石
首相官邸は、当然のことながらセキュリティーが厳重な所。
素晴らしい建物ですが、防犯上の工夫もなされておりまして、
どこからでも眺められる訳ではありません。
どこが一番よく見えるのだろうと思って、結局1周しました。(笑)
正門が一番ですが、西側もおすすめです。
広くて浅い池の向こうに官邸がチラッと見えるのですが、
なかなか良い眺めです。
ところで、この池の所に石が置かれています。
形がちょっと面白いのでじっくり見てみました。
(小石川後楽園の石垣の刻印を見てから、石をじっくりみる癖がついちゃった。笑)
すると、何か文字のようなものが刻まれています。
隣の石も、そのまた隣の石も!
何の刻印ですか?
どこかのお城の石垣の石をリサイクルしたんですか?
気になってしょうがないので、ネットで調べてみましたが、分かりませんでした。
そこで大変申し訳ないと思ったのですけど、総理大臣官邸事務所に問い合わせてみました。
(本当にお忙しいところ、すみません。)
すると、すごく丁寧に調べてお答えくださったのです!
(感謝!感謝であります!!)
以下がその内容です。
旧首相官邸時代の「南庭」を掘り返したところ、出てきた石。
新首相官邸建築に携わった、石工さんが池のオブジェとして再利用したらしい。
刻印の様子から、江戸城構築の際、各藩から献上された石ではないかと思われる。
ただし、どの藩のものかは不明。
ちょっと読みが当たっていたので、うれしくなってしまいました!(笑)
ただ、問題はあの刻印がどこの藩のものか、ということです。
刻印の本ってあるのかなぁ。
ちょっと気長に調べてみようと思います。
(刻印リストがあったら一発で解決なんだけどなぁ。)
もし、ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせくださいませ。
それにしても石工さん、ナイスアイデアです!
粋な事をなさいました!!
みなさんも近くまでお越しの際はご覧になってみて下さいね。