街歩きをするようになって知った「庚申講(こうしんこう)」なので、思い入れが深く、「庚申待」を3年18回続けた記念に建立された「庚申塔(庚申塚)」を見つけたら、当ブログで紹介するようにしております。
💡庚申講とは
江戸時代の民間信仰の一つ。
六十日ごとに講中が集まって念仏を唱え、長寿を祈る行事で、その信仰の対象として庚申塔が建てられ、表面には青面金剛(しょうめんこんごう)、天邪鬼(あまのじゃく)、日月、三猿などが彫られた。
講はのちにレクリエーションの場に変わっていった。
(参考:東京都渋谷区設置の説明板)
六十日ごとに講中が集まって念仏を唱え、長寿を祈る行事で、その信仰の対象として庚申塔が建てられ、表面には青面金剛(しょうめんこんごう)、天邪鬼(あまのじゃく)、日月、三猿などが彫られた。
講はのちにレクリエーションの場に変わっていった。
(参考:東京都渋谷区設置の説明板)
今回は2つの庚申塚をご紹介したいと思います。
まずは東京都中野区南台4丁目にある「一本松の庚申塚」であります。
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説明板によると、こちらの庚申塚の縁起は2つあるようです。
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1つは地元の方の間に残る言い伝えで、明和年間(1764~1771)に雑色村(現在の南台地域の旧村名)の人たちが、共同で庚申塔と地蔵尊を祀ったことに始まるというもの。
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もう1つは「中野町誌」にあるもので、数百年前、西国の武士で原田七左衛門と同彦左衛門、増川八左衛門の3名がこの地で亡くなったので、その供養のため塚が造られたとするものであります。
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第二次世界大戦の空襲で原形を失いましたが、昭和25年(1950)に地域の人々の手で再建されました。
さて、2つ目の庚申塚は、杉並区堀ノ内2丁目にある「庚申堂地蔵堂」であります。
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約10基(ちゃんと数えませんでした。汗)の庚申塔と地蔵像などが安置されております。
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庚申塔は2基ありますでしょうか。
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こちらは 駒形タイプの庚申塔。
碑の左端に建立した日が刻まれているのではないかと思うのですが、よく分かりません。
両端の猿が向き合っているタイプであります。
(青面金剛の足元に三猿が彫られております。)
日月も雲付きで彫られています。
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それに対し、こちらは、笠付き型。
三猿が正面を向いております。
また、日月、種子(しゅじ)も刻まれております。
お花が供えられていることから、未だ大切にされている様子がうかがえます。
街を歩いていると、突如として現れる庚申塔。
短期間で2カ所も発見することができました。
東京は庚申塔をよく見かける街の一つであると思います。
また中野区南台はかつて「雑色(村・町)」という地名であったのですね。
地名で街歩きをしている私、そちらの方でも説明板を興味深く拝見いたしました。
時間に余裕があれば、是非「雑色」の名残りを探してみたいと思いますが、果たしてできるかな。
※「庚申講」について、自分なりまとめたものを記事にしました。
参考までに。
<参考資料>
- 一本松の庚申塚の説明板
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