NHK 「これは経費で落ちません」
録画を見た。
多部未華子、好き。
経理的には、ですね…。
逆に、ちょっと、もやもやする~。
会社規模と、経理実務のバランス、どーなんだろう?
でも、取材ぐらいしただろうから、今でも、こんな会社あるのだろう。
各課の人数は、まあ、ドラマだから。
「あまりに、ありがちだけど、あるある」。
わかりやすいところで。
「稼いでいるのは営業! 経理は稼いでない!」的な主張。
本当にいらない機能なら、会社にありませんよ。
30年ほど前の勤務先の会社は、出張精算など、営業部と経理部それぞれの決済済の伝票ごとに、現金で、取りに来た営業マンに渡していた。
そんな中、経理として、できること、できないこと、が、あるだけなのに。
営業の人が、やけに下手に頼み込んできて、
「はい」
と、応じたあと。
きっと、営業部に戻った後、
「頼みこんで、オッケーだったぜー」
などと、鬼の首でも取ったように言うんだろーなー、と思うことがよくあった。
単に、できることと、できないことの、「できる方」だっただけなんだけどなー。
年末の休み前、余分な現金を置かないため、紙幣だけ銀行に預けた。
だから、その前に「いついつまでに精算を!」と、各営業部に知らせに行った。
それなのにっ、期限後に精算に来た営業さん。
「頼みますよ~」
と、やけに猫なで声。
年末だしね。
「玉でいいですか?」
「え?」
そうです、硬貨しかない状態。
500円硬貨の棒、一本、2万5千円。
でも、現金を渡してあげられましたぁ。全部硬貨だけど。よかったあ。
よかったよね???
経理って…。
「会計」と「税務」、それぞれの違いもあっての上の、仕事…。
意外と、「やわらかい」というか、解釈次第みたいなジャンル。
たとえば、「交際費」は、会計上は認められるが、税務上は、損金に入れる限度が決まってる。
税務は政権の恣意が入り過ぎなので。
毎年、マイナーチェンジ入り過ぎ。
(会計も、グローバル・スタンダードが本当に正しいのかどうか…。でも、税務は国だけの、言わばガラパゴスだからね…)
現代の営業マンは、会計上、取引先の貸借対照表と損益計算書を見る「感覚」だけでも、身につけてるといいと思うんだけどねー…。
取引先がどんな会社か、見分ける能力、必要だと思うけど…。
その一方。
経理系出身幹部が社長になると、(それは多分、会社が守りに入る時…)、冒険できなくなる、といわれるのも、よくわかる。
家族経営規模だった会社が、急に、売上高等の規模が大きくなった時。
突然、それまでのやり方では、まわらなくなる!
どんな業種でも!
会社の危険な段階だ。
「吉本興業」と「ジャニーズ」に、それを感じている…。
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