学校遠望
学校をおえて 歩いてきた十幾年
首(こうべ)をめぐらせば学校は思い出のはるかに
小さくメダルの浮き彫りのようにかがやいている
そこに教室の棟々(むねむね)が瓦をつらねている
ポプリは風に裏返って揺れている
先生はなにごとかを話しておられ
若い顔たちがいちようにそれにきき入っている
とある窓べでだれかがよそ見して
あのときのぼくのようにぼんやりとこちらをながめている
彼のひとみに ぼくのいるところは映らないのだろうか?
ああ ぼくからはこんなにはっきり見えるのに
古い本を持ち出して、寝る前に読んでみた。
詩って、眠れないときに読むといいことに気付きました。
(ぼーっと読んでるとすぐ寝れます。)
打ち込んでいると、また眠くなってきた・・・。
でも、感慨深い、いい詩だなあ。
と思ったので、残しておこう。