いやいや・・・。(笑)
野球好きではない人でも、「WBCロス」の 2023年3月。
後日談から伝わってくる、日本チームの「最高の仲間」意識に、
改めてまた感動に浸ってしまってます。
映画です。(笑)
裁判員制度を題材にした、アメリカ映画の名作。
「12人の怒れる男」。
17歳の少年の父親殺しについて、
あっさり有罪になるだろうと集まったものの、
ある一人の疑問をきっかけに、真剣な討議がなされていく。
集まった12人の個性が、この映画を面白くしています。
それでも、元祖・アメリカ版はあくまでも
「事件の真相」に迫っていく面白さ。
でも、今回紹介したいのはこちらです。
「12人の優しい日本人」。
日本版にリメイクしたもので、
しかもコメディ。
しかも脚本は、三谷幸喜さん。
(だいたい、想像がついてきたでしょうか。)
こちらは、妻が夫を殺害したという事件で、
「もしも、日本人の陪審員だったら・・・」という設定。
(ドリフのコント的・・・。)
おもしろいのは、「こういう人、いるいる!!」っていうところ。
優柔不断だったり、無神経だったり、
自分の意見をはっきり言えなかったり、投げやりだったり、
私情が絡んだり・・・。
12人の個性から、日本人の縮図を見ているようです。
日本の映画やドラマは、「食べるシーン」が異常に多く感じますが、
この映画でも「出前」シーンがあったりして、
アメリカ版とは大違い。
仕方なく集まった12人ですが、徐々に議論は白熱しながらも、
空回りで、話がいろんな方向に迷走。
三谷節が効いてて、
見ててイライラするところも「日本らしさ」がよく出てます。いい意味で。(笑)
でも、日本には「侍ジャパン!」だってあるもんね。
最後は「優しい日本人」です。
これ、ロシア版もあるらしいのですが、
何だか恐そう・・・。
韓国版とか、イタリア版とかあったらいろいろ見てみたくなるような、
国民性を垣間見る映画でした。