“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

24/10/12『大平山』

2024-10-12 | 5道南・夕張の山

10月の三連休の初日に、目指した山域は道南の島牧町

9年振りに登ってきたのは大平山-おおびらやま-(1,190m)です

 

大平山のピークの手前570mの位置にある1,109ピーク上から狩場山を望んで

 

先週の道東の旅から戻ってまだ5日しか経っていませんが、

今週も週末は山に居ます

ってなわけで、今週末向かった山域は2週間前に登った「狩場山(1,520m)

と同じ島牧村で、下の写真中央の山大平山です

 

2週間前(↓↓↓の画像)、狩場山に登っていたときの山域の雲の高さは概ね1,000mより上と思われる

 

その日からどの程度紅葉が進んだものかと期待して同山域に向かいましたが、

やはり、今年の紅葉は遅れ気味のようです

 

登山者と思われる車両1台が止められていたけれど、結局今日はその1台と我らだけ・・・

 

陽光が射し始めると黄色が映えてきたけれど、、色づきはまだまだ

 

登山口辺りの落葉もこれから・・

 

お世辞にもよい登山道とは言えない、登りはじめ(標高200m)から450mまでの谷筋歩き

 

ところどころに現れる白い石は大理石のよう(Motoさんの見立て)

 

標高500mまで上げてようやっと美しい尾根に取りつきます

 

札幌から凡そ170kmの距離を走って来たのは、このブナ林の紅葉を眺めるため

 

尾根に時より差し込む陽射しが登高意欲を増進させます

 

標高700mの手前で尾根を抜け、視界の効く斜面となるも斜度は相変わらずきつい

 

居ましたいました、島牧村一帯に夥しくいると言われるカドバリヒメマイマイ

 

Motoさんも、ここまでの急登続きにいささかお疲れのご様子

 

う~ん、晴れ予報の今日も、雲が湧きやすい気象条件(その雲の高さは標高1,300mから上?)

 

大平山は1,200m弱なので、雲の中に隠れないのはラッキーか

 

岩場は巻いて、最後の登りに向かう・・・

 

この先、ピークまではあと数百メートルと言ったところ

 

しかし、

この先は笹漕ぎに加えて、刈られていないハイ松やダケカンバのトラップに

遮られて敢え無く撤退とあいなりました

 

見えている左奥がピークなので、あと少しなのにねぇ~

 

ま・ここも立派にピークっぽいので良しとしましょう名付けて「1,109mピーク」にて

 

島牧村の海岸を眺めて

 

雲は湧いているけれど、まずまずの景色

 

今日の気温は、一年中で一番登りやすい気温で風が心地よかった

 

黄色は映えてきたので、紅の彩付を待ちましょう

 

ススキもそよぐ、快適な秋の登山道

 

本日立ったのはこの鋭鋒の上(だけど、大平山の頂上はその後ろ500m先にあり

 

まだ3分の紅葉を眺めながら下山

 

見納めのブナ林

 

島牧村を代表する狩場山と比較してマイナーな山「大平山」一帯の貴重なブナ林は保存地区指定です

 

この大平山(おおびらやま)は、このまま廃道に向かうものか・・

はたして、頂上までの凡そ500mを笹刈りして、登山道復活に向かわせるものか、

わかりません。

 

出来れば、“登れる山”としての保存もお願いしたいところです。

下山したら、

こんな素敵な「宮内温泉」もあることですから(本日、貸し切りのためフリ〇んで露天でごろ寝

 

小さい方の湯舟はToshiさんには熱過ぎ

 

秋は、朝暗い時間から出発し、帰宅時も星が眺められる時間と

いうことになりました。

冬至まであと2ケ月、紅葉をお届けできる週末があとどれだけあるでしょうか?

また来週

 

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24/09/23『狩場山』

2024-09-23 | 5道南・夕張の山

めっきりと涼しい・・という季節が一気に進み、大雪山周辺の高峰には初冠雪の

便りが届けられた9月下旬の登山は、天気予報に促されて道南・日本海側の山

狩場山(1,520m)を千早新道ルートから登って来ました

 

Motoさん、やっぱり目を瞑ってしまうのねぇ~

 

今年の秋は二週に渡って三連休が続き、この度の連休は後半の23日に4人の

スケジュールを示し合わせたらば

東大雪山域は前泊の夜から雨または雪の予報となったため、予定を変更して

比較的前日の22日から予報の芳しい道南、それも日本海側のエリアに登る

プランに変更しました。

 

22日は午後からしか移動できないスケジュールのため、中継点の黒松内『ルピック』キャンプ場で前泊

 

陽が沈むのが早い早い..、ターフテントも張る時間なく各自持参した食物を並べてまずは乾杯

 

焚き火は直火で出来るのがルピックオートキャンプ場の良いところ(右は、Motoさん特製のスウェーデントーチ)

 

はい、

黒松内は温泉施設の充実とこのルピックキャンプ場、そして道の駅のピザも人気で

今年の夏は大賑わいだったのだとか・・

と、わてらはキャンプは二の次、あくまでも今回は登山の中継利用です

朝5時起床、一夜明けてルピックキャンプ場の上空は雲1つない晴天

だけど、ルピックの難点は朝7時にまではキャンプ場が閉錠されること..

キャンプ道具を車両まで荷運びする時間で出発がずいぶん遅れました

 

7:45登山口手前駐車スペース着⇒出発前に狩場山名物「黒いでんでん虫」をKasaneちゃんが発見

 

8:00登山口

 

有難いことに、数日前に刈られたと思われる笹が手入れされていてGOOD

 

秋に付ける木のみが可愛らしい(今年はナナカマドの実がたわわに実っているような・・)

 

道南の山だけに、色付きはまだまだこれからですね

 

南狩場山(9合目)バックの青い空を目指してトラバース

 

いよいよ、ここを越えると狩場山がお目見えします

 

越えるとそこは、狩場山塊が南北に長いということを実感します

 

ここからの1.5kmは、ほぼ標高を上げることなくフラットな山歩き・・

 

5合目あたりのネマガリダケとは植生の違う笹が美しい平原歩き

 

標高を上げない代わりに距離があるので9合目に「半」を付けちゃってます

 

春には美しい高山植物で賑わう湿原も今は秋枯れです

 

頂上間近で「親沼」です(親沼があれば子沼もあるんだろうと話していました)

 

頂上のさらに近いところに「子沼」がありましたが、沼とも池とも言えないサイズ感

 

標準の3時間で頂上にとうちゃこして、まずは海岸から延びる茂津多ルートの美しい尾根を背に

 

頂上で数人いた登山客も下山し、4人だけの頂上で

 

頂上滞在は毎度変わらず35分で下山(意外にもガスが多かったため山座同定は下山時に

 

雲の湧き方も1500m級の山の醍醐味で、下界では味わえない空気感に包まれます

 

秋の雲海もまた美しい・・・

 

雲の合間に覗く日本海が素晴らしい

 

中央(右)はメッブ岳、さらに右はカスベ岳(登れる山かは知りません)

 

意外と近く見える奥尻島は、確かマラソン大会やってますよ

 

遠くに長万部岳とカニ缶、もとい「カニカン岳」が望めます

 

秀峰「大平山(1,191m)」もなんとか姿を見せてくれました

 

下りも標準時間の2時間で降りてこれました

 

 

見下ろす千早川の支流は水が清く美しい

 

もう2週間も過ぎると、このあたりの紅葉が見頃を迎えて見事でしょう

 

ということで、

2日間の狩場山登山報告にお付き合いいただき有り難うございます。

紅葉の時期にはまだ早い狩場山山域でしたが、湧き立つ雲が誘う

秋の日本海側の山の景色が満喫出来てとても良かったです。

 

来週は、さてどっちの山域に向いて走るか乞うご期待

いつも変わらず“晴れると山は100倍楽しいを期待して

頑張ります

 

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24/06/29『恵山』

2024-06-29 | 5道南・夕張の山

6月最後の登山は、函館マラソンの前日の日程に合わせて、道南の「恵山(618m)」に登って来ました

午後からの登山だったため気温がかなり高めだけど、吹き抜ける風が爽やかな山頂にて

道南の山は、高峰はもとより低山であっても登れていないのが現状です。

それは、やはり距離の問題で、札幌から向かえる道南の山はせいぜい狩場山や黒松内岳

あたりまででしょう

今日の「恵山」は、函館マラソン前日にはちょっうどよい低山で、一度は登ってみたい

と思っていたところに、この巡りあわせになりました

火口原駐車場は、海岸からわずか数分で標高凡そ300mを一気に上げるので、登山としての標高差は残り300mほど

登山道はほぼすべてが砂礫帯なのでトレランシューズで

溶岩が冷やされてこのような岩肌になるんですね?いたるところに自然の造形美が

恵山の特徴は、渡島半島の東端に位置していて、内浦湾側と津軽海峡側の両方が見渡せるところ・・・

北の方角を望むと知床、羅臼岳でみた景色にも似ている

〇〇に見える!!奇岩も沢山あります

Toshiにはそれが“ナキウサギ”に見えて、それぞれ向き合って鳴いているような・・

小さい噴煙もいたるところからあがっていて、活火山であることがよ~く分かります

頂上とほぼ同じ標高に達したら、標高わずか600m程度の低山とは思えない360度の眺めとなります

写真ではよく見えないけれど、青森、下北半島が霞んで臨めています

陽射しがMAXの午後2時「恵山(618m)」の頂上

頂上から50m南の神社

函館は右端の先、明日も暑くなりそうです

登り下りで2時間とかからない、そして急登もない登りやすさが「いいね!」

海向山(569m)」も同じく無理なく登れる低山なので、出来ればセットで登りたいところです

登山口方向と海向山(さらに右に望めている)

天気が快晴に近く、午後からの陽射しに晒されて暑い一日でしたが

眺めは最高の「恵山」でした。

明日の「函館マラソン」も予報では28℃の予報

果たしてどうなりますか?

完走目指して頑張ります

最後に、オマケの画像

途中、鹿部町のみちの駅で寄った、

『間歇泉公園』の様子→10分に1度、5分程度吹きあがります

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24/05/19『北の峰』

2024-05-19 | 5道南・夕張の山

初キャンプ翌日の登山は、

山部自然の森公園キャンプ場から10km北にある富良野スキー場から登る

「北の峰」です

 

観天望気の峰から北の峰に向かう稜線上から(中央に富良野西岳

 

昨年9月、Toshiがトレイルランニングなるものに初参加したのが、

『第7回富良野トレイルランニング2023』で、今日はそのコースとなっていた

富良野スキー場内の同ルートをなぞるように登り下りしてきました。

 

朝、4時50分には山部、自然の森公園キャンプ場にテントを残したまま出発(写真は芦別岳)

 

富良野トレイルの時のスタート地点から出発・・とその前に、

トイレに行きたくなって右往左往していて最後に飛び込んだホテル『ナトゥールヴァルト富良野』

実はココToshiが以前から探し求めていた富良野、夕張山地側の麓で安く日帰り入浴できる温泉

だったのです。

こころよくトイレをお貸しいただけたこのホテルの日帰り入浴は600円(ただし15時~)

 

 

トレラン32kmコースの登り返しは、そうそうココからでした

 

富良野スキー場は、他のスキーリゾートと違って、登山者を邪険にしたりしないところがGOOD

 

登山は自己責任、スキー場内で何かあったら・・なんて言って閉鎖的になっていてはトレランの練習もできません

 

中腹のペアリフト降り場(時計の6時5分は合っている)で、ここもトレランコース内

 

トレラン競技中は下界を見下ろして眺めに感動..は、無かったね(唯一、富良野西岳頂上でだけ・・)

 

Motoさん、先日の登山で膝を痛め現在リハビリ中のため、今日はユックリ登山です

 

はいはい、ココから先の稜線も“必死のパッチ”で駆け下りました

 

まだ、ところどころ雪渓が残っているけれど、登山道には無し

 

日当たりが良いところに咲く山桜も、今はもう葉桜です

 

観天望気の峰と~うちゃこ

 

この時間、天気が良すぎて十勝岳連峰は霞が掛かって、う~っすらとしか望めません(逆光だし

 

夕張山地側はご覧の通り、よぉ~く望めます(トレランではあの西岳からこの峰をずぅ~っと駆け抜けました

 

富良野スキー場内のゲレンデは手入れが行き届いていて、藪状になっているところは無し

 

後はスキー場コースを降るだけ・・

 

ここまで下ってきて、十勝岳連峰が肉眼ではかなりくっきりでしたが・・

 

何より、いろいろと収穫もあって良かったです

 

最後に、トレランコースのStart&Goal地点のすぐ後ろにある『ホテルナトゥールヴァルト富良野』はココです

 

2日間、また富良野で遊ばせてもらいました

「北の国から」のロケ地が無くなってしまったり、

JR富良野-新得線が廃線となったり、

懐かしい風景が見られなくなる寂しさはあるけれど、観光地としての

富良野にはやはり他にない自然がいくつもあって、それには十勝岳連峰と夕張山地という

眺めてよし、登ってよしの山々があるからこそ・と言えましょう

 

それでは、また来週

 

 

 

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24/05/04『小夕張岳』

2024-05-04 | 5道南・夕張の山

5月最初の山行は、

名の通り夕張山地の夕張岳を金山ルートから登る途中の山小夕張岳(1,234m)です

 

小夕張岳頂上から夕張岳(1,667m)を背に

 

本日は、訳あって久し振りの一人登山です

だから・というわけではありませんが、詳しい報告を省いて写真だけちゃっちゃと上げておきましょうね~

 

小夕張岳までの登りにはまだけっこう雪渓が残っている

 

木々の隙間から眺められる北の方角には芦別岳(1,726m)

 

日高側の山々は霞んでいます

 

夕張岳まで行って戻ると、収穫ができないもので・・

 

芦別岳をアップで(随分と黒が目立つようになりましたね)

 

手前の山は吉凶岳?(1,208m)

 

トナシベツ川に出合うところで冷やしておったサイダー

 

橋の上で食事

 

今日は、朝の金山平地の気温でマイナス1℃まで下がっていたけれど、

登山行程の間はアウターなしで過ごせました(笹を漕いだのでオマケにダニが付きました)

風もなく、春山登山には絶好の日和でした

 

また来週

 

 

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24/03/31『御茶々岳』

2024-03-31 | 5道南・夕張の山

3月最後の日曜日登山は、富良野-山部から登る夕張山地の山御茶々岳(1,331m)です

 

夕張山地の最高峰「芦別岳(1,726m)」は、真後ろの「夫婦岩(1,412m、1,429m)」のさらに後ろに望めるはずが・・・

 

今週は予報がはずれ、期待していたほどの景色は望めませんでしたが、

御茶々岳頂上からは夕張山地の北方向の峰々をまずまず眺めることができました

 

先週、富良野の東側から撮影した夕張山地(中央が芦別岳)の写真の右に位置する「御茶々岳」です

 

札幌を出発したときは雨だったことを考えると、雪に変わってヤレヤレ、8時を過ぎてからの好転に期待して登山開始です

 

凡そ1kmほどの除雪道ツボ足後は、スノーシューの林道歩き

 

至るところ鹿害の跡、好みの木だけぜぇ~んぶ食べちゃうんだ

 

ほう、この沢筋の林道は、御茶々岳林道なのだと知る

 

この辺り、新たに20cm強の積雪が黄砂を消してすっかり冬化粧

 

渡渉地点は、何とかスノーブリッジが繋がっています

 

こういうのはいかにも危ないので回避

 

富良野、山部を見下ろせる標高の辺りから積雪30cmに加えて、ずっしりと重たい雪なので..

 

「帰りに槙柏山(1,184m)にも寄りましょうね」なんて計画していたけど、こりゃあ無理だぁ~

 

時ならぬラッセルにこの斜度だから、なかなか大変です

 

休み休み行きましょう

 

ここまでくれば頂上はあと少し

 

と、あそこが頂上ですよって言っても直登は無理なので右を巻いて登るのです

 

雪庇を抜けて東に延びる稜線上に出ると風速15m以上の強風に吹き飛ばされそう・・

 

それでもあと100mです、頑張りましょう

 

実は、三脚やストックは飛ばされるぐらいの風、吹いてます

 

気温はそれほど低くないのに、体中の熱が風に奪われていく

 

頂上には10分とおらず、風下の斜面まで降りてからの昼食後・・

 

スノーシューに団子を作りながら重たい雪を漕いで下山

 

帰りも数少ないスノーブリッジを選んで渡ります

 

はい、

この山も来年はスキーとボードを上げて楽しみたいと思います。

登り返しがいくつもあったって“へっちゃらさー

それはウソ

 

来週はTakさんが来道して“まだまだ白い”雪山登山です

お楽しみにぃ

 

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23/07/29『黒松内岳』

2023-07-29 | 5道南・夕張の山

7月最終週の登山は、ブナの北限の町「黒松内町」のランドマーク

「黒松内岳(739m)」です

図らずも、登りは

おそらく、知る人ぞ知る賀老川林道コース(Toshiが勝手に命名)から

というオマケとバイトが付いてきてラッキーな一日になりました。

 

汗が滴り落ちる頂上での記念撮影

 

分けあって、今日は黒松内川コースではない別ルートから取り付くことにしました

 

距離は黒松内川コースよりも短く、標高差も少ないようだけれど・・・

確信の持てない新ルートを行きます

 

この廃道と化している林道歩きを始めると、間もなく黒松内岳の北東斜面が望めます

 

日影はいいけど、一たび炎天下に出ると暑くてたまらん

 

数種類のアブが入れ替わり纏わりついてくるし

 

斜面に九十九折の登山道がわずかに望めているけど・・

 

ほう、あと少しであの最後の急登に取りつけるはず・・

 

お世辞にも美しいとは言えない九十九折を辛抱して登り続けるうち、

 

なんとか視界は開けてきて(後ろは日本海、寿都の海岸線)

 

むき出しの裸斜面を前傾姿勢で登り詰めると

 

わけあって、その道の先は無くなっていました

 

しかし、わけあって頂上にはたどり着けました(なんのこっちゃ)

 

右に長万部岳(972m)、その後ろにカニカン岳(981m)そしてその奥は太平洋

 

大平山(1,191m)らしい

 

わけあって(くどいっ) 下山は、黒松内川林道コースで

 

はぁ~やっぱり通常コースの尾根から眺める姿の方が美しい山です。

 

保水力たっぷりのブナ林の下にグチャグチャに荒れた登山道はなし

 

帰りは、ブナセンターに寄ってブナの生態のお勉強を・・と思いましたが、

暑いのでやめにしました

 

ただ、ブナのお勉強の報告が出来ない代わりに、笹の生態について貴重な

体験の報告をさせていただきます。

 

広範囲にわたる笹枯れ現象

 

黒松内町に限らず、蘭越、ニセコ、そして真狩に至る数十kmに及ぶ範囲の

笹原がほとんど枯れている現象を目の当たりにしました。

 

これが50~60年に一度しか咲かない笹の花の光景(上に飛び出ているのがどうやら笹の花らしい)

 

そして、その開花後に視られる

笹枯れの現象です。(笹も竹の仲間なので、このお話はお勉強した記憶が・・)

 

珍しいものを観られてラッキー

黒松内岳新ルートでの登頂でラッキー

黒松内温泉ぶなの森でかき氷を食べられてラッキー

 

庶民のささやかな喜びがとても大きく感じられた一日でした。

Motoさん、OKazuさん有難うございます

 

本日のオマケ

 

 

 

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23/01/09『真谷地炭山』

2023-01-09 | 5道南・夕張の山

“ミニ山の会”新春登山2日目は、Toshiの故郷夕張の山真谷地炭山(463m)です

昨日のラーチ新年会は楽しかったぁ~

 

3等三角点「真谷地炭山」でAmigoさん4,500回目、節目の登山を迎える

 

真谷地はToshiの生まれた夕張市沼ノ沢の隣り町で、Toshiが小学校4年生から

移り住んで高校卒業まで過ごした故郷です

 

旧北炭真谷地炭鉱洗炭場跡の駐車スペースを出発

 

しかし、炭鉱の閉山とともに過疎化が進み、夕張市はその後全国唯一の

財政破綻した自治体となってしまって、目指した観光化(石炭の歴史村)も

うまく行かず、スキー場(M’tレースイ)も経営難・・苦境にあえぐ自治体の

見本のような町になってしまいました。

 

Toshiさん、真谷地のガイドさんよろしく旧炭鉱跡地の解説中

 

今日は故郷に錦を飾るつもりで、Toshiさんラッセルけん引の図

 

今は、国破れて山河がだけが残り、

昔、炭住街が犇めいていた坂の上のズリ山には木々が茂っているのでした。

右のズリ山(ぼた山)に鹿のラッセル跡

 

夕張の雪が多いといってもエリアでかなりの濃淡あり(真谷地は積雪1m程度でそれほどでもない)

 

Takさん、マスクは観ている方がじゃまくさそう

 

最後の標高差100mはなかなか疲れましたぞいっ

 

点名:真谷地炭山(3等)にとぉ~ちゃこ

 

3等三角点の直径は15cmらしい(その15cmの石柱がなかなか見つからなかった)

 

Amigoさん、4,500回目の登山に真谷地の地を選んでくれて有り難うございまっす(達成おめでとうございます)

 

後は、旧真谷地炭鉱の(仮想)炭住街を木々の合間から見下ろしながら下山します。

 

下りは、スノーシューを巧みに操って急斜面を行く

 

途中、転んでもまた起き上がって落ちていきます

 

真谷地は、真の谷の地と書きます。

雨が多く降っても土砂崩れなどが起こることのない谷の地なのだと教えられました。

土砂崩れはしないけど、そこに仕事が無くなれば人が住むことはなく、

今は鹿の群れが暮らす谷となっているのでした。

 

おしまい

 

また来年も“ミニ山の会”新春登山会はホテルラーチを予約しました

とさっ

 


オマケは昨日新年会の図 ⇒ Amigoさんの新年会報告はこちら

 

 

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22/11/27『焼山』

2022-11-27 | 5道南・夕張の山

“ミニ山の会”Toshiさん還暦祝い登山の2日目は、歌志内、富良野のお隣、

芦別にある『焼山-やきやま-(589m)』に登って来ました

 

木々の間から青空が望めていて良かった

 

昨晩の本当に楽しいバカっ話の酒み会のおかげで、登り始めはちょっと

二日酔いぎみ..

さて、

2日目、日曜日の天気も予報からするとそれほど期待していませんでしたが、

なんと、

それが、どうしたことか上空に青空が広がったのよね~

Toshiさんの念力のお陰なのか、Amigoさんの山域選びの妙なのか

 

今日は最近のAmigoさんの登山スタイルである藪漕ぎ(登山道のない山)

なので、最初からカッパ着用でスタートです

 

木の陰から光が射しこむ気持ちの良い林道歩きから・・

 

ともあれ、登山開始時の気温が2℃だから、日影はひ~んやり

林道歩きはフラットなれど、目指す先の焼山の南西斜面は手強いぞぉ~

 

途中、藪は薄いというよりも、ほとんど登山道のような尾根だけど・・・

 

標高を上げると雪が覆いだして、下の木や石が滑るのでなかなか歩きづらい

 

頂上直下はかなりの急坂なのに掴める笹もないので大変です。

 

一気の急登を詰めると、頂上はいきなりやってきて、さすがに気温はマイナスでしょう。

三角点を踏んでの記念写真に中央の人の手がだらしがないよ~

 

下山は南に向いているゆるやかな尾根を下ります。

 

藪はこちらも薄いので難なく降りられます。

 

しかし、

いったん西側の斜面に降りると、やはりけっこうな急坂なので慎重に・・・

 

ここまで下ると気をつけるのは鹿の糞だけ

 

はい、計ったように車両の駐車した道路わきに出てきました。

Amigoさんのルートファインディングはいつもながらお見事

 

hiromiちゃんを待ち構えるAmigoさん(転ぶところを撮ろうとしている)

 

あ~面白かった

今回の登山、実は3週連続の「焼山」と名の付く山の登山になりました。

これは偶然なのだけれど、本日の焼山はどうやら「やま」と読むらしい。

先日登った西岡の山は「やま」です。

この焼山という山も里山には非常に多い名前で全国に果たしてどれぐらいの

数があるものか?

山の由来なども知っいる方がいたら教えていただきたい。

 

“ミニ山の会”の皆さんとは、12月また忘年会登山でお会いしまっす

最後に、昨晩お祝いしていただいたときの写真が届きましたので貼り付けしましょうね。

Amigoさん、hiromiちゃん重ねて御礼申し上げます。

ハイランドふらの宿泊の様子はAmigoさんのブログでね

それではまた来週

 

 

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22/11/26『神威岳』

2022-11-26 | 5道南・夕張の山

11月最後の週末は、“ミニ山の会”でToshiの還暦祝いを兼ねての

登山会を企画していただきました

Amigoさん、hiromiちゃん有り難うございました

初日の土曜日は、空知にある歌志内の山「神威岳-かもいだけ-(467m)」です

 

還暦になっても、“ミニ山の会”のバカっ話だけは止められません

 

週末の天気予報は結局上向かず、今日の天気も札幌を出る頃にはもう

雨が降り出すというあいにくの天気でした。

 

カッパ着用、空荷で出発

 

Amigoさん、そのあたりのことを勘案して、当初予定していた山をとりやめて

アスファルトが頂上まで続く山「神威岳」を登ることに変更

 

雨がやんだので車道ではなくスキー場のコースを直登

 

神威岳は、国道275号線で雨竜に走る途中、石狩川を挟んで対岸の東側に

割と目立つスキー場のある山として眺めていましたが、登るのは今日が

初めてです

 

登る斜面(ゲレンデ)は、石狩川方向(西側)ではなく逆の東側斜面

 

登り始めの時間だけ不思議に雨が止みましたが、頂上付近にはわずかに

ガスが掛かっていました。

 

鹿の糞を避けながら、ゲレンデを登ります

 

頂上はスキー場のリフト最終降り口であり、

且つ、電波塔がいくつもあるので車で上がってくることができます。

 

しかし、ピークはピーク、自力で到達した神威岳はToshi未踏峰につき

本日、初登頂です

 

西北方向のゲレンデまで歩いて深川方面を望み、

 

西を向くゲレンデは砂川、新十津川で今日は雄大な石狩川は眺められない・・

 

冬にまたボードを背負って登って来たいです。でも、景色は一変するだろうね

 

歌志内の街を見下ろして、古の炭鉱栄華の時代に思いをいたします

 

はい、

時間も標高もそれほど稼げてないけど、雨にあたらなかったのはとても

ラッキーでした

なんとなれば、下山して車に乗り込んでからはまたずぅ~っと雨が

強く降ってきて、それは本日宿泊の富良野の入口「ハイランドふらの」

まで続きました。

■Amigoさんのブログ報告はこちら

 

これから温泉に浸かって、Toshiさんの還暦祝いとバカっ話の延長戦で~す

 

 

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