警察 特殊詐欺捜査で全国に「連合捜査班」立ち上げ 摘発強化へ
犯罪者は、県境なんか、関係ないからねー。
今さら感もあるが、やった方がいいので、よし。
『…今月、全国の警察で発足した「特殊詐欺連合捜査班」。
約200人の専従の捜査班が作られた警視庁をはじめ、大都市などを管轄する7都府県の警察にあわせて約500人の捜査員が集められ、全国の警察それぞれに、詐欺の捜査で管轄の垣根を越えて連携するための窓口が設置されました。…』
『…従来の特殊詐欺の捜査で基本とされてきたのは、ほかの犯罪の場合と同じく被害が発生した地域の警察が初動から犯人検挙までを担う「発生地主義」です。
捜査員が、詐欺の拠点や容疑者の居住先がある首都圏などに長期間出張をしたり、遠距離の行き来を重ねたりすることも求められますが、人員にかぎりのある地方の警察にとって負担が大きくなっていました。
新たな「連合捜査班」では、重点的に捜査員を配置した7都府県の警察が中心となり、被害があった地域の警察からの依頼を受けて初動捜査や、事件の関係先の割り出し、犯人検挙までを主導します。…』
『…警察庁によりますと、去年1年間に全国で確認された特殊詐欺の被害件数は1万9033件と、15年間でもっとも多くなり、被害の総額は、おととしを70億円以上上回る441億円余りにのぼっています。
去年、特殊詐欺に関わった疑いで検挙された人数は2499人で、このうち居住先が判明したのは1909人でした。
都道府県別の内訳は東京が461人と最も多く、次いで神奈川が215人、埼玉が208人、大阪が194人、千葉が193人、愛知が111人、福岡が57人と続き、この上位7都府県で全体の75%を占めています。…』
特殊詐欺 垣根超え撲滅へ 警視庁や大阪など6府県警に連合捜査班 広域化に対応