「さっぽろオータムフェスト」で行う女一人飯で、ちょっと困ることがあるとすれば、フードと飲み物を同時に揃えることが時に難しい、ということであります。
家飲み派の私、千鳥足で帰りたくないため、ソフトドリンクをいただきたいのですが、たいていのお店はアルコールを推しており、ソフトドリンクを販売しているのかよく分かりません。
フードを買ったお店で、ソフトドリンクも買えれば良いのですが、分からないとあちこち探して回らなければなりません。
サイズもまちまち。
せめて350mlのお茶を用意してもらえると、大変助かります。
(持ち込みは禁止。)
そんな訳で、こちらのブースで「ペリエ」を発見した時、おそらく、私、ニッコリ微笑んだに違いありません。
大通11丁目会場「プレシャステーブル」にある「シェフズキッチン」。
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この日は「ル・ジャンティオム」の大川シェフが腕をふるったお料理をいただきました。
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「ル・ジャンティオム」は、札幌市資生館小学校そばにある高級フレンチレストラン。
開業から30年あまり。
札幌のフレンチ草分け的レストランとのこと。
「白テーブルクロス」のお店であります。
そう言えば、昔、お世話になったあるご婦人が「その店のテーブルクロスを見れば、高級か否か分かるわよ。白テーブルクロスが敷いてあれば、高級よ。」と、おっしゃっておりました。
それ以来、私、お店をチェックする時はテーブルを見るようにしております。
そんなすごいお店のお料理が、800円~1600円でいただけるなんて感激であります。
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こちらは、「十勝産白いんげん豆とスペルト小麦のクレープ包み モルネーソース」であります。
主役の白いんげん豆は小粒、トマトソースで味付けられており、柔らかいクレープ生地とは対照的に固め。
小粒ゆえに固さが気になることはなく、むしろ豆の美味しさが味わえるようになっています。
そこにチーズ風味の優しいモルネーソースが味にふくよかさを添えます。
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感心するのは飲み込んだ後に、ほんわかとカレーの風味が口の中に残ること。
「食べ始め→咀嚼→飲み込む」。
この3段階それぞれで、色々な味わいが楽しめるようになっており、思わず唸ってしまいました。
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「真狩産 和豚 もち豚のプティ・サレ シュークルート添え」は、肉好きには堪らない肉の旨味がぎゅっと詰まっており、とても美味しい一品。
バクバク食べたいところをぐっとこらえて、丁寧にナイフでちゃんと小さくカットしながら、ゆっくり味わっていただきました。(笑)
では、ここで気になるワードをチェックしておきましょう。
①スペルト小麦 : スペルトコムギは、約7千年前に栽培されだした小麦の一種である。スペルト小麦は青銅器時代から中世にかけてヨーロッパの多くの地域で主食となっていた。現在では中央ヨーロッパやスペイン北部で遺存種として残っており、健康食品として市場を拡大しつつある。 (ウィキペディアより)
②モルネーソース : 主にフランス料理で使われるソースの一種。 ベシャメルソースにブイヨンを加えて煮詰めたものにすりおろしたチーズを入れ、チーズがとけたらバターを加えよくかき混ぜる。グラタンや魚料理、煮物料理に使われることが多い。 (ウィキペディアより)
③プティサレ : 豚肉の塊(バラ肉、肩バラ肉、スペアリブ、肩ロース肉)などを塩漬けにしたもの (fr-cuisineより)
④シュークルート : 肉や魚に添えられる発酵させたキャベツのこと、あるいは、サラダとして生で出されるキャベツのことも指す。 (France-frより)
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またまたそう言えば、昔お世話になったご婦人のご亭主が、「お酒が飲めない人がフレンチレストランで飲み物をオーダーするなら、ペリエがいい。」と、おっしゃっておりました。
「ペリエ」なら様になるんですって。
(よく分かんないけど。)
「ル・ジャンティオム」 さん、「ペリエ」を用意して下さって、ありがとうございました。
ここのところも、実はすごいんじゃないかな、と思います。
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