小さい発見でも楽しいもの。
たとえ小さくても積み重ねていくと、さらにまたそこから発見があるかもしれません。
ウォーキング中に「発見」があると、ウォーキングがやめられなくなります。
色々関心を持ってみるといいですよ。
たとえ小さくても積み重ねていくと、さらにまたそこから発見があるかもしれません。
ウォーキング中に「発見」があると、ウォーキングがやめられなくなります。
色々関心を持ってみるといいですよ。
東中野(東京都中野区)方面へウォーキングに出かける時、「山手通り」を行くのが好きであります。
ちなみに「JR山手線」の山手は「やまのて」と読むので、「山手通り」も「やまのてどおり」と読みたいところなのですが、「やまてどおり」が正式とのことなので、気をつけております。
さて、「山手通り」。
交通量はものすごく多いのですが、歩道も広く、眺めもなかなか良い大きな通りであります。
このモニュメントのような白い塔が景観を良くしており、つい撮影してしまいました。
なんかいい感じじゃぁ、ありませんか…
しかし、モニュメントではないですよね。
はて、何でしょう。
調べてみました。
すると、こちらは「換気塔」であることが分かりました。
この「山手通り」の地下には「首都高速中央環状線」という高速道路があって、地下道路内の空気を排気するために作られました。
排気ガスは外から取り込まれる空気によって、濃度が薄まった状態で換気塔から秒速110mの速さで地上100mの高さまで吹き上げられ、拡散するとの事。
もちろん、安全基準は守られています。
(排出される二酸化窒素は、環境基準数値の1/100であります。)
地下に高速道路があるのですか!
車を運転しないので自動車道に疎く、勉強になりました。
最初、全然気がつかなかったけど、ちゃんと入口がありました。
なお、山手通りの地下にあるトンネルは「山手トンネル」と言い、なんと、日本一長い道路トンネル(全長18.2 km)なんだそうですよ!!
世界においてもノルウェーにある「ラルダールトンネル」に次ぎ2番目に長いそうです。
(すごい!)
さて、話は戻って、換気塔について。
この換気塔は山手通りの中央分離帯に14本あり、高さは45mとのこと。
「圧迫感の低減」、「周辺景観との調和」、「時の移り変わりに配慮」を設計方針とし、排気部は一辺が3mの六角形平面で、出隅(ですみ)部に面違いを設けているそうです。
さらに、外壁面には斜めのリブを設け、光と影の変化を与えました。
「2008年グッドデザイン賞」を受賞しております。
(納得。)
<専門用語について>
※出隅(ですみ):壁・板など、二つの平面が出合った所の外側の角かど。↔入隅(いりすみ) 。
※リブ(補強):もともとの語源は肋骨という意味であるが、そこから転じて建築用語では、平板部や肉薄部を補強するために、その面と直角に取り付ける部材・機械部品のことを指す。補強リブをすることのメリットとして、意匠面の見映えを維持しつつ、簡単な構造あるいは方法で、パネル本体および補強リブ全体を薄く、かつ強くすることができるという点が挙げられる。
高架下のウォーキングはあまり好きではないので、よくぞ地下に高速道路を造って下さったと思ったのですが、きっと工事は大変だったに違いありません。
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今度、東京・日本橋の上にある高速道路も地下に移すそうですね。
完成するまで元気でいたいなぁ、と思うのでありました。
<参考資料>
- デジタル大辞泉
- 株式会社オオモリ「リブ(補強)とは」
- 首都高速道路株式会社・首都高の技術「技術賞一覧<2008年グッドデザイン賞>」
- ウィキペディア「山手トンネル」
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