“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

23/10/28『神居尻山』

2023-10-28 | 6道東・道北・増毛山地の山

10月最後の登山は、一年に一度は登りたい「神居尻山(947m)」です

Aコースの駐車場に車を止め、登りはCコース、下りはAコース、凡そ10kmの行程です

 

残念ながら、浜益から増毛にかけての名峰はお揃いで雲の中でした・・・

 

当別ダムの朝..、この時間、まだ陽光が足りないけれどダム湖の湖面は神秘的に美しぃ~

 

さて、

道民の森神居尻地区の中にある神居尻山は、3コースの登り下りを楽しめて、

登山道がしっかりと整備されている北海道内随一のビギナー向け安全・安心の山です

 

Aコースの登山口に車両を止めて、Cコースの登山口まで約1.2km舗装された道を歩きます

久し振りのCコースは登山口から頂上までの距離2.6kmで、

Aコースの降りは6km今日なので全行程〆て10kmの山歩きを楽しむことができます

 

団扇大のカエデの葉[でかっ

 

木の階段がこれほど敷設されている登山道は全道中でここだけ・・・

 

5合目から眺める景色は紅葉から落葉に変わっていました

 

BコースとCコースに多い木の階段は、とにかく歩幅が小さくて大人は合わない

 

落葉が敷き詰められている登山道が歩きやすい

 

稜線がくっきりと分かりやすいのが神居尻山の特徴で、

 

同じようなアングルで写真に収めたくなる

 

もう何度も訪れているけれど、だいたい同じところから写している・はず

 

この角度からの画像も入れておかないと、、登山口方向です・・・

 

霞む、札幌方向

 

樺戸山地にあって「山神」を祀るピンネシリの稜線もクッキリ

 

頂上手前は穏やかに歩きながら・・・

 

右手に望めるこの稜線を眺めてため息をつきます

 

雲が覆うけど、ところどころ青空が覗く頂上で“ニヒル”な笑顔のMotoさん

 

凡そ40分滞在してAコースを下ります

 

ピンネシリのある真東に避難小屋があります

 

落葉した姿も美しいダケカンバ林を眺めながら標高を下げていきます

 

この角度から眺めるピンネシリはまさしく男山だっ

 

陽がうしろから射すようになって温かい

 

アップダウンがこれでもかとあるのがAコースです

 

B、Cコースほど多くはないけれど木の階段もあって、

 

とにかく落葉の絨毯が足に優しい・・

 

紅がもっとあると最高だけどね

 

これだけ黄色が眺められれば大満足です

 

予報通り山の眺めは“まずまず”の一日でした

 

さ、

遅い紅葉も足早に南下が進んでいるので、来週はいよいよニセコ周辺を目指したいと考えています。

ただし、基本は陽光が射してくれる山域でなくてはその輝きも半減ですね

 

それでは、また来週

 

 

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23/10/14『黄金山』

2023-10-14 | 6道東・道北・増毛山地の山

はや10月も中旬となりました

紅葉がゆっくりと進む北海道の中にあって本日登頂した浜益の山「黄金山(740m)」紅葉も

例外なく遅れているようです

 

逆光ですが、笑顔はなかなか・です黄金山ぁ~

 

久し振りに4人で集まることが出来ました

しかし、よく「黄金山」計画にご参加いただけたものと思います。

明日の日曜日はまた鵡川まで行ってシシャモ駅伝大会で汗をかく予定のMotoさん、OKazuさん、

それにKasaneちゃんも態々紅葉の遅れている山域まで来てくれました

 

このように走ったり登ったりと忙しい皆さんだからこそ、このタイミングでないと

「黄金山」日帰りという計画はなかなか組めないですね

 

増毛山地の高峰に張り付いている雲の影響が午前中にかけて続きました(朝7:20実田橋からの黄金山...)

 

暫く訪れないうちにトイレがピカピカに改修された登山口スタート

 

残念ながら登山口となる標高200mぐらいの地点では、カエデも色付いておりません・・

しかし、

この時期の登山は、毎年のことながら落葉が敷き詰められて歩きやすい登山道にまず癒されます

 

彫刻作品のようなキノコには思わずカメラを向けたくなるし

 

登り、旧道途中から眺める先の黄金山は低山ながら、その姿は地元を照らす富士の趣です

 

う~ん、過去の登山ではこのように美しいと思える印象であったかどうか・・

 

まだまだ・・これから斜度が上がって剣、槍、鑓を思わせる登山道に向かいます

 

ここでもまだまだ・・・

 

ここでオマケを挿入、朽木の中にキノコの精が住む世界観

 

ま、距離は短いけど、こんな感じの急登続きがバリエーションの黄金山・・です

 

トラバースだって“ゆるくはない”・・・だから面白く黄金が稼げる山であります

 

もう少し雲が切れると“絶景かな~”と騒ぎたいですけどねぇ~

 

ここが頂上なの?by-OKazu  違います、ここは偽です

 

頂上は“あすこ”です

 

ここですか、はい、そうです、有り難う

 

北東斜面は崖さ加減が凄いけど、写真ではなかなか伝わらない高峰感

 

落ちたら当然助かりません

 

はい、

頂上は寛ぐスペースは無いので、あそこの偽ピークの3畳敷で休むとします

 

意外と“怖いもの知らず”ですね、(笑)ろてます、あの方達

 

いや、ここはなかなか良い寛ぎのスペースです

 

1.5m先は断崖ですが、眺めは格別です(雲は多いけど・・

 

今日は、時間に余裕があるので随分長い間、偽ピークで滞在しましたね(浜益の港を見下ろして)

 

満足してお帰りですか?皆さん?

 

後ろは城跡の断崖をよくもまあ・・脚がすくみませんか?

 

下りも三点確保でお願いします

 

新道の下りでまずまずの紅葉を眺められて、

 

笹狩りされて行き届いた登山道は旧道と同じ・・

 

ナナカマドの赤はほとんど無く、漆の葉が季節を告げる役目を担っているようです

 

短いながら、なかなか良い山行でした

 

昼食は下山後、紅葉の季節のお約束(OKazuさんお手製のお弁当とフルーツを頬張って

 

低山歩きも良いものです

年齢も年齢なので、いつも今回のように歓談の時間を長く取るように心がけたいですね

紅葉マークの三人に、同じペースで加わってくれているKasaneちゃんには、

父母代りの三人から感謝状の贈呈です

 

最後は、黄金山登山口までの林道4kmの途中に掲げられている樹齢1,300年のイチイを

観て帰りましょうということになり、

林道から外れること凡そ400m先に立つ、この巨木の姿をアップしてお別れです

 

紅葉がさらに見頃を迎える北海道から...

また来週

 

 

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23/08/12『雄冬山』

2023-08-12 | 6道東・道北・増毛山地の山

日本全国「山の日」のある週末の土曜日は、増毛山地の山で浜益10名山

にも名を連ねている「雄冬山(1,198m)」に登って来ました

 

夏山特有の湧いては消えるガスが上空を覆う時刻_11:30 暑寒別岳を背に暑い

 

今年の北海道の8月も、本州ほどではないにしても、とにかく暑い日が続いています。

湿度の低い、あの爽快な「北海道の夏」はいったい何処へ行ってしまったのか?

 

暑くてたまらない日は、涼しい山に登りましょう!と8月に「山の日」を制定したのか

どうかは分かりませんが、山の上も暑いです

 

幌を基点に、浜益御殿経由で雄冬山を目指します

 

人が歩いておらず、踏み跡もほとんどない山道を行く

 

ネマガリダケの立派なこと・・

 

残雪期に比べると眺めの良さは10分の1ぐらい?(浜益海岸)

 

2時間歩いて浜益御殿

 

うしろの浜益岳(1,258m)も夏のこの時期は登れません

 

浜益御殿からは、山道をまだ4km弱歩かねばたどり着けない雄冬山

 

ダケカンバが縦横に這っているので、跨いだり、くぐったりが疲れます・・

 

人が歩かないということは、当然、クマは歩きます

 

はぁ~まだだいぶあるわぁ~、暑いと長く感じますね。

 

ひぃ~予報通り上空にガスが掛かってきてるうぅぅ~

 

ガスが湧き湧きだけど、頂上直下の笹原はいくぶん風が冷たく感じます

 

ちょっと窮屈な雄冬山頂上での写真(Toshiの後ろにガスが覆いつくしたので・・)

 

暑寒別岳が見え隠れだけど、まぁ~折込済です

 

海岸線の碧さも今一つ伝わりませんね。

 

昼ご飯を食べ終わったら群別岳(1,376m)が望めて、満足です。

 

だいたいすっきりと晴れたことのない雄冬山、また来ますよ。

 

帰りの時刻は暑寒別岳(1,491m)がなかなか望めています

 

笹漕ぎした甲斐もありましたね。

 

帰路の途中、群別岳もさらによく姿を現してくれました

 

暑寒別岳もさよぉ~ならぁ~

 

凡そ16kmの山道歩き、ご苦労様でした。

 

この日は、頂上直下で岩尾ルートからやってきたと思われる登山客1名

と挨拶を交わしただけで、他に登山者はゼロ

人が多くない方が良いに決まっているけど、登山道はその分荒れていて、

ちょっと歩きづらいですかね

 

しかしまぁ~我々はまた来年もやって来ますよ、残雪期に

(今年3月に登った10倍の景色はこちら)

その下見と思えば春夏秋冬眺めつくすことです 浜益10名山

 

 

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23/07/23『利尻山』

2023-07-23 | 6道東・道北・増毛山地の山

2023年、盛夏のみぎり

昨年、予報が急転し登りに行けなかった日本最北の百名山『利尻山(1,721m)』に登ってきました

 

レンズもくもり、背後はガスって何も見えないけど、二年越しの利尻山山頂の達成感は格別です

 

北海道は、東西南北どこに向かっていくにも時間が掛かりますが、

距離を走っても、そして時間が掛かっても毎年登りたい山、それが「利尻山」です。

 

利尻山の醍醐味は「登ってよし」「眺めてよし」というところであろうと思います。

眺めてよしというところでは、札幌から北へ向かうオロロンラインの走行途中

晴れていれば初山別辺りから、その海の先に僅かに姿を現し始め、

天塩にも近づくと、もうその雄姿を眼前に感じられる雄大さに変化していく道程が

何といっても素晴らしい

 

【7月22日(土)】

抜海へ向かう海岸線沿いの風車は近年増設されていて独自の景観を楽しませてくれる

 

思わず、

ハマナスのとげとげを搔きわけてでも海岸に出て、思いを明日登る利尻山に向けてみたくなるけれど

 

天塩を過ぎてしばらくは、その裾野を見せるにとどめる利尻島

 

ところが、どうでしょう

抜海に近づいたとき、上空を覆っていた厚い雲が抜けた瞬間、姿を現してくれた利尻富士です

 

明日もよろしくね~

 

と、ここまで前日の景観からアップするのは、

実は登山当日の山の景色が少ないからでした

ま、こんな紹介の仕方も良いでしょう

(利尻山ももう何度もご紹介しているので・・・)

 

連休初日、稚内でフルメンバー(4人)が揃ってハートランドフェリーに乗船後は、

益々天気が好転し、島に近づくにつれ利尻山の輪郭が鮮明になってきます。

 

OKazuさん、いかがですか

波しぶきの先に仰ぎ見る利尻山の姿は?

 

Motoさんのオニヤンマも本日の野営で活躍してくれるでしょう

 

Nagaさんと、船上から眺める独立峰の姿を背に

 

利尻島の玄関、

鴛泊港から野営場までの歩きは片道4km、暑くなってきた気温の中、荷物をひきずって行きます

 

ここまで眺められる登山前日の午後、申し分のない天気です

 

しかし、

野営場に着く頃にはけっこう汗だくの皆さん

 

そんな行程も、ビールで乾杯とMotoさん持参のもろキュウリのかぶりつきで報われます

 

ということで前置きの一泊目、一夜明けて曇天の登山当日へと続きます


 

【7月23日(日)】

登山当日は朝4:00の出発で

長官山までは頂上の姿を確認できない鴛泊コース六合目

 

八合目となる長官山の後ろにドーンと聳えているはずの利尻山、まったく見えず

 

出迎えてくれたエゾノイブキトラノオも霞んでいます

 

イワギキョウの先もなにもかもが、雨はないけどウェットな登山道

 

 

 

 

 

花だけが、よく来たねと労ってくれているような・・・

 

残念な頂上の佇まい

 

お社で手を合わせて、しばしの間、風をしのいだけど長居はできません

 

僅か30分程度滞在して、食事は下山途中の避難小屋としました

 

花だけをご紹介することになるとはね

 

それにしても、全部は上げられません

 

ここまで降りてきて、利尻島一周の遊覧も良いなと話したり・・

 

鴛泊港に到着するハートランドフェリー

 

また来る理由が出来ましたと前向きな皆さん

 

沓形行きのバスを待つ間に、利尻富士温泉の足湯で疲れをいやします

 

沓形キャンプ場の夕べすぐ横にあるバル「CHICO」で雲に隠れた利尻山を背にカンパーイ

 

天気が良ければ眺められる景色はこれだっ

 


【7月24日(月)】

沓形キャンプ場は素晴らしい 何がって、それはひ・み・つ 

 

今年も3日間お世話になりました。

最終日は、未明から雨に降られて帰りのフェリーの運航も危ぶまれる

荒れた天気になりましたが、お約束の珍道中も加わって楽しい山旅でした。

 

岐路、抜海の海岸線ではバケツをひっくり返したような大雨も、天塩、

留萌と南下するにしたがって収まりました。

 

記憶に残る「利尻山2023」

来年は礼文をからめてまたやってこよう

 

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23/05/27『神居尻山』

2023-05-27 | 6道東・道北・増毛山地の山

5月も最終週になりました

向かったのは、天候の回復が確かな樺戸山地の神居尻山(946m)です

 

春の神居尻山から望む浜益の山と暑寒連峰

 

終末の天気予報はパっとしないものの、朝方には雨はやみ、

昼から午後の時間にかけては回復が見込まれる北海道です

だけど、遠出を計画するほど良い予報ではないので「苦しいときの神(居尻山)頼み

ということで、年がら年中にお世話になっている「神居尻山」です

 

9:00_午前中は雲がかかる予報なので、登りは距離の長いAコースを行きます

 

今日は、焦る必要が無いので“花談義”を咲かせながら登りますツバメオモトだって

 

お馴染み、シラネアオイ

 

ハクサンチドリには、

 

クマバチがせっせっとお仕事中

 

カタクリもこの季節同系色の賑わいです

 

不思議なことに、ザゼンソウの話をしていたらありました

 

11時前の時間はまだガスっているけど、これも織り込み済です

 

しかしまぁ~頂上は見張らせる景色に・・

 

僅かに残る雪渓が涼感を誘います

 

皆さん、細かい階段の登りは苦手なようで(歩幅が合わないって)

 

ここまで来たら、汗がひくほどの心地よい風が吹いて爽やか

 

もう、雲が遠ざかる一歩手前

 

気が付くと、浜益の峰々、暑寒別岳上空の雲ももう上がっています

 

ハクサンイチゲもいたるところでウェルカム

 

神居尻山の稜線歩きは意外なほどあっと言う間に過ぎるけど、これほど贅沢な行程はない

 

頂上が少し混みあっているので、手前のベンチでゴージャスなおかずさん弁当ごち

 

はい、

昼の時間は晴れるって予報通りの頂上です

 

爽やかな風に吹かれて頂上は10分程度の滞在

 

日本海は霞んでいて定かではないけれど、上々の景色を眺めながらの下山

 

今日は珍しく花特集つづきます⇒アズマギク

 

オダマキ

 

黄色い花は、正直よくわかりません

 

花を眺めながらの下山なのでなかなか進みませんが、

 

下山はCコースをやめてBコースにしたのは、

 

やはり、浜益10名山が正面に望める景色が名残惜しいから

 

見納めの暑寒の峰

 

我ながら、なかなかカッコいいアングルだぁ~

 

転げるように駆け下るBコース斜面の降りは早い

 

1時間もしないでBコース登山口に・・

 

今日初めてつけてみた『オニヤンマ君』の効果のほどはわからなかったぁ

 

はい、

予報通り、昼の時間から午後にかけて申し分のない晴れ天気となった本日の山行

有り難うございました。

Aコース登山口まで歩いた後は、Motoさん車両で再びBコース手前の三番川支流脇

に行ってフキ採りをしました。

 

この季節は山菜があちこちで目について落ち着きませんね。

OKazuさん、山には贅沢過ぎるお弁当と、いつも売り切れ必至の不遜なオヤジ

(@北広島)のパンを有り難うございます

Kasaneちゃんコーヒー美味しかったよ

Motoさん、洞爺湖マラソン参加後、なんだか体力増していませんか?

 

また来週も晴れれば

計画実行あるのみ、です

 

 

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23/05/13『暑寒別岳(箸別ルート)』

2023-05-13 | 6道東・道北・増毛山地の山

夏至まで凡そ1ケ月となりました

だんだんと朝が早くおとずれ、日中が長くなる時間にウキウキとしながら

今春も「暑寒別岳(1,492m)箸別側から登って来ました

 

恵岱岳~雨竜沼湿原~南暑寒岳に連なる暑寒山域

 

山スキー&山ボードは店仕舞いしましたが、向かう山域の景色は北海道

変わらず白が多いのは、先週から今週にかけての低温続きが要因でしょう。

4月の高温がうそのように涼しい・というか寒いぐらいの朝晩に、

暖房を入れた家もあるようです

 

これから向かう暑寒別岳の朝の景色には、まだ白が多い

 

石狩湾を北上し、浜益までの途中、厚田・望来を過ぎて浜益10名山が目に飛び込んでくる

景色はやはり素晴らしい

箸別コースの良いところは、砂利道でない舗装された林道が登山口まで続いていること

だけど、登山口の400m手前でわずかに雪が残っていてそこからのスタート

 

予想に反して、登山口からほぼ雪渓歩きの一日

 

この季節の風物詩「ミズバショウ」も綺麗です。

 

急な誘いに、“芋ほり”という大事な仕事を昨日までに終わらせて参加してくれたOKazuさんと三人

 

歩きやすいけど、一歩一歩の踏みだしが足に堪えます。

 

気が付いたら半袖&腕まくりのお二方

 

陽射しが照り返すので、気温が低いのに暑いってのが雪渓歩きの醍醐味ですよ

 

台地平原といっていい恵岱岳の後ろに大雪山、十勝連峰が肉眼ではくっきり

 

滴り落ちる汗をぬぐいながらも日本海が背中を押してくれます

 

ずいぶんと長い尾根を歩いてきたものです

 

頂上とほぼ変わらない標高まで上がってきたとき、わずかに風を感じる爽やかさです

 

暑寒コースからは、まだスキーを上げて滑り降りていた人のトレースもあります

 

はい、暑寒別岳頂上にと~うちゃこ

 

姿の美しすぃ~奥徳富岳~群別岳を背に

 

四方、どこを向いても絶景です

 

さすがに、半袖では寒くなってきた頂上の景色を見収めて下山

 

はい、ツボ足登山の良さは下りにあります。

何故ならば、

足、かかとに優しいこと

 

何やらザックから取り出して

 

サンダーバード1号

 

サンダーバード2号

 

ごっこが出来ること

 

いい歳の、男女が・です

 

ちょっと登山道を外れるとなかなか難儀する雪渓つ・な・ぎ

 

乾いたところも少しだけありました。

 

登りは“大汗”下りはワイルドでしたが楽しかった~

 

はい、

今日のこのルートの登山者はToshiら以外はゼロ

朝、箸別ルート登山口に車を走らせていたとき、パトロールと思しき1台の

車の人から声を掛けられました。

「最近、山菜採りの人がヒグマを見かけているので注意して下さい

 

なるほど、ヒグマも暑くなったり、寒くなったり・・で忙しく食料探しをして

いるのでしょう。

今日も三人で「ランラン・カンカン」ほとんど鐘に近い鈴を鳴らして分け入っ

います。

(この時期の箸別コースにの登山道にはピンクテープの1つもぶら下がって

いません。GPSは必須で、登山は慎重に)

 

また来週

 

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22/09/10『神居尻山』

2022-09-10 | 6道東・道北・増毛山地の山

今週は、先週に続いて樺戸山地にやってきました!

ピンネシリ山の北西に位置する「神居尻山(846m)」は、一年に一度は

登りたくなる美しい稜線が魅力の山です

 

あそこが先週登ったピンネシリのピークで~す

 

来週はいよいよ遠く利尻山(8月悪天のため回避)へ向かうため、今週もキャンプをメイン

に近郊の山を選びましたが、、

神居尻山には大変申し訳ないけれど、これだけの快晴の空を望めた神居尻山は初めてで、

改めてこの道民の森神居尻地区から登る同山の素晴らしさを認識しました

 

と、その前に今週末の天気予報について言えば、北海道中どこの山に向かってもほぼ快晴

の天気が望める土曜日だったので、Toshiもさすがに朝から“ちむどんど”です。

 

これ、本日向かう北の先樺戸山地の山並みです(5:10 マンションマンション9階からの遠望)

 

こっちは南西の札幌近郊の山並み

 

とにかく雲がありません

 

ということで、

神居尻山Aコース登山口の駐車スペースに7時30分集合、40分には登山開始です

 

Cコースを登った先には、何度登ってもこの木道の急階段が待ち受けていて大変さぁ~

 

それでも距離はそう長くはないから視界が広がるのも急です

 

空がとびきり青いね

 

Motoさんがピンネシリ方向を指差してしばらくの間談笑

 

このススキが秋っぽい

 

札幌近郊の山並みから積丹半島の山の頂まで綺麗に見渡せる稀な天気です。

 

肩からは増毛山地の秀峰もすっきりと見渡せます

 

来し方の登山道も綺麗です

 

素晴らすぃ稜線です

 

頂上はもうすぐそこさ

 

ピンネシリの中腹にくっきりと観られる車道跡を先週はてくてく下りましたね

 

はい、頂上にとぉ~ちゃこです

その頂上は風速8、9mで

けっこうその風が冷たいので~す

 

雲が1つもない増毛山地の山並み、初めてだって

 

浜益10名山の秀峰の右には暑寒別岳が美しい

 

Kasaneちゃん、黄緑の帽子が似合っていますよ

 

今日は時間がゆっくり取れたので、いつもよりも眺めを堪能して気分よく

下っていったのでしたぁ~

 

新しくなった神居尻小屋がい~アクセントのAコース下りの稜線

 

もう、これだけ晴天に恵まれた神居尻山はないかも?

 

だって、

「今日は天気がパッとしないから神居尻山でも登るかぁ~」と言っているわけなので

 

残雪期の景色をKasaneちゃんには見て欲しいね、ダケカンバがパッチワークのよう

 

下りのAコースはロングコースでしっかりと累積標高も稼げます

 

至るところで花や樹木、昆虫の学習が熱心なMotoさんとKasaneちゃん

 

いやぁ~

かつてないほどの景色を満喫しての下山でした

 

毎度言っていることだけれど、登山ビギナーの方にまずお薦めしたい山、

それが神居尻山です

登山道が安全

急だけれど距離の短いBとCコース

距離は長いけれど景色と上り下りが楽しいAコース

稜線が美しく、遠く海も望める山

そして、

子供が喜ぶキャンプ場が沢山あるところが、この道民の森にある神居尻山の

推薦のポイントであります。

花や樹木、そして鳥や昆虫のことにも詳しいMoto、Kasane先生の授業もセット

で日帰りツアー7,000円からです

 

最後に、食物連鎖を知るうえで貴重な写真をKasane先生が撮りました。


スズメバチを捕食してるのは、ムシヒキアブ科のシオヤアブという種類のアブかと思います。
草や石の上で待ち伏せして、獲物の背後から飛び付いて仕留めるんだそうです。
写真のスズメバチに突き刺してる口吻から消化液を出して、溶けた肉汁を啜っているようです。

(ちなみに啜られているのは、キオビホオナガスズメバチという小型のスズメバチの仲間かと思います)


アブって強いんだね。

人間はアブよりスズメバチの方がおっかないけどさ、

でも、そのアブもオニヤンマが天敵で、

そう、そのオニヤンマはアブが沢山居るところに多くみられるのは

そういう食物連鎖によるところなのだね。

 

さ、本日はこれからMotoさんと二人でキャンプです。

その報告はまた別にしま~す

 

また来週

 

 

 

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22/09/03『ピンネシリ』

2022-09-03 | 6道東・道北・増毛山地の山

すっかり秋めいてきた9月最初の週末の北海道

向かったのは樺戸山地の女山・男山として崇められる「待根山(1,001m)」と「ピンネシリ(1,100m)」です

 

待根山の肩から望む「ピンネシリ」を背に[9:45]

 

アイヌ語で、

ピンネ-シリは、「男の山」

マチネ-シリは、「女の山」です。

この山は二座がセットで神の山なのです

ピンネシリ頂上にある石碑

 

山を崇めるのはやはり五穀豊穣を願ってのことなのでしょう

山から流れ出ずる川の水は一級河川「石狩川」を経て日本海までの流域の空知、石狩の

田畑を潤します。

 

左が待根山、右がピンネシリ[6:40]

 

特に稲作地帯として南北空知の広域を見守る2座の姿を仰ぎ見てAmigo氏は幼少期を過ごしたそうです。

 

はい、

天気予報は全道がほぼ晴れという良い天気です。

今日はピンネシリ登山の2つのルートのうち、一番川(道民の森)ルートではなく

新十津川側からそっち岳スキー場を横目に車でひた走り、砂金沢川沿いを通るルートです。

 

登山口を越え、およそ2.5km林道を走りつめたゲートから出発

 

頂上まで続く車道を歩きはじめてすぐに“小さい秋”見つけた

 

車道から間もなく登山道に合流

 

穏やかな登山道は何処かマチネ(女)の優しさを感じます。

 

シラカバの巨木もあって、紅葉の時期にはさぞかし美しい黄色が観られそう。

 

待根山がもうすぐそこに見え始めた

 

7合目を超える辺りのネマガリダケの太さは半端ないね

 

ヒグマでなければ漕げない笹の海

 

待根山のトラバースを進むと見えてきたピンネシリ

 

待根山とピンネシリを結ぶコルに着いて眺められる石狩湾

 

まずはマチネに寄って隈根尻山~樺戸山までのルート確認をしまして、、

 

遠く夕張山地の峰々を確かめるのでした。

 

次に向かうピンネシリまでの登り返しは150mです

 

そう長くは感じないのは、詰めるほどに斜度が穏やかになるからだろうね。

 

良い天気だけど吹く風が冷たく気持ちよい・・

 

ここで振り向くと、送り出してくれたマチネが手を振っているような・・

 

男山とぉ~ちゃこ

 

白い風船の正体は雨量観測レーダーなわけ

 

群別岳、奥徳富岳から暑寒別岳にかけての稜線クッキリです

 

日本海の後ろ、Motoさんの肩辺りに羊蹄山が望めてラッキーです

 

UFO基地のような円盤の正体は山座同定プレートで、これは神居尻山にもあるね

 

大雪、十勝連峰が雲の上にあって、空知一帯は収穫期の黄金色が素晴らしい

 

こうトリミングすると石狩湾全景がよく分かります(一番左が銭函で、その上が羊蹄山)

 

最後に増毛山地を撮影して帰りますよ

 

帰りは凡そ7kmの車道歩き

 

直線距離でわずか3.6km北西隣の「神居尻山(946m)」への縦走路は廃道のままだという。

 

アスファルトの緩い傾斜を降るのは意外に足にきますよ

 

これも“トラノオ”らしい。

 

小さい秋ぃ、小さい秋ぃ(by ダークダックス♬)

 

今日は、この後、Toshiが小中学・高校と過ごした夕張時代の幼馴染と久し振りに会う予定です。

しばらく会っていない彼、彼女らはいったいこのコロナ禍をどのように過ごしていたものか・・

いい歳して毎週毎週遊びほーけている僕と違ってさぞかし真面目に暮らしていたことでしょう。

いや、僕も遊びに真面目です

 

秋の紅葉のお報せまではもう少し・・

それでは、

また来週

 

 

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22/07/16『南暑寒岳』

2022-07-16 | 6道東・道北・増毛山地の山

7月、待ちに待った3連休の初日に“どん亀登山隊”の皆さんと登ってきたのは、

増毛山地を全貌できる山南暑寒岳(1,296m)です

 

高曇りの下、涼しい山頂からの景色(暑寒別岳を背に)

 

いや~

この三連休に向かう予定だった山域は、どこもかしこも日曜日の

予報が芳しくなく、やむなく遠征登山は取りやめにすることに

なりました~

目指していた利尻山or斜里岳に限らず、道央も道南も北海道内は

すべて中日の日曜日が良くないので遠出計画が組めず、

残念

 

南暑寒荘一泊も考えたけど、年内はコロナ禍で宿泊不可でした。

 

金曜日、計画を初日の土曜日登山に変更して選んだ山域は

先週に引き続き樺戸山地の上の増毛山地です

 

高曇りの隙間から青空も覗く・・絶好の登山日和の同山域

 

それも、暑寒別岳にはガスがかかる確率が高い・・

ガスに覆われても花が楽しめるような・・

と、いろいろ考えて、

雨竜沼湿原で引き返すことも想定してやって来たというわけです。

 

その暑寒別岳(右)山頂にはわずかにガスが掛かっている。

 

で、引き返すどころか、

思いの外視界の効いた湿原の景色に皆さん感動し、

 

足取りも軽く、一列縦隊のどん亀隊+2名が元気です

 

ラムサール条約にも登録された湿地内の“池塘-ちとう-”を知らない人が意外と多く..

 

水たまり・・と表現する人が居ました

 

せめて「池」または「沼」と言っていただきたかった

 

(とう)とは、ためいけのことらしい・・

 

はいっ、池塘とは?を是非ウィキペディアでお勉強下さいね

 

比較的天気の良好な旭川~富良野にかけての高峰もすそ野がよく眺められてgood

 

意外と長い湿原から南暑寒岳までの3.3km(ここまでガスが掛からず、ちむどんどん)

 

左からMotoさん、Kasaneちゃん、ピンクのKazuさん(の左肩に黄金山)、そしてNagaさん

 

Kasaneちゃんが加わることで平均年齢がぐっと下がって、

隊員皆が若々しく見えますね

 

頂上に吹く風が心地よい・から・肌寒くなってきたので、アウターを

羽織った頃、遠く暑寒別岳との縦走路脇に「ヒグマが雪渓で寝そべっている

という情報に山頂を共にした一同が集中

望遠レンズ付きの高級一眼レフを持ってすれば肉眼では眺められないリアルな

ヒグマの生態を見られるというので、

 

山頂ちむどんどんの図

 

左が奥徳富岳、右は群別岳ですよとToshiが解説するも、冬山登山まではしない皆さんです。

 

皆さん、誰かに習ったような笑顔ですね

 

ヒグマが寝そべっていたのは、Motoさんの頭の上に僅かに見える雪渓でした(Toshiには見えん)

 

1時間滞在しましたが、高級一眼レフを手にしたお二組を後にして

午後から崩れる予報の頂上を後にしました。

 

少しずつ雲が下がってきている湿原上空

 

この後、少しの雨に降られるけど、本降りにはならず・・

 

展望台で一休み..何がそんなに楽しいのか?(確か、下ネタかと?)

 

帰路も快適な木道歩きです

 

最後はお約束の“白竜の滝”眺め

 

マイナスイオンがいっぱい

 

以上、夏のちむどんどんの一コマでした..

 

22/07/16『南暑寒岳へ..雨竜沼湿原を彩る花々』

 

それにしても皆さんお元気ですね。

Kasaneちゃんを除く全員が童謡の「船頭さん」の歳を超えているとは

とても思えません。

走って登ってよくやるわ

 

さあ、利尻山は年内にリベンジしたいと思います。

 

最後にオマケ

この木は何の聖霊でしょう(➊馬➋タツノオトシゴ➌ユニコーン)

 

 

 

 

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22/07/09『樺戸山』

2022-07-09 | 6道東・道北・増毛山地の山

7月第二週の登山は、土曜の午前中、晴れる確率の高い「浦臼山(718m)」から

樺戸山(890m)」を歩いてきました

 

隈根尻山(971m)を背に[ 7:40]樺戸山頂上

 

樺戸山や浦臼山は、浜益・増毛山地の東側に位置していて、

空知を流れる石狩川流域に形成される平野から西に仰ぎ見る景色が

素晴らしい、樺戸(かばと)山地と言われる連峰の中の主峰でありながら、

1,000mに満たない山塊であることで人気が薄いため、訪れる人が少ない

ちょっと残念な山です。

 

趣向を変えて山アジサイの画像からスタート

 

残念も残念、、

樺戸山は、国土地理院の2万4千分の1の地図に山名が載っておらず、

標高だけ890mと記されているに過ぎない

 

お隣の隈根尻山とそんなに標高は変わらないし、途中の浦臼山(718m)

に比べても170mも高いのに・です。

 

イモムシ登場(⇒姿が美しいので)

 

しかし、我々もこの山には申し訳ない発言を度々しているので、

国土地理院や地元山岳会を攻めるわけにも行きません。

 

こんな表情が観られた今日は時間が早かったおかげ?[ 5:40] 奥は十勝連峰

 

だって、

「今日は、天気予報が良くないから浦臼山でも登るか?」

「たまたま少し天気が良ければ樺戸山まで足を延ばすかな?」

なんて言っているわけで、、

 

二人とも、申し訳ない気分で東の山を撮影しています

 

広大さがなかなか伝えきれないパノラマ画像(石狩川流域に数えきれないくらいの三日月湖が点在)

 

雲海に浮かぶ夕張山地(←芦別岳 夕張岳→)

 

逆光の先にトムラウシ~十勝岳連峰

 

いやいや、こんなに素晴らしい景色が観られるとは・・・

 

記念写真を忘れるところでした[ 5:40]浦臼山頂上

 

標高が高い山は、時間が経過するにつれ上空に雲を湛えてきますが・・

 

なんとも穏やかに続く縦走路

 

札幌側の山並みもこの時間まだくっきりで、中央「手稲山」の後ろの羊蹄山が確認できます。

 

ピンネシリ、待根山、そしてその後ろの暑寒別岳が美しい

 

増毛山地の主峰「暑寒別岳(1,491m)」(下山途中)

 

中央に聳える(聳えてない)樺戸山までの残り600mの縦走路

 

涼しい時間の縦走路で良かった[ 7:40](可動式のプレートを持って)

 

隈根尻山までの縦走路はやはり廃道を確認しました(太いネマガリダケを刈るのはお金が係るのでね)

 

下山路も美しい笹原を行く

 

朝露が残る時刻はカッパの下を着用のこと

 

稜線の先の肥沃な大地(北空知の田園地帯)を眺めながらの下山

 

10時を過ぎて蝉が鳴く、夏らしい登山道へ・・

 

往復14.5km、累積標高1,100m稼いでおつりが貰えるコースです

 

樺戸(かばと)の名は、樺戸監獄、月形刑務所のイメージです。

網走監獄とならぶ北海道開拓史に残る囚人による過酷な労働が

想起されて、浦臼山から流れる川「集治監沢」といって、

囚人労働者の苦労がその名前からも伺いしることができます。

 

登山は晴れると、

100倍楽しい

 

 

 

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