ブラック校則じゃなく、亡母から聞いた昔話。
母は、昭和ひとけた生まれ。
その姉である伯母は、二歳上の大正生まれ。←耳が遠く、体はがたがただが、今も頭はまとも!
ふたりとも女学校に行ったが、都内の別々の学校だった。
母の女学校は、「髪は、三つ編み二本のおさげ」と、髪型が決まっており。
伯母の女学校は、なぜか「刈り上げ並みの短髪」と、決まっていた、という。←偏差値的に、上だったみたい
ところが、姉妹の母親(つまりワタシの祖母)が、「刈り上げ」の方がさっぱりしていい、と気に入り、ふたりとも、刈り上げにしてしまった!
翌朝、母が何も考えずに登校すると、女性教諭が、あまりのことに、
「まあ!」
と言ったきり、何も言えなかったという。
(たぶん、祖母には、ご注意があっただろうと想像する…)
母本人は、怒られた記憶がないと言っていた。
女先生は、母に会うたび、ため息まじりに、
「早く伸びるといいわね」
と、おまじないのごとく、母の髪を撫でたとか。
聞いた昔話の記憶なので、多少、事実とちがうかもだが、大筋は聞いたとおり。
当時、全員が女学校に行く時代でもなく、おしゃれの選択肢もなく、戦中・戦後となれば、靴がはけるだけで上等な物資事情の時もあったはず。
でも…。
現代の、わけのわからん校則は、見直すのが正しい。
『「ブラック校則」排除の署名提出教員らが文科省に』
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