理不尽なクレームに疲弊する教育現場 保護者対応専門部署の設置で教員離れに歯止め 天理市
ほんとに「窓口」として機能するなら、いいかと。
『…天理市はこうした状況を踏まえ、今年4月に保護者対応専門部署「子育て応援・相談センター~ほっとステーション~」を設置。臨床心理士のほか、学校現場に詳しい元校長経験者5人を含む十数人が所属し、電話や窓口などで対応に当たる。子供同士のトラブルや意見などは、学校へフィードバックして問題解決の糸口を探るほか、保護者自身のケアが必要な場合は行政の支援にもつなげる。
別の天理市立小学校長はこうした市の取り組みについて、「保護者と学校のきずなが弱まってしまうのではないか。教師自身が(対応することで)成長する機会を逃すかもしれない」と懸念しつつも、「第三者を交えることで保護者が冷静になることもある。事態の深刻化を防げるのでは」とおおむね好意的だ。
並河健市長は「教職員は子供を育てるプロではあるが、保護者対応のプロではない。教職員の働き方改革は全国的な問題となっており、解決に向けた一石としたい」と話している。(木村郁子)…』