追浜駅のハト
京急線「追浜(おっぱま)」駅(神奈川県横須賀市)にて浦賀行の電車を待っておりました。
逸見(へみ・横須賀市)にある和菓子屋さん「あいざわ菓子舗」に、
「横須賀ストーリー」という大好物の御菓子を買いに出かけたのです。
横須賀ストーリーとは
神奈川県横須賀市東逸見町の和菓子屋「あいざわ菓子舗」が製造・販売する菓子。
パイ生地でクルミあんを包んだおまんじゅう。
平安神宮献上銘菓、平成20年厚生労働大臣賞受賞。
(このお菓子を嫌いな人いるのかなぁ、と思うくらいおいしいです。)
さて、駅のホームのベンチに腰をかけると、1羽のハトがひょこひょこと近づいてきました。
同じくベンチに腰かけている、あるご婦人の前で止まると動かなくなりました。
誰か食べ物を落とさないか期待しているのです。
しかし、ホームで待っている人は誰一人、飲食しておりません。
しかもホームにはゴミ1つ落ちておらず、これまたきれい!
(日本で1番きれいなホームなんじゃないだろうか。)
さて、ハト君。
どうするのかと様子を見ていると、ずーとこの状態。
ホームにいる人間をつぶさに観察しています。
(えさを落とすところを見逃さないようその集中力たるや!)
通過の電車が来ようが、すぐ近くを人が通り過ぎようが、このままじっとしています。
その様子がなんともかわいらしく、だんだんハトの周りに人が集まり、注目され始めました。
あのつぶらな瞳!
私の頭の中では、あるフレーズが浮かんできたのでした。
待ちぼうけ、待ちぼうけ
しめた。これから寝て待とうか
待てば獲物が驅けてくる
兔ぶつかれ、木のねっこ
その時、浦賀行の電車が来ました。
なんとも切ない気持ちになりました。