「地球ドラマチック」9/16 森を支えるキツツキパワー
ドングリキツツキは、家族である、十数羽の群れで暮らす。
繁殖期。
繁殖するメスとオスは、群れに2~3羽ずついる。
メスは、すべてのオスと交尾する。
相手は必ず、同じ群れのオス。
(…それって…家族同士で生殖し続けることにならん??? 聞き間違いかと思って、録画を見直したが、間違いではなかった…)
生殖しない、若すぎる個体などは、その手伝いにまわる。
メスたちは、時期を合わせ、ひとつの巣にタマゴを産み、交代であたためる。
夜、タマゴを交代であたためるのはオスたち。
自分の子であるかどうかは、関係ない。
全部のタマゴが孵化するわけではないが、孵化したヒナは、大人たち全部でエサを与え、育てる。
(すべてのオスと交尾するイミ、あるんだねー)
…。
へえー…。
動物好きというわけではないのだが、大人になってから、遅ればせに、わりと関心がある。
ライオンの群れが、血縁のメスで構成され、狩りをするのはメスだけ、オスたちは、他のオスから群れを守る・メスと子どもたちを守る時くらいしか戦わない。
生まれた子のうち、オスたちは、ある程度の年齢になると、その群れを離れ…。
別の群れを狙い、その群れのオスと戦って、勝てれば、追い出し…。
すでにいる子ライオンたちを殺す。
子を殺さないと、メスは発情しない。
殺されると、生殖に応ずる!
この繰り返し…。
これらは、「残酷だ」と、近年まで、テレビ放送などはされなかった。
でも。
なさぬ仲の子を、実子と隔てなく扱うことは、相当、「文化的」というか…。
どーぶつに近いオスには、できないんだ、とゆー、ある納得感が…。