庚申
東京・葛飾区に住んでいた時、日本には昔、「庚申(こうしん)信仰」というものがあったことを知りました。
庚申信仰とは
中国道教の説く「三尸説(さんしせつ)」をもとに、仏教、特に密教・神道・修験道・呪術的な医学や、
日本の民間のさまざまな信仰や習俗などが複雑に絡み合った複合信仰である。
(ウィキペディアより)
庚申信仰があった証として、街を歩いていると時々、「庚申塔」を見かけることがあります。
庚申信仰を知らなかった私は、一時、真面目に調べたことがありました。
(当ブログの記事「庚申(1)」、「庚申(2)」を参照のこと。)
それくらい、庚申塔は身近な所にたくさんありました。
それからというもの、「庚申塔」探しがウォーキング・テーマとなりました。
沖縄を除き、全国で分布が確認されている庚申塔なので、ここ東北でも見つかるか、
実は楽しみにしておりました。
そして、遂に発見しました。
写真左は「和光神社」、写真右は「榴岡天満宮」(どちらも宮城県仙台市宮城野区)の境内にありました。
仙台のものは「庚申」と彫られています。
こちらを見つけた時は、テンションが上がりました。
見つけるまでに約1年かかりましたから。
土地土地で塔のデザインも少しずつ違うのですね。
大変興味深いです。