秘の治療ってそりゃ大変。年に何度か病院で掻き出してもらうんだけど、その時のほうが死ぬかと思っちゃう・・・

そのうえ一番の大惨事は・・・おそとへのにゃんこ扉が塞がれちゃって、かごの鳥ならぬ「家猫」になっちゃったこと><

これがにゃんこの交通事故の一部始終。いい人にはねられてよかったー\(^o^)/
うん?何か変?

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