コツコツ歩き隊!

和辛子にまでこだわりが感じられる「玉藤のとんかつ」をいただく<札幌でランチ(88)>

街歩きや散策の楽しみと言ったら、やはり「ランチ」であります。
その土地ならではの名物を食べてみたいですし、人気店や話題のお店で食事もしてみたいです。
あるいは気になったお店にぶらりと立ち寄ってみるのも楽しいです。
ラーメン、定食、B級グルメ、ご当地グルメ…
テーマは色々です。


夫が石狩出身なので札幌にはちょくちょく来ており、「玉藤のとんかつ」は夫の思い出の味として知っておりました。 
そんな訳で「玉藤のとんかつ」は、何としても札幌在住中に頂きたいと思っておりました。 

色々な店舗形態で出店されている「玉藤」さん。
何故か近所にはないものですから、なかなか伺うことができず、足を運んだのは札幌に越してきて2年を過ぎてからのことでした。



遂に念願の「玉藤のとんかつ」。
「梅みぞれロースカツ定食」を頂きました。
(梅みぞれの気分でありました。) 

衣はザクザクという歯ざわり。
大根おろしがかかっても簡単にはふやけません。
個性的な食感であります。 



キャベツの千切りは新鮮ながら、しっとりしており、実に良い舌触り。
口の中でチクチクしません。
滅多に食べられない食感の千切りであります。 
非常に感心しました。

感心したと言えば、もう1つ。
和がらしであります。 
とてもふわっとしていて、ものすごく辛い。
調べてみますと、辛子というものは時間が経つごとに辛みが抜けていくのだとか。
ということは、「玉藤」さんは出来上がったばかりの辛子を供してらっしゃるということになります。

お店できちんと粉辛子を水で溶いているそうです。
辛子にまで気を遣うこだわり。
これには大変驚きました。 

昭和27年創業。
時代の変化にうまく対応されながらも、とんかつ作りのこだわりは創業当時のまま職人たちに受け継がれて今日に至ってらっしゃいます。



白味噌のお味噌汁は北海道らしく優しい美味しさ。 
とんかつファンであるなら、来札の際は是非「玉藤のとんかつ」を召し上がってみるべきでありましょう。

私もまた機会を作って伺おうと思っております。
一度だけの食事では悔いが残ります。 
良いとんかつであります。



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