“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

23/09/16『安足間岳』

2023-09-16 | 2表大雪の山

9月も中旬を過ぎて、例年であれば「涼しい」を通りすぎて「寒い」を実感する

時期に差し掛かったのに、やはり暖かい日の続く三連休の初日は、

表大雪の山で、愛山渓温泉から登る永山岳(2,046m)」~「安足間岳-あんたろまだけ-(2,200m)」

そして「沼ノ平」を巡っての山旅でした

 

安足間岳から姿見の駅方向(左に十勝岳連峰)を背に

 

途中、安足間岳の先「愛別岳(2,112m)」は、分岐地点から同山へ下って登り返す

急坂を見下ろすところでその雄姿を写真に収めて帰ってきました

 

愛山渓温泉登山口を出て、沢に掛かる橋を渡る頃の気温で15℃程度の気温なのか、快適です

 

三十三曲りの数を途中までは数えていたというKasaneちゃん、早々に記憶が飛んで実際の曲りの数は不明

 

湿原とほぼ同じ高さまで標高を上げてきたのに、この先の沢の渡渉地点まで下ってまた登り返し・・・

 

しかしまあ、沢は登山では貴重なアクセントだと感じます(マイナスイオンに癒されます)

 

十勝岳連峰も今日は一日すっきりとその姿を見せてくれていました

 

ウラシマツツジが真っ先に紅葉してくるので、温暖な中にも秋の訪れを感じます

 

高曇りの天気のお陰で、汗もそうかかずに永山岳~安足間岳を望む景色に近づくことが出来ました

 

沼ノ平を眼下に望んで・・・

 

この時間だけ十勝岳連峰に雲がかかります

 

 

チングルマの紅葉も少しずつ始まっています

 

はい、永山岳とうちゃこでしばし談笑

 

バックに聳える「愛別岳」まで、果たして辿り着けるかなぁ~

 

そのためには、まずは「安足間岳」を目指します

 

ジャンクションピークの安足間岳分岐(2,194m)にとうちゃこ

 

分岐から、北鎮岳、愛別岳へ向かいます

 

怖い怖いと言いますが、まわりの景色に惑わされている感ありで、足元をしっかりと踏みしめて歩きましょう

 

怖くなっても、この観世音菩薩に邪念と共に打ち消してもらいましょう

 

結局、ここから先の愛別岳までは笑顔でいられなくなるので止めにしました

 

そう、となれば下りは距離の長い「沼ノ平」歩きましょう

 

沼ノ平へ向かう途中の安足間岳はケルン以外に標柱がなく、どこをピークと決めているのかがよく分かりません。

 

富士山に登って、山岳の高さを語れ。大雪山に登って、山岳のおおいさを語れ(大町桂月)

 

この先が最高標高点2,200mとして踏むことで良いでしょうか

 

ここからは旭岳を眼前にしながらの下りが続きます

 

残雪期の春ともなれば満開のお花達に出逢えることでしょう

 

雄大過ぎて言葉を失います

 

至る所に奇岩あり・・の沼ノ平コース(自然の造形美①)

 

この斜面だって花の季節は満開に咲き誇る楽園となります

 

岩の奥に大沼・小沼が近付いてきました

 

自然の造形美②

 

庭園の石の配置は山の神様が決めたので美しいのでしょう

 

旭岳を見上げるところまで標高を下げてまいりました

 

自然の造形美③(落ちそうで落ちない岩)

 

自然の造形美④(指先で摘まんでいるものは何)

 

見納めの旭岳、熊ヶ岳の雄姿

 

このパノラマ画像は視覚の120℃を捉えています。

 

10秒タイマーを心得た、よい写真と思います

 

紅葉が進むともっと彩りのある秋に近づくでしょう

 

時刻が変わると、今朝、登った登山道の姿も趣が変わりますね

 

沼の先に旭岳が・・

 

楽園最後の名場面『沼から仰ぎ見る安足間岳

 

如何だったでしょうか

登りのときは高曇りで涼しく、下りの時刻になって青空が広がって

暑くなってもくる。しかし沼の眺めに山旅の疲れも癒されていくなんて

いうような恵まれた登山はそうあることではありませんね

 

メンバー皆さんの日頃からの行いによるものと勝手に感謝申し上げます

紅葉の見ごろの時期にもう一度北大雪辺りを登りたいです。

 

最後に、前日に撮った山麓から眺める愛別岳、安足間岳画像でお別れします

 

本日はお疲れ様でした~

 

 

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23/08/19『トムラウシ山』

2023-08-19 | 2表大雪の山

日本全国、暑い日が続いていますが、北海道から秋は少しずつ訪れ始めています

お盆を過ぎた8月の土曜日は、表大雪の日本百名山「トムラウシ山(2,141m)」に登って来ました

 

頂上と~うちゃこの時間には、バックが白いけれどまずまずの景色を楽しめました

 

皆さん、今日は最高の笑顔です

 

本日のメンバー5人がトムラウシ山短縮登山口を出発したのは、計画どおり

5:00~

まだ暗い時刻の早朝からスタートした登山者がほとんどのようで、

我らは最後尾、挨拶を交わす人もまばらでした。

 

まだ、ガスが覆う短縮登山口、5:00スタート

 

本日の登山計画は総行程11時間40分とゆっくりペースで歩きます

 

木道が整備されてはいるけれど、数日前の大雨の影響でぬかるむ登山道

 

カムイサンケナイ川へ下って間もなく、木々の間に「コマドリがいる!」っとKasaneちゃんが撮影

 

本当に「コマドリ」が居たコマドリ沢出合で一休み

 

雪渓のまったく残っていない8月のコマドリ沢左岸の登り・・

 

花の季節の7月は過ぎたけど、それでも出迎えてくれる花々

 

コマドリ沢を外れてガレ場の入口でMotoさん待望の君に出逢えました

 

ナキウサギも迎えてくれて最高(Kasaneちゃん撮影)

 

ガスがどんどん抜けて行って、天気の期待感MAX

 

この時刻、いちばんすっきりと頂上を眺められた前トム平にて・・

 

東の奥に、わずかだけど姿が確認できた東大雪の秀峰(音更山、石狩岳)

 

いよいよ、ここを越えるとトムラウシ山の懐です

 

う~、東からガスが覆ってき始めた頂上の眺望

 

トムラウシ公園を眼下に・・

 

公園前は、こんなところばかりでヤレヤレ疲れますね

 

しかし、人間が築いた日本庭園にもロックは付きものです(こっちが本物だし)

 

花はわずかだけど、庭園の佇まいが青い空に映えています

 

もうすぐ紅葉を迎えるチングルマ畑

 

青い空とひんやりとした風に背中を押され、励まされながらの9合目

 

最後の登りを青空の下で迎えられてラッキー

 

もうここまでで十分に景色を楽しませていただきました

 

風速5m、爽やかに吹く風は笑顔のご褒美です

 

コツコツやる人のご褒美で、最後は頂上に人が居なくなりました

 

ガスが覆っても贅沢な頂上と言えますね

 

満足の下山

 

この後、視界がなくなる行程をイメージしましたが、さにあらず・・

 

意外と天気は持ちまして...

 

下界はさらに明るい日差しが広がっていました。

 

コマドリ沢への下りでトムラウシ山の余韻を味わいます。

 

OKazuさん、岩の上を歩くのもやはり“3点支持”で行きましょう

 

緑濃い8月のトムラウシ山の景色を目に焼き付けて

 

やはり、花の季節にもう一度・・トムラウシ山

 

計画通り、11時間40分の山歩きご苦労様でした。

 

下山直後、クーラーボックスで冷やしていたサイダーとコーラで

乾杯

帰りはトムラウシ温泉東大雪荘で汗を流し、ここからも

ほぼ、計画通りに新得町で夕食を!と決め込んでいた某ラーメン店

がイレギュラーでお休みでした。

で、その後は地方あるあるで7時半を過ぎて新得の町の商店街で

食事ができるお店を転々と捜し歩きましたが、ぜ~んぶClause

結果はセコマのお弁当のお世話になりまして・・

 

それでも、運よく(なのかどうか?)、新得町で大輪の花火大会を目に

することが出来ました。

新得町のお店の方々、道行く町民の皆さんもとても人当たりが良く、

疲れたけど、よい思い出の夏になりました。

とさっ

 

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21/08/15『愛別岳』

2021-08-15 | 2表大雪の山

全国(西日本~東日本)で豪雨被害が広がっているようです。

被害に遭遇された方には謹んでお見舞い申し上げます。


さて、本日

朱鞠内湖から南下して、表大雪の西の玄関“愛山渓温泉”に一泊して

登ったのは「愛別岳(2,112m)」です

 

表大雪に1つ飛び出て屹立する愛別岳

 

愛別岳には過去4回登っているはずですが、直近といってもそれはもう

8年前にAkkiさんと一緒に登って以来でした。

13/09/23『愛別岳』

 

昨晩の愛山渓温泉ヒュッテ(一人貸し切り)にて..

 

士別から上川にかけてのキャンプ場でテント泊と決め込んで

いましたが、キャンプ場はいまや何処も一杯でです。

辺鄙な場所には潜り込めそうだけど、その前に本日の登山口となる

愛山渓温泉ヒュッテに空きがあるか電話してみると、

意外にも「空いています」と言うので、士別の街で食料を調達

して到着してみると、

「本日は、お客様お一人です」だって

 

そうんなこともありますか

 

温泉のある登山口は標高が高いので寒く、ストーブを入れて貸し切り

乾杯の夜でした。

 

■5:05 登山口

 

登山道は補修が付きものです。

 

朝、辺りが明るくなると同時に(4:20)起きだして5時過ぎには

歩きだしました。

まだ8月なのでこの時刻ヘッドランプ無しで歩けます。

 

1kmほど進むと最短コースのイズミノ沢ルートが通行止めだって

 

左岸(右方向)の沼ノ平に向かう道に迂回

 

昨日のピッシリ山は初級の山ではなく、(距離と累積標高において)

明らかに中級以上なので、足腰に疲労が出ています。

 

そう、登りが辛いです。

なので迂回は疲れます

 

両脇が笹で覆われる湿原横の同コースは単調で長く感じますね。

 

 

逆光の合間から山域の稜線が望まれて少し元気がでます。(少しだけ)

 

迂回路はいったんまたイズミノ沢に下って登り返すので辛い

 

登り返してからが長い

 

振り向いたら沼ノ平よりは上に来ているかぁ~ヤレヤレ(先が長い)

 

ハイ松帯を過ぎてようやっと見通しが効いてきた

 

僅かに咲いて待っていてくれたコマクサ、可憐です。

 

一瞬にしてガスってきた..、チングルマ畑の秋の紅葉も近い

 

■7:55 永山岳

永山岳(のう・し・ろは、愛別岳です。

 

ガスが湧いては消え・・これから愛別岳に行くんです

 

そのためにはまず、

目指すはジャンクションピークの安足間岳(2,192m)です

 

■8:30 安足間岳

 

相変わらず消えては湧き・・

 

北の方角は雲海状態

 

東⇒黒岳方向は終日ガスっていました。

 

ガスっている風景こそ山だっ(とも言える)

 

いよいよクライマックス、疲れもMAX

 

斜度を伝えるのはなかなかむつかしいぃ

 

わかりませんよね

 

左を向くと..

 

険しさが伝わるでしょうか。

 

僅か往復1時間弱のコル歩き

 

 

■9:10 愛別岳頂上

 

北大雪の山はすべて雲海下です

 

■9:30 下山

 

登り返しだって斜度はあるけど伝わらない..

 

雲が無いのは西の方角上空だけ

 

残念ながら、

北鎮岳や旭岳方向は午前中ずぅ~っとガスっていて満足な写真は

ありません。

 

安足間岳より高いピークに山名はなし

 

下山は再びガスの中へ・・

 

来年もまた7月には満開のチングルマ

 

沼ノ平を見下ろしながら・・

 

■12:20 登山口

 

脚の疲労がきついのはインソールを入れ忘れたせいもありました。

たった一枚のインソールでも、それがないとクッション性が失われて

靴ズレが気になって疲れます

 

今日は、早朝から先行した若者に追いつけないなど、加齢を感じた

一日でした。

当たり前か、もう『船頭さん』の年齢に近づいているわけですから..

 

ともあれ、また来週も

山でお会いしましょう

 

 

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20/07/18『旭岳~中岳温泉』

2020-07-18 | 2表大雪の山

標高の高い山は花のきれいな季節の7月も、はや下旬となる土曜日は、大雪山旭岳(2,291m)

に鳥取からの友hashimuと登ってきました

 

北海道好きのhashimuとは20年来?のポン友で~す

 

新型コロナウイルスに世界中が振り回され..、

今はすでにアフターコロナの世界と言われても、昔からの友人との年に一度の北海道登山は続いていて、、

もう何年目になるのであろうか

 

過去には十勝連峰の富良野岳から繋いで大雪山の安足間岳まで歩こうよ!と話していましたが、

年々体力の心配が出てきました。

体重にプラスしてテン泊装備の重いザックを背負っての縦走はムリかも・・

それでもお互い夢だけは持ち続けようじゃないか~

 

■7:55 姿見駅 登山開始

 

アフターコロナをよく考えもせず、旭岳ロープウェイの駐車場に朝7:30到着しましたが、

例年の始発(8:00)前の車の数にあらず。

何ですか~この入山者の数は?と驚いて、さぞかし行列が出来ているであろう乗り場にチケットを

買いに駆けこむと「な・ん・と」臨時便が出ているらしい

 

このチングルマ畑は今が最盛期

 

で、その臨時便は後で知ったけど6:00から10分おきに出ているそうなので、

「密」を避ける試みとして大成功だなと感じました

でも、知らない人は残念ながらアフターだ

 

水鏡に映る旭岳が美しい

 

hashimuが英語を話せるのがToshiは羨ましい。

この日も設計士だという外国人パパ(3人の子を連れて登山中)に“馴れ馴れしく”近寄って

す~ぐに友達になってしまう

 

アイアムドライビングティーチャーって、日本語ペラペラの姉には英語は必要ない

 

十勝連峰も富良野岳までがぜ~んぶ望める

 

今日は、ピーカンでなく、頂上から西にかけての上空にガスがかかったり抜けたりを

繰り返していたので、実はとても涼しい登りで助かりました

 

hashimuは「大山」@鳥取でトレーニングを積んできたと言っていたけど、実は2週間

サボっていたことが判明

 

アップシューズの外国人親子に付いていけな~い

 

ボヤきまくるhashimuが九合目とぉ~ちゃこに喜んでいたところ、

その標柱近くで「何処がで見たような・・」人がお揃いで???

お互いビツクリ

万編山の会の2週間前登山(南暑寒岳)でお会いしたOmuさんご夫婦でした

 

で、頂上まであと少しの行程を4人でおしゃべりして登り、

頂上へ到着後は、Toshi、hashimuと同じ中岳温泉周遊コースを一緒に歩くことになりました

 

■10:25 旭岳頂上

 

それにしても..

密にはならないけど、かなりの人数の頂上..、

ここまでの旭岳の賑わいを目のあたりにするのは初めてでした。

 

まだ雪渓が残る縦走路、黒岳方向はすっきり望めています

 

雪渓下りは夏の大雪山の風物詩だぁ~

 

花は、過去最高の「密」を目にすることが出来て良かった(最後にフォトチャンネルで

 

“美しすぎる”ポーズを依頼したのは間違いだったまったく絵にならない

 

■11:45 間宮岳(笑顔がないぞhashimu 喝

 

本日のお鉢

 

間もなく中岳温泉足湯の準備体操

 

■12:30 中岳温泉 (人が多くて足湯に浸かるのも時間制?)

 

さっ、

足湯後は団体さんが行く先に出て、ちょっと急ぎ足になりました。

hashimuのスケジュールでなるべく早いロープウェイに乗ろうというので、

Omuさんご夫婦、特にkeikoさんを急がせてしまってゴメンナサイ

 

それにしても下りにお強いkeikoさん、凄いです

 

そうそう、残雪期「旭岳」の名物“白鳥の雪渓”をバックの木道歩き..

 

口が開いてるでぇ~アフターコロナhashimu

 

■14:30 姿見駅

 

下山のロープウェイ(14:40)に駆けこむように乗り込んで、

予定の時間より少し早く江別に着くことができました

またおいでぇ~hashimu@大山鳥取日本海殿

 

それでは本日は珍しく花の写真を少し撮影してきたものをフォトチャンネルで

20/07/18『大雪山に咲く花』

 

また来週~

 

 

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19/05/25『小化雲岳』

2019-05-25 | 2表大雪の山

令和を迎えた5月も最後の山行となりました。

選んだ山域は表大雪、目指した山は「小化雲岳-こかうんだけ-(1,925m)」です 

 

 小化雲岳からの駆け下り(Motoさん連写撮影ありがとうございました)

 

今週もMotoさんと一緒です。

MotoさんとToshiは、お互い朝が苦になりません。

なので起床&集合時間も早いっ

 

3:30には某所で車を乗り合いし、札幌IC⇒三笠IC下車後は下道を走って天人峡へ向ってきました

途中、美瑛の丘の上から眺める十勝連峰と表大雪の山並みが輝いています

もう連日晴れの日が続いていて、明日からもその晴れの日と高温がまだまだ続きそう・・

いったいぜんたい..今年の5月は天気が良すぎです

 

 

6:10 登山口 (天人峡温泉駐車スペース)

 

出発からの登山道は、およそ標高差250mの間、九十九折りの急登が続く..

誰が名付けたか涙壁・三十三曲り(数えてないのでわからにゃい)

そこが一番の難所なので、前回の夕張岳同様ここで息が上がらないようゆっくりペースで登ります。

 

そこを登り詰めるとそこからは峡谷の景色を左に眺めながら歩く。

(広葉樹に葉っぱがないから滝見と旭岳の景色が“連ドラ”だっ)

 

朝の旭岳(雪融けが一気に進んでいる)

 

羽衣の滝

 

登山口の標高がすでに640mある天人峡からの登りは、この時点で標高900mを超え、滝などを観ながら暫く歩くと期待した雪渓が現れてくる・・

 

あと一週間もすると無くなりそうな残雪を縫って・・

 

標高1,300mの平原に出る前の急坂はすでに雪が無くなっているので、登山道を外れないように

 

平原の始まりには立派な電波塔が立っていて、この界隈アンテナMaxに繋がりまっす

 

“ミニ山の会”のAmigoさん、hiromiちゃんにLINEを入れると、今日は二人とも運動会だって(大丈夫、明日もピカピカと晴れ予報です

 

この時点で登りの辛さを忘れています。

 

ちょっと休憩っ、と思ったけどあまり休めない感じ 

 

広々としてとにかく気持ちいぃ~

 

一貫して表大雪の秀峰の応援を受ける..って気分最高

 

ここでもおちゃらけやってま~す

 

この辺り..登山道の真下は小川と化していてる

 
 
雪が腐れ、“ズボッ”と埋まって体力が奪われても背後の旭岳が応援してくれるのでね
 
 
 
標高差は無いけど距離はたっぷりのツボ足歩き・・
 
 
 
右に「凡忠別岳(1,821m)」が現れて応援がさらに華やかに
 
 
 

爽快な風の中、青い空に一筋のヒコーキ雲

 

頂上まであと少し(気温12℃くらいか?)

 

幸運にも、夏山登山道の無い「小化雲岳」のピークまで残雪が続く・・

 

今週もはるばる片道10km近くを歩いてきました。

時期が時期ならお花畑が広がる第一公園、第二公園も雪の中

 

花はなくても雪が広がる景色は今期最後でしょうか?

そう思いながら..凡そ4時間40分で小化雲岳の頂上にとぉ~ちゃこ

 

10:50 小化雲岳 頂上[トムラウシ山(2,142m)を背に]

 

ここからは写真上げまくります

食事休憩もなしに、頂上で過ごした35分間はすべて360度の景観を撮りまくりです。

 

南はトムラウシ山から続く十勝連峰、夕張山地まで望めています

 

ここからトムラウシ山までは化雲岳(1,954m)を越え、まだ8km弱あるぞぉ~

 

北は大雪山を一望に(右端の忠別岳まで..)

 

こんな景色めったに見られないっ

 

Toshi未踏の「忠別岳(1,963m)」を背にした画像も一枚(ワイルドな感じ)

 

人の登らない山だからなのか?、三角点石が脱落していて周りの石に支えられていました。

 

下界は5月というのに高温注意報⇒一方、適度に風が吹いて心地よい広々とした頂上:全景

 

何度眺めても見飽きない絶景

 

 

11:25 下山

 

11:35~11:50 昼食(乾いて乾燥した台地:標高1,800m地点)

 

一週間もすると、この高温続きで一気に融雪が進みそうな第二公園~第一公園 

 

融雪のエネルギーはこの後の“羽衣の滝”で実感

 

朝とは比べものにならないほどの水量が流れ落ちています

 

登山口の気温26度、暑つうっ

 

14:15 登山口

 

およそ8時間ちょっとの行程、ToshiもMotoさんも大満足です。

 

「小」が付くと何ともショボいイメージがついてしまう山の名前に騙されないようにしないといけません

小化雲岳は“恐らく”Toshiが考える北海道5指に入る「好きな山」です。

小化雲岳の何が良いかを考えていたら、以前にご紹介した京都「竜安寺」の石庭を思い出してしまいました。

竜安寺の石庭には15個の石が埋められているのだけれど、その石をすべて眺められるスポットが一か所だけある

しかしそのスポットは謎でミステリー 、この石庭の評価をグンと上げています。

 

前置きが長過ぎでした

人によって好きな山はそれぞれですが、小化雲岳が素晴らしいところは十勝連峰・大雪山系の玉石(秀峰)がすべて眺められる絶好のスポットであるということです。

 

一番のスポットは北海道の最高峰「旭岳(2,291m)」だろうというご指摘は正しい

しかし、見落としがあります。

旭岳は、山域のすべての山を見下ろすことができても旭岳自身を眺めることができない。

 

したがって..

という四方山話を添えて残雪期最高の登山報告を終えます。

さて、来週からどうしよう(残雪ロスが心配)

 


下山後は、唯一営業していた天人峡温泉御やど しきしま荘』で汗を流しました。

 

日帰り入浴700円は良心的

 

かつては天人峡グランドホテルと天人閣の二軒もありましたが、度重なる大雨洪水被害のせいか今は営業をしていませんでした。

(ただ、閉館しているホテルの脇で“足湯”を楽しめるようなスポット有り⇒復活の兆しか?)

 

天人閣はホームページがあるところをみるとメンテナンス中か

 

建物自体老朽化して復活は難しい?「天人峡グランドホテル」と柱状岩

 

Motoさんは大の温泉好きで、この、今は秘湯と言えるような趣になった天人峡の「しきしま荘」のお湯を素晴らしいと評価してくれました。

かつては北海道第2の都市旭川の奥座敷、100年以上の歴史ある天人峡温泉をToshiも応援します

 

それではまた来週  

 

 

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17/07/09『トムラウシ山』

2017-07-09 | 2表大雪の山

予報が「曇り⇒雨」から晴れに変わった7月の日曜日に、

縁あって訪れた清水町から早朝、新得まで走り

大雪山の秀峰「トムラウシ山(2,141m)」を登って来ました

 

 

トムラウシ山から望む十勝連峰にはまだ雪渓の筋が美しい

 

 

この日は、話せば長くなる方と初めて清水町でお会いしました

Toshiの実家の猫「チビ」を引き取ってもらうため、

早朝から日勝はペケレベツ山の麓の駐車場で待ち合わせ、

猫ケージごとその方にお預けし、“達者で暮らすんだぞ”と言って、

長く実家で生きた老猫と別れてきました

ホルスタイン子(ブログ友)さん、ふつつかで世間知らずのネコですが、

どうぞ宜しくお願い致します

 

チビ牧場でいっぱい牛乳飲ませてもらって長生きするんだぞぉ


 

ということで

引き渡しの時間は午前5時なので、さて

せっかく清水町まで走ってきたのだから、出来れば日高山脈の何処か

を登りたい・っと思いながら、、

同山脈の登山口に至る林道情報をなにも持ち合わせていないので、

(昨年の大雨の爪痕が甚大で、同山域にはいまだ登れない山が沢山

あります)

はて?

この時間、この晴れ天気ならば、トムラウシ山も行けるのでは?と

思い至って、1時ちょっとかけてトムラウシ温泉までに至る道道718号線

を北上することにしました 

 

 7:05 短縮登山口

 

晴れれば登山は100倍楽しいので、およそ70kmを走っても、

Toshiは驚くほど元気です

 

日本百名山を目指す登山客で、短縮登山口は車両でいっぱい・だけど、

この程度なら、この懐深きトムラウシ山では混雑は無しでしょう

 

 

7月もまだ上旬であれば、例年は雪渓の融水でぐちゃぐちゃの

登山道が、この日はご覧のように乾いていて、歩きやすい

 

下界は猛暑日の予報、暑さは覚悟で登っているので、

コマドリ沢あたりまでは給水もそれほどせず、元気に登ります

 

途中、十勝連峰に雲のない景色に励まされて・・・

 

ですが、

下山時には、はんぱなく給水が進み、

結局、ホルスタイン子さんに差し入れしていただいた麦茶分の給水

が快適な登山をもたらしました

 

コマドリ沢には万年に近い雪渓がまだ一杯

 

ずぅ~っと雪渓歩きが続けば涼しいぃんだけどねぇ~

この雪渓、下りは登山靴で滑って下れます

 

 

8:30 前トム平から望むトムラウシ山は曇る気配なし

 

ここからがも、トムラウシ山の見どころ

トムラウシ公園を見下ろし、そしてそこを抜けていく登山道

歩きは格別です

 

 

 

9:40 トムラウシ公園のコザクラ鑑賞

 

どこを切り取っても美しい

掲載する写真を選ぶのにひと苦労・・・

 

 

それがトムラウシ公園の公園たる所以でしょう

 

 

この時期...、

花は週替わりでその彩(色)を変えていきます

 

少しだけ咲いていたコマクサが可憐です

 

 

公園を過ぎて、

先行する(宿泊組)登山客が多くなってきましたが、

 

皆、この景色に見とれ、写真を丁寧に撮るなどして...、

 

Toshiのようにあくせくと休憩も取らずに登る人はいません

・・・

そうこうして、

おかげさまで、

頂上にとぉ~ちゃこです

 

10:45 頂上

 

頂上は入れ替わりで人はそう多くないので、

もう少しゆっくり滞在しても良いのでは?と自分でも思います。

 

が、

ここまで望めればもう十分満足

涼しい季節にまた登って来ます 

 

11:05 下山

 

大雪山の白雲岳からトムラウシ、

そして、十勝連峰のトムラウシから美瑛岳までの縦走は

いつになることか

 

まだできていないことが多いから元気で先を目指せる!っと

いうこともあるので、それを励みにまた仕事します

 

それでは下りの画像を少しだけ挿入してお別れしましょうね↗

 

 

東大雪の峰々には雪渓が消え、濃淡が分かりづらいですが...

果たしてあの山域にも足を運ぶことが今年はできるものか・・・

 

 

大雨の影響なくば、秋は石狩岳、ニペソツ山にだって行きたい

ですね

 

■13:30 登山口

 

数年前に建て替えられて立派なトムラウシ温泉東大雪荘

 

いたれり・つくせり...、

快適な東大雪荘に泊まって、一週間ぐらい登山合宿などできたら

贅沢だなぁ~と思います。

 

登山靴が洗えて、日帰り入浴500円と言うだけで良心的

 

あ~

新たな出会いの末のトムラウシ登山、僥倖と言わずにはおれません

 

また来週

 

 

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17/06/17『旭岳~北鎮岳』

2017-06-17 | 2表大雪の山

 6月、ようやっと全道晴れの予報に変わった週末17日(土)は

まだ残雪の大雪山旭岳(2,291m)」~「北鎮岳(2,244m)」を

巡ってきました

 

 

GoProムービーからの画像15:00[熊ケ岳(2,214m)⇒旭岳(2,291m)]

 

 

 

 

待ちに待った晴れ予報の週末は、

兼ねてより“爽やか登山の会”で大雪山系を巡るプランでした。

ところが、週末までにメンバー各位にそれぞれ都合ができ、

結局Aotさんと二人登山でここ旭岳ロープウェイ乗り口まで

走ってきました(札幌5:15出発)

 

 7:55 好天に恵まれた旭岳

 

雨ばかりの週末も、

このような日のためにあるのだと思ってゼンマイを巻き続けて

いるわけで...、

本日は、“報われる日”です

 

■8:00 旭岳ロープウェイ第2駐車場

 

第2駐車場の横には新たにビジターセンターが移設のため新築開始

されていました。

来年3~5月完成だそうです。

 

 

■8:15 ロープウェイ第2便

 

第2便に間に合いました。

昨年の同時期もAotさんとこの旭岳に来ていましたが、その時は

ロープウェイを利用せずにここから登山開始でした

http://blog.goo.ne.jp/oborozuki89/e/4179756ff2714918b606ba6f62ea1791

 

 

しかし、

今日は旭岳からさらにお鉢を巡って、Aotさん未踏の北鎮岳

まで足を延ばそうというので、

姿見の駅までの往復はロープウェイ(往復2,900円)を利用します。

 

 

8:30 姿見の駅 

 

今日は登り始めから写真が多くなりそうです

残雪期の大雪山の美しさは、写真だけではお伝えできません。


 

山の天気予報というのをご存じでしょうか?

その山の天気予報によると、今日の旭岳はお昼ころまで雲が

かかるという予報...

 


 

  • 登山指数A 登山に適しています
  • 登山指数B 風または雨が強く、やや登山に適していません
  • 登山指数C 風または雨が強く、登山に適していません
 
今日は、一日を通して「A 登山に適しています」なので、
風が強いのはこの辺りだけ...

 



実際に、下界を見渡すと雲が多く雲海状態です。

 

 

まだ十勝連峰は望めず、わずかにトムラウシ山の頂上付近が

見え隠れしています。

 

八合目付近から南西方向[9:55]

 

昨年は、この辺りから山頂にかけてガスに覆われたため、

Aotさんとしてはまだ目にしていない大雪山系の広大な

山域の雰囲気に感嘆し、スマホに画像を収めています

 

と、

ここで少し長い写真タイムで腰を下ろしていたところ・・

何処かでみたような人が登ってきましたよ

 

 

なんと、

見つからないように、こそ~っと歩いている姿を発見

Amigoさんとhiromiちゃんです

 

“爽やか登山の会”が“ミニ山の会”になって頂上へ

 

Amigoさんは、たま~にこのような計画を立てることが

あるので驚きはしませんが、

久しぶりに会うAotさんはビックリでしょうね。。。

 

 

■10:15 旭岳頂上

 

いやいやどーしていかなることであれ、

人数が増えると山は楽しいです。

 

 

Amigoさんとhiromiちゃんは、第2駐車場を7時に出発して

ロープウェイを遣わずに八合目付近で追いついているわけです

から、その体力はやはり凄いです。

 

本日の行程もAmigoさん達は20kmを超えるでしょう。

 

■10:20 北鎮岳へ

 

はい、

ここからがAotさんとhiromiちゃんが初めての行程とのこと。

実はここからがこの時季ならではの醍醐味です。

 

旭岳~お鉢に向かう雪渓下りは実に楽しい 

 

毎度思うけど、ミニスキー(子供用のプラッチックスキー)履いて

滑ったら楽しいのにぃ~と、

でもまだ実現していません。 

 

 

この辺りからGoPro動画を回していますが、その編集映像も後で

お楽しみいただけると思います

 

白雲岳から東大雪連峰の峰々を望んで...

 

どの写真をアップしようかと考えるのが疲れるぐらい・・・

 

 


乗せたい画像が多くなります

 

が、花の季節にはまだ少し早いようで、

時期が時期ならばチングルマをはじめとしたお花畑が

満開の画像は今回はありません。

 

 

間宮岳にとぉ~ちゃこして、望む北鎮岳

 

そして、お鉢の絶景

 

花はなくとも、この雪渓の残り加減は本当にこの一週間

限りの絶景

 

 

こ~のゼブラ画像はなんとも言えませんね

 

  大雪山に登って山の広さを語れ・・・と、

 

 

 12:30 北鎮岳頂上

 

北鎮岳頂上では少し雲が多くなって、周囲が暗いですが

その後はまた陽射しが強くなって、下りは快適×2 

 

■13:00 下山

 

 

 

見返す北鎮岳と青い空

 

ここから先は中岳温泉を楽しみに下ります。

そして、

中岳分岐から裾合平までの景色もまた、この季節ならではの

雪渓が楽しますよ

 

 

ここもまた貸し切り状態です

 

一日を通して、ほぼ登山客に出会わない贅沢さ、

申し訳ございません

 

■14:00 中岳温泉足湯

 

熱さ、ちょーどイイです

 

ここから姿見の駅までは、来し方の北鎮岳と旭岳を眺めながら

雪渓を踏みしめて歩きます

 

■14:20 移動

 

 

何度も振り向いて、

当麻岳、比布岳、安足間岳...

そこからの雪渓の筋にボードやスキーで滑り降りるイメージも

しながら...

 

 

ここでも花はまだなく、

 

 

キバナシャクナゲがようやっと咲き始めた程度です

 

一日晴れ天気ありがとうございました

 

 

■15:35 姿見の駅

~ 

■15:45 ロープウェイ

 

 

 

■16:00 駐車場

 

勇駒別神社(山開き前の儀式らしい)

 

 今日、山開きの日だと思っていましたが、

帰宅してネットで見ると山開きは明日(6/18日)だって

どぉ~りで、第1駐車場の混み具合はそれほどでもありませんでした。



2017年6月17日(土)

旭岳山の祭り ヌプリコロカムイノミ

http://www.walkerplus.com/event/ar0101e104241/

アイヌの伝統儀式や松明行列が楽しめる

大雪山旭岳の山開きの儀式と、登山者の無事や安全を祈願する祭り。

アイヌ語で“山の神に祈る、山の祭り”を意味するヌプリコロカムイノミ

として、アイヌの伝統儀式や舞踊が披露される。また、大きな焚き火や

一般観覧者も参加できる松明行列も実施される。その他、旭岳温泉の

ホテルをはじめとした地元の店から自慢の料理が屋台で販売される。


 

この日、ToshiとAotさんは札幌へ、

そしてAmigoさんとhiromiちゃんは十勝連峰の麓へ移動、

明日もピカピカの晴れ予報の中また登れるのは「いいね


思いがけず、“爽やか登山の会”が“ミニ山の会”になって

楽しい一日でした

 

また来週 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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16/06/19『旭岳』

2016-06-19 | 2表大雪の山

6月も中旬を過ぎた日曜日は北海道の最高峰、大雪山の主峰

旭岳(2,290m)」に登ってきました

 

 

特徴のある旭岳の容姿

 

 

今日はAotaさんと二人登山です

Aotaさんは、ちょっとした手術の後のリハビリ中で、

すでに一人では札幌近郊の山を登っています。

その慣らし運転登山で最高峰を選んだのには理由があります

・不調なら途中でロープウェイに乗り込む

(この日は、初めからロープウェイに乗らずに登山道を行く)

石室に着いた時点で調子が良くないようならロープウェイで下る。

頂上まで行って、下りが心配なら下りの途中でロープウェイに乗り込む。

 

こんな贅沢な見極め登山ができるのは実は旭岳をおいて他になく、

登っている途中で来た道を引き返さずともよい山はここしかありません

 

仮に、

途中で体が動かなくなったとしても、

人が多いので、寄ってたかって姿見の駅まで搬送してくれるでしょう

あはは~、これは冗談です

 

■8:00  登山口(ロープウェイ乗り口)

 

札幌を4:30出発で、予定通り8:00登山開始です

 

登り始めは良い天気で、少なくとも下山予定の14:00ぐらいまでは

もってくれるだろうと期待して意気揚々登ります

 

 

ロープウェイを使わず下から登山道を利用する登山客はほとんど

おらず、

その登山道整備にお金をかけることができない(しない?)ためか、

木道も荒れています。

 

冬期間は旭岳スキー場ゲレンデの一部となる登山道

 

笹の濃いあたりは、シーズン前なのでまだ刈られておらず、

多少うるさい。

雪から起き上がったばかりの笹漕ぎで服が汚れてしまいます。

 

でも、スパッツを履いていさえすれば、その他は夏山仕様で登って行けます。

 

 

冬期間BCスキーやボーダーが入り込む北向き斜面に残る雪渓

 

まだまだ雪渓が大きく広がるすそ野の樹林帯を越えると、

高度はあってもやはり日差しの影響なんですねぇ~

登山道はまた表れてきます

 

 

雪解け水が集まって、この時季だけの小川が原始の森に流れていく・・・

美しい風景です。

 

この辺りから、下界に雲が湧き出てくる...

 

この時刻、まだ旭岳に雲はかかっていないですが、

この後、天気は急変していきます...

 

 

登山道-姿見の駅分岐地点、ここから先は人がわんさか居ます

 

 

 

■10:00 石室

 

姿見の池に到着時点で上空にもガスがかかりはじめ...

 

ここから頂上までの行程はご覧の通り、ガスの中・・・

 

しかし、

風がほとんど吹かないのと、

気温がそれほど低くないので、意外と快適です

そうそう、

姿見の池(石室)の時点でAotaさんの調子はどうかというと、

予定していた行程で10分遅れぐらいで到達しているので、

迷わず頂上を目指すことに決めています。

 

でも、少し息が上がりましたかね... 

 

■11:50 頂上

 

頂上までは予定より30分遅れ...

と~うちゃこすれば、爽快感が待っていました

 

この時点でな~んにも見えないんですが、

昼の食事などしていると、

うっすらと太陽が覗き始めてくる...

 

見えました御鉢方向

 

Aotaさんにとっては初登頂の旭岳、

こういった空気感もよいのではないですか?


晴れた日のブログはこちら

http://blog.goo.ne.jp/oborozuki89/e/9d05dced909ea28315750ae3e3103350

 

2,000m級の山の頂でなければ感じられない雲海空気です。

 

 昔はToshiと同じ野球小僧のAotaさん(王さんは左です)

 

■12:25 下山

 

少しの間でも下界を見渡せる瞬間があってよかった良かった

下りになって視界が効いてきたので、

登ってきた行程を確認しながらの下山です。

 

姿見の池の上あたりに噴き出す噴煙はどうでしょうか?

以前より噴き出す勢いと数が増えたのではないでしょうかね?

 

ここまでは観光客がアップシューズでやってこれますから、

今年の夏も外国からのお客さんで賑わうことでしょう。

 

今度はすっかりとした晴れの日にまた来ましょう

 

はいっ、

Aotaさんの体調は問題ありませんが、ここまでの行程30分の遅れ

なので帰りはロープウェイに乗って楽チンに下ることにしました。 

 

■13:35 姿見の駅(13:45発ロープウェイ)

~ 

■13:55 登山口

 

下山後はユースホステル白樺荘の温泉に浸かって戻りました。

それにしても行き帰りの車の運転6時間強は長い

(この日はAotaさんの運転⇒帰りも三笠経由)

と言うと、

首都圏で渋滞覚悟で登山口まで走るTakさんに申し訳ない感じがします。

 

来週は“爽やか登山の会”今年初めての例会で羊蹄山で~す


 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (12)
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14/09/14,15『赤・緑・白(雲)岳~黒岳』№2

2014-09-15 | 2表大雪の山

ごきげんよう

 

早速ですが、このブログ報告を最初に観た方は、お手間でも、

一つ前の: 14/09/14,15『赤・緑・白(雲)岳~黒岳』№1

覗いてからこちらをご覧ください


さて、

一夜明けて2日目の白雲小屋の朝です...

朝、と言ってもあたりはまだ暗く星が瞬いています・・・

 

9月15日(月) 

3時起床、

早々と準備をし、キャンプ地を後にします。

 

■4:05 白雲小屋 出発

夕暮れ時の行動もそうですが、これだけ沢山の人が宿泊していて、

早朝時にご来光を眺めに高みを目指すというような人は案外少ない

ようです。

■4:30 白雲岳 (標高2,150m地点)


ここからはご来光ショー

気温は0度に近く、身が引き締まります。

遠く北大雪の先に雌阿寒・雄阿寒の頭が見えていたり、

こんな景色をいつ・どこで望めますか?

今、ここでしょう

 

東大雪連峰が石庭の石のように浮かぶ光景


 

ここを離れるのも名残惜しい気がしますが、

景色はすぐに色褪せます。

 

秋の一日は短い、

また違う景色を頼みに進みますぞぉ~

■5:20 白雲岳、北海岳分岐


 

白雲岳から北海岳の縦走路、

人は居ません。

日陰の状態で現在気温+1℃、霜柱が立っています。

それなのにAkkiさんは今日も元気で半ズボンです

ここからは、暫くの間、首が痛くなるくらい南(左)の方角、

つまりトムラウシ側を眺めながら歩きます。


雲の無い山域、お見事

Toshiのバナーもそろそろここからの景色に変えようか...と思うほど、

息をのむ眺めに感動します。

■6:15 北海岳

この間も同じ、

トムラウシは大きくなり、夕張山地はもう影になり、十勝連峰の十勝岳

付近にだけ微かに雲がかかり始めました。


きりがない、きりがない・・と言いながら写真に収めます。

陽光が斜めの、

やっぱり朝はイイ 

■7:25 間宮岳

お鉢の景色も春に訪れた時と空気感が違います。

■8:05 中岳

 

そして黒岳が近く望める距離にくるにしたがって、紅葉の景色もより

鮮やかに変ってくるような・・・

そんな秋の大雪縦走です... 

  

■8:30 北鎮岳

 

Akkiさんは、今日、北鎮岳を踏み、大雪の主だった山の頂上を

制覇しました。


転勤族をここまでアグレッシブに楽しんでいる人をToshiは知りません。

(Akkiさんは、フルマラソンに加え、今年サロマ湖100㎞マラソンを

 完走しています)

来し方、黒岳石室を見下ろして・・・

■10:20 黒岳

黒岳頂上はお約束の証拠写真

 

黒岳と赤岳、

ここだけは登山客というよりも紅葉を楽しむ観光客で賑わう場として、

出来ることならスルーしたいぐらいの環境です

でも、

これもこの季節の風物詩として捉えると、赤も黒も、そして白も緑も

み~んな素晴らしい

そんな気がします。


Akkiさん

やっぱりこれだけアップせずにはおれませんでした

いくら人が多く歩いているから安全...と言っても、登山道です。 

ここまで行くとチャレンジャーですね

 

■11:05 7合目リフト乗り場

下りはリフトとロープウェイにて・・・


Akkiさんは、ここで初めて「寒い」と思ったそうです。

そう、黒岳頂上からロープウエイ乗り場までの間だけが、この日ガスが

覆いました。 

■11:25 ロープウエイ 乗場 

■11:40 ロープウエイ 乗 

■11:55 ロープウエイ 降

 

下山後、2人で真っ先に向かったのはラーメン屋さん、

登山軒なるラーメン店でToshiは味噌ラーメンとギョウザの定食を

いただきました。

2日目の今日、バーナーが壊れて汁ものを口にしていないせいで、

お腹がぺこぺこだったのでね

 

ラーメン店と温泉を探していて、

層雲峡がアルプスのイメージを彷彿とさせる街道になっていることに、

この日初めて気づきました。

 

ごきげんよう


【備忘録】

・ロープウェイを降りてすぐのお土産屋さんで、ラーメン店『登山軒』

 の無料トッピング券が貰えました!(登山軒は街道の下突き当り)

・街道の中ぐらいにある温泉『湯元銀仙閣』は、日帰り入浴600円

 (駐車場有) 

 

 

コメント (6)
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14/09/14,15『赤・緑・白(雲)岳~黒岳』№1

2014-09-15 | 2表大雪の山

9月の三連休は、大雪山の紅葉の便りを励みに、銀泉台から登る一日目、

赤岳(2,078m)」から「緑岳(2,020m)」、「白雲岳(2,230m)

そして二日目は、「北鎮岳(2,244m)」を経由して「黒岳(1,984m)」から

層雲峡への紅葉巡り登山です


 白雲岳にほど近い高台(標高2,150m地点)からのご来光

 

なんのこっちゃあぁ

顔もよくわからん画像をアップしてしてすみません。

この週末は、“爽やか登山の会”の例会予定でしたが、多くのメンバー

のスケジュールが合わず、AkkiさんとToshiの一泊二人登山です

いかなる珍道中になりましたでしょうか

 

連休2日目にして天気が回復傾向となって良かったです。

札幌を5:00に出発し、

ほぼ予定通りの時刻に層雲峡入りできました。

 

9月14日(日)

■7:25 層雲峡 着

~

■8:00 大雪湖行きシャトルバス発

この時期の大雪湖行シャトルバスは、始発の6:00が臨時便が出る

ほどの混み合いだと、並んでいる登山客が言われていました。

しかし、

8:00の便はもうこの通り空き空き

約30分で、

■8:30 大雪湖臨時駐車場

 

さて、本日の予定はここからバスを乗り換えて大雪高原温泉へ向かおう

とする我々でしたが、

何やらバスは一台(銀泉台行き)しか無いようで・・・

「大雪高原温泉行のバスはないのですか?」と運転手さんにお聞きすると、

「そのバスは、20日から運行します」ですと・・・

何ですかつまりToshiは、バスの運行日程をよく調べもせず“思い込み”

でここまでやって来たというわけですかね?

その通~り

 

というわけで、大雪高原荘からの沼巡り⇒白雲小屋ルートはここで変更

⇒銀泉台経由⇒赤岳⇒白雲小屋となりました

~

■9:05 銀泉台 赤岳登山口

大雪湖からは層雲峡から乗車してきた我々に加え、車でやってきた登山客

が合流したので銀泉台を降りる人はいっぱいです。

人気のルートとは言え、第1~第2便で登っている先客さんを思うと、赤岳

の混雑はさてどれぐいでしょうか

 

■9:15 登山開始

 

登り初めはガスの中

頂上が“晴れ天気”に変っていることは上空の明るさからしてわかるので、

いつかは切れる・・と期待感で登ります。

赤岳は、大雪の高峰でありながら、登山口の標高がすでに1,500m

あるため、標高差なく登れる山としてビギナーが多いですね。


ビギナー大歓迎

山ガール(山ボーイも)大歓迎

老若男女大歓迎

山は人を選びません

 


ほ~うらぁガスが上がり始めましたぁ~(紅葉はここからが本番)


余談ですが...

大雪高原温泉行のシャトルバス運行が20日からなのは、

銀泉台と大雪高原温泉登山口の標高の違いによるものらしいです。

つまり、大雪高原温泉の標高が凡そ1,230mであるのに対し、

銀泉台(赤岳登山口)は1,500m。

それだけ紅葉の進み方がだいぶ違うということですね

(こぴっと勉強しとけ)

 

 

あ~

頂上への最後のアプローチにはお客さんが数珠なりだぁ~

いや、鈴なりで~す

赤岳頂上までの最後の登り

 

そして本日最初の一座、

■11:50 赤岳頂上

 

Akkiさんに言わせれば、本州の名だたる峰の頂上は何処も似たような

賑わいなのだとか・・・

日頃、人の居ない山ばかりを歩いていると、登山人口の増加をそう感じる

場面は少ないけれど・・・

今日はそう感じずにはおれません。


それにしても秋紅葉シーズンの大雪山系はやはりメジャーですね。 

アップシューズにGパン、当たり前です 

 

赤岳で少し休んでから本日の野営場所「白雲小屋」に向かいます。

そうそう、余談ですが赤岳でお会いした札幌からのご家族(4人)、

三週に渡って、週末はこの大雪山に訪れているのだそう、

そして来週も・・・

とても贅沢な過ごし方であります

それほど惹きつけるものがあるのですね

 

見渡すとこの時刻...、大雪山2,000mの上空だけガス切れている。

これってかなりラッキーでは 

~ 

小泉岳を過ぎる直前で、Akkiさんのお友達さんが白雲分岐方面から

声を掛けてきました。


山で偶然お友達に会うと嬉しいものですよね(横顔だけ)


さて、 

ここから小屋方面に下っていきますが、ラッキーもそう続かないのが

山の天気、目指す「緑岳」はガスに包まれてきました

それもアッと言う間です。

 

白雲小屋分岐から緑岳はもうすぐそこ

で、

■13:30 緑岳 頂上

この二日間で周囲がな~んにも見えなかった不遇の山はこの緑だけ

 

スケジュール通り、大雪高原荘から沼めぐりして後に登ってきていれば、

さてどうでしょう?まだこの緑岳に着いていたかどうか・・・

そんな時間感覚でしょう


~

■14:05 白雲小屋

 

テントの設営をする間、今日これからの予定を逡巡していると、

なんと、運よくガスが凄い勢いで上がってきました

再びのラッキー


雲散霧消・・・後に現れた飛行機雲

 

さあ、行くぞ夕暮れの「白雲岳」 

■15:40 白雲岳 出発

 

午後、それも夕暮れが近くなると気象も印象も変ります。

山中泊の良さは、その時間の使い方にあると考えている人は多い

でしょう。


■16:25 白雲岳 頂上 

どこを指さしているのかAkkiさん

東大雪の方角は大雲海の絶景

こちらToshiの指さす旭岳は頭一つ抜けています

 

そして、南の方向、

奥深い大雪の懐にこれまた大雲海、大海原が広がっていて、唯一

トムラウシ山(2,141m)の頂上だけがその荒海に浮かんでいる光景

なかなか拝めるものではありません


 

こんな景色に出逢うために、重い荷物を持って山に登るわけですが

今回は子ザックが活躍しました。

■17:35 白雲小屋(再)

 

いや~

充実した一日でした。


まずは、ビールで乾杯 お疲れ様っしたっ

・・・

赤岳を過ぎるといつもの大雪の風景、そこに人がいても密度が希薄で

何故か人恋しくなる・・・

そうしてたどり着いた白雲小屋キャンプ指定地、これでもこの季節、

テントの数は少ない方でしょうか?

  

白雲岳で観た雲海が消え、高根が原が眼前(の夕暮れ)

 

夕暮れに包まれる高根が原から十勝連峰の方角の景色にAkkiさんも

見とれているようです。

 

緑岳、さっきまでのガスがうそのよう....

気温もいっきに下がってきて、明日の天気もほぼ間違いなしでしょう 

そして山の夜は早い...


おまけ、

 

 今日のところは、 

 ごきげんよう

    明日に続きます...

 

 

 

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