【独自】「アニサキス」急増なぜ?食中毒相次ぐ…クジラ数要因か “殺虫装置”開発も
確かに、多いような気がするよね…。
『…番組の調べでは今年、9日までにアニサキス食中毒の患者は、ほぼ全国で確認されています。アニサキスが増えている原因について、専門家は、次のように話します。
浪平隆男准教授:「アニサキスが寄生虫で、クジラが終宿主なんですね。要は、アニサキスはクジラに行くために、頑張ってるんですけど。クジラが圧倒的に増えている、数が」
まず、クジラの餌(えさ)となる魚がアニサキスの卵を食べ、その魚の体内で、アニサキスは幼虫になります。
そして、その魚を、クジラが餌として捕食。アニサキスはクジラの体内で卵を産み、クジラから排出された卵を、また魚が食べるという連鎖が起きています。…』
『…浪平隆男准教授:「水産業界の方が言うには、(寄生している)魚種が拡大している。今、海に住んでいるもので、アニサキスがいないものなんていないのではというぐらいまで、言われるようになっている」…』
冷凍にまで耐える!???
『…熊本大学が、画期的な装置を開発しました。
それが、“アニサキス殺虫装置”です。
仕組みは、1万5000ボルトという雷レベルの電圧を、100万分の1秒という一瞬だけ流すというもの。これでアニサキスは、99.9%死んでしまいます。
すでに、プロトタイプが去年から実用されていて、2025年以降、量産販売の準備に入る見通しです。…』