“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

24/07/21『岩手山』

2024-07-21 | 7本州の山

東北遠征、2日目の今日は同じ岩手県の山で早池峰山から北西に直線で50km先にある

日本百名山「岩手山(2,038m)です

 

初日の分も晴れました岩手山ピークにて

 

18日の夜、苫小牧から乗船したフェリーの旅は、19日早朝には青森県八戸港入り

そこから車を奥入瀬渓流に走らせました

奥入瀬から十和田湖へ行くルートは中学校の修学旅行以来です。

 

記憶が蘇る、今から〇〇年前のバス旅行「ここが十和田湖から流れ出る奥入瀬の渓流です

 

十和田湖を高台から見下ろすスポットで一枚

 

運動不足解消のため寸暇を惜しんで走るお二人

 

 

乙女の像、そうそう記憶を辿る旅partここでも記念写真撮りました

 

十和田湖からは、南下して岩手県に入り龍泉洞を見学しました(暗いのでピンボケ写真ばかり・・)

 

今回の登山旅の前置きを少しさせていただきました。

Googleマップの跡を辿ると、半分以上が山また山のアップダウンの連続で、登山以上に

累積標高を稼いだ車の旅となりました

 

早池峰山から移動してきた岩手山麓にある国際交流村キャンプ場から・・

 

前日宿泊したバンガローは2段ベッドでMAX8人まで泊まれます

 

で、翌朝の今日は雲の掛からない晴天の「岩手山」全容

 

キャンプ場からはすぐ近くの焼走り登山口を5:10スタート

 

今日もAkkiさんを先頭に「暑くなるので、なるべくゆっくりお願いします!」と声かけあって・・

 

登山道を少しズレると、名物の溶岩ゴロゴーロのこのルート一帯

 

第2噴出口跡

 

第1噴出口後のなだらかな登りの道脇は「コマクサ」の群落でした

 

見晴らしの良い斜面一帯に咲き誇るコマクサ

 

高山植物の女王らしい可憐なピンク色

 

ツルハシ別れも過ぎて、山小屋に到着

 

ここから標高差300mほど・・

 

頂上が間近に迫ってきました

 

ハイ松帯を抜けて、涼しい風に吹かれて花をめでる余裕も生まれます

 

硬度感も増し増し

 

あと少しでお鉢です・・

 

はい、お鉢の外輪にとうちゃこ

 

頂上までの標高差はもう無いに等しいようです

 

Judiが先頭で頂上を踏みます。

 

風に吹かれて5人が続きます

 

日本百名山「岩手山」山頂です

 

昨日の分の写真を何枚も何枚も撮ります

 

遠く雲海が美しい

 

こっちの雲海だって素晴らしい

 

360℃の眺望有り難うございます

 

時間が早いので、これからお鉢を一回り(約40分の行程です)

 

雲を下に見ながらの下りってのはイイもんだぁ~

 

荒々しさが随所にあって、岩手山を満喫

 

もう頂上はあの(右の)先に望めるように・・

 

陽射しが強くなってきたけど、まだ涼しい外輪歩き

 

はぁ~そこにも剣が立っていますか

 

緑の景色濃い不動平避難小屋のルート

 

そろそろ外輪一周、お別れの時間が近付いてきました

 

この先で、焼走りコース分岐サヨウナラ

 

天気が持ちましたね

 

コマクサの群落を右手に、足早となる噴火口近く・・

 

最後に、焼走りコースの基点となる国際交流村とその横に広がる溶岩平を見下ろしてお別れです

 

長い報告にお付き合いいただき有り難うございました

写真を上げだすとキリがありません

それぐらい良く晴れたこの日の景色は、何年か後になっても心に残る良い山旅でした

出来ることなら毎年でも歩きたい“東北の名山”歩きです。

北海道も本格的な暑さが到来しているようで、、夏山報告は続きます・・

 

最終日..八戸港フェリーターミナルから観る夕日

 

 

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24/07/20『早池峰山』

2024-07-20 | 7本州の山

今年の7月後半は、かねてより計画していた東北の百名山早池峰山(1,913m)」です

 

出発前からカッパが必要な雨と風でした

 

初めての東北の山旅です

その候補に選んだ山は岩手県の2座で、19日夕刻、一座目の早池峰山の登山口にもなっている

岳(がく)の某民宿に集合しました

北海道からは、Toshiの他MotoさんとOKazuさんの3人で

関東圏からはTakさんとAkkiさん、

そして名古屋からTakさんの山友のJudiさん

総勢6名の登山会です

 

初日宿泊した宿のすぐ横には、2009年にユネスコの無形文化遺産に登録された

早池峰神社があり、着くなりそこで安全登山の祈願をするところからが今回の山旅の始まりです

 

神社のすぐ横の小川の脇にある木彫りの不動明王が迎え入れてくれます。

 

宿泊した場所も随分と歴史を感じさせる宿坊で、立派な床の間に床柱(霊木)が飾られています(前日はここで宴会)

 

さて、一夜明けて登山当日は予想通り雲が覆う天気で、岳からバスで25分走った小田越登山口に着いた頃には雨になっていました

 

雨だけでなく風が強くなってきて、蒸し暑さのかわりに低体温症の心配がでてくる登りの様相です

 

相変わらず視界の効かない5合目付近

 

景色が無いので花ぐらい・・と思ったらファインダーに水滴が含まれてピントが合っていません

 

8合目にある梯子場を越えると間もなく剣ヶ峰分岐です

 

分岐を過ぎて、フラットな木道歩きを数百メートルで頂上はもう間近です

 

晴れていればどんなにか美しい日本庭園風の木道脇

 

最後の一越えで頂上に・・

 

ファインダーが曇っていて6人の姿もボヤけています

 

至るところに剣が祀られています

 

頂上横にある避難小屋で晴れ間が覗く期待をよせたけれど、結局そのような雰囲気はなし

 

見せ場のないガスの中の下り・・

 

下山の途中で雨と風はだいたい止んだものの、相変わらず晴れ間は覗きませんでした。

 

霊峰「早池峰山」の山地図だけは、人に語れるだけ頭に入れて下山

 

早朝出発時と同じアングルで記念写真(カッパだけは脱ぐことができました

 

晴れていれば、宿坊のある額まで歩き下る三山コースも考えたけれど、結局千円払ってバスで戻ることに・・

 

まだ梅雨が明けやらぬ東北の山旅で、晴天までを期待はしていなかったけれど、

早池峰山の稜線ぐらいは仰ぎ見ることができたら・と雲が飛び去っていくのを待っていましたが

結局、視界は開けませんでした

 

ともあれ、初日の宿坊でよく冷えたビールで久し振りの乾杯が出来たのは本当に幸せです

ヨカッタヨカッタ

 

速い下山だったので、今日これから移動して泊まることになる岩手山麓のバンガローに早くも

気持ちが飛んでいる皆さんでした

TakさんとJudiさんは100名山の残り少なくなったカウントダウンと誕生日のお祝いを兼ねて、

おめでとうございます

 

 

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20/09/21『白馬岳~栂池』

2020-09-21 | 7本州の山

白馬岳周辺の山旅最終日は、白馬山頂上宿舎から白馬岳~栂池までの行程です

 

見納めの白馬

 

今朝は、昨朝以上に気温が下がった模様です。

予報では今日最終日が一番晴れる確率が高かったのに、残念ながら朝はガスに包まれているテン場周辺です。

 

■5:10 頂上宿舎テン場

 

テント撤収を済ませて、白馬岳頂上でご来光(日の出時間5:36)など見られるものなら見たいと

約35分の山頂までの行程を逆算してテン場を出発しました。

 

ヘッドランプを必要としない時間になっても

白馬山荘にはまだ灯が灯っています。

 

山小屋の朝は早く、もう既に思い思いに縦走開始している登山客は多いでしょう。

 

5:40 白馬岳

 

辺りがガスっているせいか頂上の御来光ギャラリーは少ない感じで、

結局、

15分程度待ってもガスが抜けないので、冷えてきたせいもあって下山です。

 

下山開始後、どれぐらいしたら晴れ間が見えるのか?

今日は、午前中の何処かで白馬岳の姿を拝んでから帰れることは確信しているけれど・・

果たして何時に望めるか?

 

まだ

 

山は、一瞬一瞬、陽光やガスの影響で山肌の輝きが変わるので、ときより振り向きながらの下山行程です

 

もう少し

 

あと少し

 

■6:45 小蓮華岳

 

来ました

 

やはり雲海

 

大池を前に青空が増してきて

 

8:10 白馬大池山荘(2,378m)

 

初日に書き込んだように、通り過ぎる時間で刻々と池の青さも変わる白馬大池の景色だけは目に焼き付けて、

この池の周辺にまだ雪の残る時期に咲くお花畑を想像して帰ります

 

大雪山でもこの規模の花の群落が登山道周辺にはないかもしれません。

もう綿毛になったチングルマがすべて白一色に咲いたらどうなることかを想像すると、

その時期に来たくなります。

 

緩やかな乗鞍岳を過ぎると、

 

ここも雲海です

 

天狗原が雲の合間から望めて美しい

 

今日は早くから晴れ予報になっていたせいか、乗鞍岳を過ぎてから栂池ヒュッテまでの

登山道にはかなりの登り客と行きかいました。

 

密ではないけれど、ほぼ渋滞といってよいでしょう。

 

9:40 天狗原(2,204m)

 

すっかり笹原が懐かしい登山口に到着

 

10:35 栂池ヒュッテ

 

ロープウェイは我々下山者は空き空きで、登ってくる客(登山客もさることながら公園散策客)はGoto渋滞です。

 

初日と同じように、

ロープウェイとゴンドラを乗り継いで、栂池スキー場の始発まで下りてきました。

 

栂池は、

駐車場がどこも一杯、食事と温泉をここで済ませようと案内所の女性から情報をとったりしたけれど、

帰路、白馬までの丁度良いバスの時間がないため、東京から来ていた若い男女お二人とタクシー相乗りで

早めに白馬駅までやってきました。

白馬の温泉は、みみずく、露天もあってGood

さらに地元の案内所お奨めの食堂でもお腹いっぱい

 

初日予定していた大雪渓ルートこそ見ることが出来なかったけれど、それ以外の行程は大満足の白馬ツアーでした。

 

コロナ禍がなければ予約できたはずの山小屋やテン場が取れず、Akkiさんには最後まで白馬三山全行程を回れる、

そして余すところなく見て歩けるルートを当初組んでいただきましたが叶いませんでした。

また来年以降もあります。

ここまでの3日間、今年の北アルプス報告はこれで、おしまい

この後は松本まで移動して、これも恒例となっているoshimaさんとの松本報告を少し..  


 

松本城は3度目だけど夜のライトアップ姿は初めてです

 

oshimaさんに案内いただいたお店の看板料理はこの雑キノコ鍋

 

入っているキノコの種類は覚えきれません

 

答えは、「すべて食べられて(毒ではない)、美味しい

 

胃腸が少し弱っていなければ、もっと沢山おかわりしたかった絶品の鍋でした

松本良いとこ一度はおいでぇ~

 

 

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20/09/20『杓子岳~鑓ヶ岳』

2020-09-20 | 7本州の山

白馬岳の旅、2日目は白馬村営頂上宿舎のテン場を起点に、隣接する

杓子岳(2,812m)」から「鑓ヶ岳(2,903m)」を往復する行程です

 

曇っているけど稜線クッキリ

 

昨日のテン場設営時に吹いていた風は、夜中になるとどれぐらい強くなるのだろうと心配していましたが、

その風は思ったほどでもなく、むしろ寒さから標高を実感します。

もう本州も高い山はすっかりと秋で、気温はマイナスにはなっていなくても4度です。

オシッコには起きたくない。

でも、北海道よりも遅い日の出の時間に合わせて身支度してテントを出てみると、

以上にも視界良好で2日目も期待が持てます。

 

遠く東方の先に陽光がわずかに望める朝の景色

 

■5:30 頂上宿舎

 

今日はこれから白馬頂上宿舎から片道3kmの先の2座へのピストンです。

 

テン場から200m上がった稜線上の見晴らし台から南西の景色

 

まずここから眺める南西の先には、北アルプスの立山連峰「剣岳」から

昨年登った「薬師岳」、そして一昨年の「槍ヶ岳」、そして3年前の「穂高連峰」の確認できます。

 

そして北を振り向くと白馬岳の頂きにはガスがかかっていない

 

秋の高曇りは視界が効くので、台風の心配さえなければ、

やっぱり7月よりは9月の方が山座同定には良いような気がします

 

空が青いともっと良いけどね

 

しかし、こうして4年に渡って北アルプスを歩いてみると標高が2,500mを超える山の姿は、

カッコいいけど山の色が単調なので、雪渓と花が多くある7月も歩いてみないとその良さは分からない気がします。

 

東の下界には、季節が早ければ大雪渓が広がっているはずが・・・(通今年は行止め)

 

そして、本当の紅葉を楽しもうと思うと、標高2,000m以下の樹林帯が彩付く10月を選んでこないとダメとなると、

とても1泊2日ぐらいで北海道からやってくることは難しいかなぁ~

 

杓子岳がすぐ眼前に現れてくると、、

 

西斜面がけっこうな急登なのに驚きます

 

でも、ほとんど

空荷で登っているのと同じなので見た目ほどきつくはありません

 

山の山頂付近には丸い石はないので、登攀するような登りでなければ落石はなし

 

6:35 杓子岳(2,812m)

 

朝早いので頂上に人いません

落ちると1,000mは止まりそうにない東斜面は足がすくむのでカメラだけ出して

 

ここから鑓ヶ岳までの稜線はほぼフラットで、

一貫して左(東)は、断崖絶壁

 

背の高い草むらもなく、餌となるようなものもないのに、

どうしてこんなところに熊が現れるのか?

 

不思議です

 

いったん下って、次は鑓ヶ岳までの登り返し

 

高曇下と、雲海上に挟まれた楽園だとわかります。

 

7:25 鑓ヶ岳(2,903m)

 

白馬岳ともう2つの白馬三山「天狗の頭(2,812m)」と「唐松岳(2,696m)」が美しく連なっています。

 

その2つの山の間には日本三大キレットと言われる「不帰(かえらずのキレット」があって、

そこを歩けるものなら歩いてみたい・・

 

この南の先、後立山連峰だけでもまだまだ歩いたことのない秀峰が続きますが、

稜線上を境に西が黒部市、東が白馬村です

 

遠くに光って見えるのが黒部ダムですよねとAkkiさんと話していました。

 

そう、地図をみると大きい黒部湖(黒部ダム)を境に西が立山連峰で、東が後立山連峰らしく、

黒部川は南から北(東から西)に流れる・・つまり、分水嶺を境に日本海に流れる川なので、

北アルプスといってもその南側ではなく北側領域においては、

富山県側から眺めて「後」が南東に位置する長野県ということになるのですね。

なので、分水嶺を境に南東方向の太平洋側「岐阜県、長野県」からみるとすべてが逆になって、

どちらも川の上流の山が「」になります

大変勉強になりまっす

 

勉強になるだけでなく、北アルプスの分水嶺が何処にあるのかに思いを致すと、

興味は尽きません。

因みにその分水嶺となる山は昨年ToshiとAkkiさんで歩いていたのですが、

そのお話はまたゆっくりと別の“四方山話”で

 

復路→白馬岳に向かって引き返します。

 

風が吹き抜けるとさっっぶぅぅ~

 

テン場のテントもまばらの頂上宿舎

 

■9:10 頂上宿舎テン場

 

この日は、早い時間に頂上宿舎に戻って午前中からビールで乾杯

でも、宿舎の食堂でそう何時間も暇はつぶせないので、いったんテントで昼寝をして起きてみると、

辺りの天気はさらに良くなっていたので、再び見晴らし台まで歩いて撮影した写真をいくつかUPします。

 

空が青いと景色も変わります

 

2日間同じテン場で過ごす午前中の山小屋に人は居ない(Akkiさんだけ)

明日の朝も寒いよ

標高の高い山小屋で持ち込んだお酒(日本酒紙パック)をストロー飲みしたら思いの外悪酔いし

夜中寝つけずにもんもんとしました・とさっ

 

明日に続きま~す

 

オマケは、小屋食堂に貼られているコロナ注意の掲示

https://www.vill.hakuba.lg.jp/gyosei/soshikikarasagasu/kankoka/kankoshokokakari/covid19kanko/7565.html

 

 

 

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20/09/19『栂池~白馬岳』

2020-09-19 | 7本州の山

今年も9月シルバーウィークにやって来ました北アルプス

今日は、栂池から白馬三山の主峰、後立山連峰の「白馬山(2,932m)」に登り、

頂上宿舎にテント泊までの行程です

 

小蓮華岳(2,763m)から白馬岳を背に

 

毎年、7月の三連休かまたは9月シルバーウィークを利用して、

Akkiさんと二人北アルプスを巡る旅をしています

北アルプスだけと決めているわけではありませんが、日本アルプスはとにかく広い

北アルプスだけでもまだまだその連峰が沢山あって、その北から南、

東から西の位置関係を頭に入れながら巡る旅は続いてしまうのです

 

因みに、今年はコロナの影響で7月の三連休は旅自体が自粛モードで×

密になりそうな北アルプスは諦めて東北の山を候補にするも、

むしろ東北県外からの山旅客は“招かれざる客”になる雰囲気があって断念

結局、すべてAkkiさん苦心のアレンジで何とか白馬岳のテン場を押さえることが

出来ました

 

栂池高原行きのゴンドラ乗り場でも入念なコロナ対策

 

朝、まだ暗い5:00にホテル白馬を出て、白馬駅前の登山案内所で情報を得ると

今日予定していた白馬岳への大雪渓ルートへ取りつく猿倉行きのバスが、金曜日までの

雨の影響で運行を見合わせているいう

さて困りました

そのバスは山間部の雨の状況次第で午前中に開通もしそうと言うのだけれど、その先、猿倉登山口から

登る大雪渓が、この冬の極端な雪不足と夏前半の長雨、それに後半の猛暑の影響で溶けてしまい、

崩落著しく閉鎖されることになるらしい。

https://www.yamakei-online.com/mt_info/info_detail.php?info_id=1038

 

コロナ禍と気象状況、

登山ルートも臨機応変に変えていかねば・・ということで、

案内書のおじさんのアドバイスも入れて、、計画通りだと最終日に下りで利用するはずの

栂池ゴンドラ→ロープウェイを利用するルート(ここしかない)に、変更です。

 

■8:05 栂池ヒュッテ(1,852m)

 

登山開始直後は小雨状態でいったんカッパを着込みましたが、

結論:その後は3日間、見事に雨にあたらずに済みました

 

天狗原はまだガスの中(だけど、もうカッパ着用はなし)

 

乗鞍岳まであと少しのガレ場では青空です

 

天狗原から乗鞍岳手前までは標高差200mの急登だけど、

そこを登りきると山とは言えない平原が広がる・・・

乗鞍岳はこの平原の中央右にあるなだらかな山なんです。

 

10:00 乗鞍岳(2,455m)

 

乗鞍岳を過ぎると目に飛び込んでくる白馬大池(2,378m)は素晴らすぃ~

 

その美しさを表現するために、

こうして繋げてみる方が良いのか

 

パノラマ画像でお見せするのが良いのか

 

ここからは白馬連山は望めません

 

その脇にある大池山荘のテン場一泊も楽しそう

 

この池の周り一帯が広大なお花畑、初夏の様子はどれほどであろうか

 

この池の美しさは下山時でも再びお伝えしま~す

 

白馬岳はこの先を越えると一気に近づきますよ

 

ほらほらガスがまだ多いけど望めてきましたっ

 

北の方角はすぐ富山県、そして新潟県の三国国境です(うらつまツツジが紅葉開始)

 

小蓮華岳までの美しい稜線

 

見えているのは白馬岳の先「杓子岳と鑓ヶ岳」(さらに中央左に槍ヶ岳登場)

 

ここで白馬岳の頂上が登場

 

どうですか連山がセットで現れると息をのみませんか

 

13:30 小蓮華岳(2,763m) 

 

飛騨山脈の先は鉢ヶ岳(2,563m)から日本海へもうすぐのところ・・・

 

天を衝く鉾から白馬へ・・

 

小蓮華岳の頂上横に“コレ”が日本海を眺めている

 

Akkiさんのこの写真はヨイネ

 

そしてこの写真もgoodだっ

 

ドンドン近づく白馬の頂(は、この先)

 

あすこが頂上(みる角度では意外となだらか・だ・け・ど)

 

東斜面を覗くと断崖というのは三山に共通していました

 

14:20 白馬岳(2,932m)

 

はいっ、立派な碑が立っている白馬岳の頂上に立ちました

本当は大雪渓の先にたどり着く予定でしたが、文明の利器(ゴンドラ&ロープウェイ)の力も

使ってここまで来ることが出来ました

 

頂上直下にまず見えてくるのが白馬山荘(2,838m)

 

山小屋というものはうまい場所に作られているものだなぁ~

 

そこを過ぎて振り向くと、まだまだ青い空と山荘(名物)の姿が・・

 

今日の青い空はこれで見納め

 

本日泊まる村営頂上宿舎のテン場です(雪渓はわずか)

 

■13:20 頂上宿舎(2,730m)

 

宿舎の奥がテン場です

白馬岳から降る標高差202mのところにある村営の宿舎もコロナ対策で

17:00には食事・飲み物の利用が終わるというのに、風の強いテン場での

テント設営に手間取り、Toshiの生ビールはお・あ・ず・け

 

といっても、寒さでそれどころでもなし

宿舎の中は、これもコロナ対策で窓を開けているので、とにかく暖が欲しい

贅沢は言えないのでテント内をガスコンロで温めて、カレーメシ

初日は予報以上に晴れが望めて本当に幸運でした。

 

続きは出張帰りの明後日以降に報告しま~~す

 

 

 

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19/07/15『双六小屋~鏡平』

2019-07-15 | 7本州の山

北アルプスの山旅3日目は「双六小屋」から下山し、神秘の「鏡沼」を経由し新穂高温泉までの帰りのルートです

途中能力「鏡平(標高2,300m)」から穂高連峰、槍ヶ岳を望めるか
 
 
 
朝、出発の双六小屋全景
 
 
昨晩も小屋の屋根にバラバラと打ち付ける雨音を聴きながら就寝したけれど、
布団で眠ることができて疲れも取れました
 
 
よく整備された小屋泊りもいいものです(お金さえ出せば当然こちらの方がよい)
 
 
 
幸い、出発の時刻には雨、雲の隙間から青空も見え始めました
 
 
 
いけるかな?
 
双六小屋からの帰路は若干の登り返しがあるものの急登が残されているわけでもなく、下りばかりの行程で気分が楽です
 
 
■5:10 双六小屋 出発
 
 
早朝から虹を眺めながらテン場を抜けて歩く行程がイイ
 
 
虹、よく見えませんよね
 
 
この3日間、一番の応援はこのコイワカガミ
 
 
すぐさままたガスに覆われるけど、この景色とも今日でお別れです。
 
 
派手な群落は観られないけど花は綺麗だ
 
 
でも、もう少し派手でいて欲しい
 
 
ガスの先には穂高連峰?..が望めるらしい。
 
 
らしい..
 
 
現れない...
 
 
6:40  鏡平とぉ~ちゃこ
 
 
 
鏡沼のある鏡平山荘です
 
 
山荘を前に少し明るくなりかけてきたと思ったのに..
 
ここで、ガスが急上昇して一気に景色が変わります
 
 
急ぐ行程でもないのでこの山荘の脇で休憩を長く取っていると、

 
ご覧の景色、あと少しという空気感です
 
 
 
Toshiのカメラの限界、いや腕の限界、肉眼では中央に槍ヶ岳が見えるんだけど・・
 
 
天気が目まぐるしく移り変わり・・
 
 
 
鏡平山荘から歩いて1分のところにある鏡沼に移動して、
 
 
さらに待つこと数分、幸運にもガスの隙間から槍ヶ岳が見え始めました(って、太陽が反射して写っていないし)
 
 
写真ではハッキリとは見えない、
ハッキリしていないから幻想的で良いのか、わかりません
 
 
しかし、肉眼では確かに望めましたよ「槍ヶ岳」、昨年目にしたロケーションの真裏から眺めた格好です
梅雨の季節の縦走途中にこれだけ眺められた幸運と言うべきでしょうか。
 
それにしても槍ヶ岳の存在感は凄い
これを眺められたことでまた来年も歩きたくなる北アルプスです

 
その後、ガスが覆い始めると鏡平を後にして..
 
 
■7:10 鏡平 出発
 
 
谷の上を眺めているとアルプス連峰の山々の標高差の大きさを感じます。
 
 
 
ひたすら谷筋を降っていく
 
 
沢のせせらぎが心地良い
 
 
小池新道を降り、秩父沢で一休み・・
 
 
だんだんとフラットになり、脚の負担が軽くなる。
 
 
そんでもってまたガスで..
 
 
雪崩た後の大デブリもあり..
 
 
ここまで来たら人里に近づいた感じ
 
 
9:30  わさび平
 
 
 
わさび平小屋には乾いたのどを潤すジュース類の他、リンゴ、オレンジ、トマトときゅうりが冷えている。
因みにトマト200円とキュウリ100円(安い)にかぶりついたけど塩がまるきし出ない
 
 
ワサビは売り物でなし..
 
 
そして、休憩後さらに沢筋を1時間歩いて..
 
 
10:40 新穂高温泉 到着
 
 
恵橋
 
 
ここ「中埼山荘」で数日振りの温泉入りました
 
 
 
新穂高温泉「中埼山荘」の日帰り入浴は800円
松本行の直行バスの時間13時40分まで時間がたっぷりあるのでビールとラーメンライス食べて過ごしました
とさっ!
 
このロープウェイに乗ると西穂高岳の近くまで登れるらしい(只なら乗ってみたい)
 
 
                                 
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
 
松本では地ビールと日本「大信州&大雪渓」を楽しみました。
連休最終日で少し人の出が少ないので贅沢に貸切気分で登山談義に舌鼓
oshimaさん今年もご歓待いただき誠に有り難うございました
 
来年は、一緒に登りましょう

北アルプス

 

 

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19/07/14『黒部五郎岳~三俣蓮華岳』

2019-07-14 | 7本州の山
北アルプスの山旅2日目は「黒部五郎岳(2,839m)」~「三俣蓮華岳(2,841m)」です。
 
 
 
な~んにも見えない黒部五郎岳の頂上写真
 
 
 
 
 
 
■4:35  薬師峠テン場 出発
 
 
朝から「雨」
というか、夜の間ずぅ~っとテントにあたる鬱陶しい「雨」
 
なのでミラーレスを最初からザックにしまい込んでいるので本日はまともな写真がほとんどありません。
早朝からカッパ着用、濡れたままのテントを仕舞い込んで重くなったザックを背負い視界の効かない稜線歩き開始です
 
太郎平小屋で飲料用のペットの水を買います。
小屋によって水の値段が違うけど概ね300円から高いところでは500円します
もっと暑ければ購入する本数も×3倍

 
さて、晴れていればどれほど美しい景色であろうか・・と思いながら、整備された登山道を行く・・・
お花畑と言えるような群落もこの時期なく、ちょっと寂しい...
 
 
寂しい木道歩きの途中、Akkiさん「うわぁ~雷鳥だぁ
 
 
当初、Toshiはピンと来ませんでしたが北アルプスでも今や雷鳥を観られることは珍しいらしい。
 
最初の出逢いは雌と雛数匹で、
Toshiが「Akkiさん、どうして逃げないんですかぁ~?」と質問すると、「いや、逃げているんですけど雛がいるから・・」と、
あ~そうかぁ、ライチョウは飛べない鳥だったぁ、雛より先に飛んで逃げることなどしないよなぁ~
 
それにしてもメスは健気に子連れで迎えてくれ、オスは単独で道先案内をしてくれる、黒部五郎岳までの稜線上で計5回お目にかかりました。
メスは小さく、オスは一回り大きくて頭の部分が少し赤い..
 
 
いずれも保護色で写真に収めても辺りの景色と一体化してよくわかりません。
 
 
雨とガスばかりの山旅の中、景色の代りに雷鳥談義
可愛いオコジョも登場したけれど、何せミラーレスが曇るのでカメラはザックの中、シャッターチャンスに取りだすことができませんでした。
(スマホで写したAkkiさん正解です)
 

それにしても報告する画像がないというのは実に寂しい
 
 
 
歩きはじめから約5kmで到達の「北の俣岳(2,662m)」やさらに1km先で通る「赤木岳(2,622m)」は視界がまったく効かないので記憶も薄い。

 
北の俣岳(2,662m)は頂上の証拠写真だけ・・
 
 
北ノ俣岳(別名:上ノ岳)
 
 
 
そして、ようやっとガスが切れ、来し方の「薬師岳」方面が少しだけ眺められた
 
 
それにしてもこのガレ場の急登は凄い・というかシンドイ・・
因みにここはガレ場ではなくゴーロと呼ばれ、デカい岩がゴロゴロしているからゴーロ、故に五郎とあてているらしい。
(野口五郎岳もあるでよ)

 
一瞬の世界観もつかの間、黒部ゴーロ岳頂上までの残り数百mで再び視界不良
 
 
かなりの急登でザックの重さこの日Maxの登り
 
 
あと少しゴーロを進む...
 
 
 
途中、ザックをデポして登山道から外れ・・
やれやれ黒部五郎岳とぉ~ちゃこ
 
 
10:15 黒部五郎岳(別名:中ノ俣岳)
 
 
ここには誰が彫ったかお不動さんだ
 
 
 
まだまだ先の行程は長い、
なので黒部五郎にも長居はせず、 
 

 
12:10  黒部五郎小舎(標高2,328m)
 
 
ここまで約13kmの道程、さてここのテン場で一泊し明日に長い行程を残すか?、
それともこのままスルーして、ここから凡そまだ4時間(6kmだけどかなりの登り返しを含むアップダウン)程かかる「双六小屋」を目指すのか、一杯1,000円の親子丼を食べながら考えました
・・・

結局、明日最終日とは言え、最後にあくせくとしたくないという気持ちが勝って双六小屋を目指すことに...
 
親子丼で少しパワーが戻ったけど、三俣蓮華岳までの登り返しだけでも相当(標高差500mあって)辛いぞーーー
ザックの重みが肩にずっしりと感じられてくたびれたぞぉ~~
 
 
■12:40 出発


その後も...
 
 
晴れていれば大雪渓の景色が広がる・はず
 
 
14:35 三俣蓮華岳(2,841m)ここでも証拠写真のみ..
 
 
因みに三俣蓮華岳は名前の由来の通り、富山、岐阜、長野の県境に位置し、ここからはすでに岐阜県らしい。
北海道は東大雪連峰「三国山」はToshiさん興味深々の分水嶺が基点になっていることから名づけられているけれど、ここは国境の意味のよう。
 
 
はるばる富山から岐阜まで歩いてきました
 
 
暑くないのが救いだけど、凡そ16~17㎏のザックにカッパの上下で黙々と歩く..
 
晴れていれば“眺めの良い”と言われる「双六岳-すごろくだけ-(2,860m)」には申し訳ないが、疲れたのでスルーさせてもらいます
 
 
■16:20 双六小屋(2,547m)
 
 
こうして到着した本日の宿場は双六小屋の様子は明日の朝、写真に収めましょう。
 
 
今晩から明日朝に掛けても雨予報のため、テント泊を止めて小屋泊まりに変更しました
アルプスの山はこれができるところが良い
 
双六小屋は一日中雨にあてられた登山客で乾燥室がいっぱい。
それでもカッパとズボンは乾かせたので快適生活です。
 

最後に、夕食で知り合った大阪からのお三人の写真をアップして北アルプス2日目の報告を終えましょう。
 
雨の中、トレランスタイルで蝶ケ岳からやって来たって
 
 
 
彼らはトレラン志向でウルトラトレイル(166km)やTJAR(415km)にも出場している若者たちです。
袖振り合うも多生の縁、今後の大会の彼らを応援したいと思います


それではまた明日っ
 
 
 
 
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19/07/13『薬師岳』

2019-07-13 | 7本州の山
昨日の7月12日(金)から続く山旅は、いよいよ今日13日(土)から登山開始です
富山県から始まる今回の北アルプス初日は「薬師岳(2,926m)」~太郎平小屋天場(泊)までの行程です
 
 
 
北アルプス、立山連峰の秀峰「薬師岳」頂上で
 
  
 
 
早朝5:00JR富山駅発「折立」行きバスに乗り込みました
 
 
 
出発して2時間で折立ヒュッテに到着です。
 
 
バスでの移動中、楽人憧れの富山立山連峰の景色は低い雲に覆われてまったく見えず
 
ただ、梅雨の谷間は雲の流れが早く、時折陽が注し込む様子には雲上人になれる雰囲気もあり..

 
それにしても、折立までの谷の合間を縫って走るバス道路は、切り立った断崖上にいくつも狭い場所があり、谷側の席から見下ろすと〇玉が縮みそうです
北海道にはここまで高度感を感じるバスルートなどなく、地に足が付いていない分むしろ登山より怖く、恐ろしい・・
高所恐怖症でもないToshiであってもこの時点でもう汗かきモードです
 
登山口の一般駐車場は悪天予報にもかかわらずほぼ満車状態、これでも少ない方なのか?
 
 
■7:45 折立ヒュッテ
 
 
雲が上るのを期待していよいよ登山開始です。
 
 
暫くすると樹林帯を抜け、背後に有峰湖(ダム湖)の景色が広がってきます
 
 
雲の先は日本海だろうと思うけど雲海状態で遠望はきかない。
 
行く先の景色は曇りなので、納めてきた画像はどうしても背後の眺めばかり。
まあ、今回ここには戻ってこないのでそれは良しでしょう
 
 
 
Akkiさん、いつでもどこでもジップシャツと短パン一枚の姿(これがトレードマーク!)あ、日本手ぬぐいもかな?
 
 
姿は昨年の北アルプス表銀座ルートのときと一緒だけど、今年はだいぶ気温が低く7月とは思われません・・・
 
 
Toshiは、昨年の反省から荷物を極力軽くするようにしました。
 
 
テントやシュラフは減らせないけど衣類は必要最小限、ズボンは1枚きり
もともと汗が少ないToshiは“これで良いのだ”とAkkiさんの装備をみて学びました
 
水もアルプスの山々には小屋が点在するため夏場の日高山脈山中泊時の3分の1でOK
 
そして食事も行動食を含めてドライなものばかり、
その中でもカレーメシが今回からの最大の武器、活躍しています
 
高曇り天気にガスが上ったり下がったり・・を繰り返し、ようやく「薬師岳」を仰ぎ見るところまで来ました 
 
 
太郎平小屋も確認できます。
 
 
「薬師岳」現れたと思ったらまたガスが押し寄せて・・・
 
 
 
11:05  太郎平小屋‐たろうだいらごや‐(標高2,328m)
 
 
太郎平小屋ではしばし景色を写真に収めますが、
 
本日のテン場はここから凡そ900m先なので写真をいくつか撮ってスルーしていきます。
 
 
背後の左に水晶岳、そこから続く稜線がここまでは良く見えます
 
 
 
姿の美しい水晶岳はアップで
 
 
と、ここまでが北アルプス縦走の報告に相応しい画像で、その後は遠望が効かない写真ばかり・・残念です。
 
はい、まずはテン場確保と昼食です
 
 
11:35  薬師峠テン場
 
 
天気予報が良ければまだまだ色とりどりのテントの花が咲くテン場もこの日は宿泊客が少ないまま・・

準備完了で薬師峠から先に向かいます。
 
先はまだ長いでぇ~未踏の山を極めるためには
 
 
 
薬師平を越えると雪渓が多くなってきて気温も低くなってきました。
 
  
 
そうそう、テン場からはほぼ空荷に近いサブザックで登っているので疲れは一気に軽減されています
 
 
薬師岳山荘を越え、標高はこの辺りでもう2,750mです。
 
 
はい、もう少しで薬師岳の肩、避難小屋が見えています
 
 
だけど到着した途端辺りは視界不良
 
ときよりガスが覆うと寒くなるのでToshiは既にフリース着用・・なのにAkkiさんは相変わらず半袖・短パン元気過ぎです
というか人によって体感温度が違うとしても、この3日間、気温13度前後の中でも雨以外の行程ではすべて短パンで通しています。
 
 
 
薬師のポーズで心眼を授けてもらえるかな?
 
 
呪文は確か...“おんころころせんだりまとうぎそわか”、だったはず  
 
そんなものを唱えても、見えないものは見えない
 
 
でも、時よりガスは切れる・・・
 
 
 
アップダウンが少なく短い稜線歩きの末、薬師岳とぉ~ちゃこです。
 
■14:05  薬師岳(2,926m) 頂上
 
富山県富山市の南東部、ここは飛騨山脈、立山連峰の主峰「薬師岳」頂上にあるお社です
 
 
暫く辺りをうろついてもガスは抜けません。

心眼だけで通して設営の終わったテン場まで下降していきます。
 
 
下りでも通る薬師岳山荘(2,693m)もコンパクトでよい山小屋でした
 
 
テン場はもうすぐ下その先に続く登山道は太郎平から太郎山へと続いています。
 
 
 
はい、
この日の登山報告はここまで
 
明日は黒部五郎岳に向かうけど、天気予報は「雨」
はたして予報がハズレますように
 
 
 
 
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18/07/16『殺生ヒュッテ~上高地』

2018-07-16 | 7本州の山

3連休最終日となった7月16日(月)は、早朝の槍ヶ岳再登頂を諦めて、

下るだけの道程となる「上高地(1,500m)までの報告です



6:50 雲海の向こうに富士山が・・・

 

槍ヶ岳は、早朝に人が少なければご来光を拝みに行きたいと考えて

いましたが、早朝の時間帯はむしろ“ご来光愛好登山者”に頂上を

占領されてしまい、昨日以上に取り付きの壁面上で無為な時間を

過ごすことになりそうだったのでそれを回避しました。


Akkiさん最後のテン場お片付け(槍を見上げて)



最終日は、ひたすら下るだけの行程なので解説は少なめに..

 

■7:05 殺生ヒュッテ


 

行き帰りの行程が違うため山側谷川の景色は両方を交えて少し

お伝えしましょう。


朝の槍沢に吹く風は涼しい(ただ、この時刻だけ)


この高温つづきでも雪渓が残る渓谷の夏

 

槍沢の雪渓を並んで歩いている人を見るととてもおかしいです



何故か登りも下りも同じ踏み跡を行儀よく譲り合いながら行き交う
日本人・・・


空の青が際立つ渓の色彩


 
笑ってはいけません。
この行儀のよさが、あれだけ居る一般登山者に意外にも事故が少ない
要因なのかもしれません(本当か?)




沢の水はとにかく透き通って綺麗

 

 

 

10:40 横尾


昨年もここで写真撮ったけど今年は空の青が違う

 

横尾から上高地までは11kmとけっこうな距離、

でも途中には素敵なロッジと緑多いテン場に一度は泊まり

たいと憧れる徳沢..


梓川から明神岳~前穂高岳を仰いで・・・


そして明神池のある参宮..



登山者ならずとも訪れたくなる上高地、

そして絵になる、

 

 

■13:20 河童橋

 

河童橋から望む穂高の峰には雲が湧いていました

 

 

■13:30 上高地バスターミナル

 

 

上高地から2:30発の新島々経由⇒松本行のバスと電車が取れました。

アルピコアルピコ

3分100円でシャワーに入れるところがさすが上高地、

とりあえず3日間の汗をここで軽く流せるのは有り難いです。

 

明日、松本、安曇野で市内観光の後、涼しい北海道に帰ります。

昨年にひき続きAkkiさんの学生時代の先輩、松本在住のOshimaさん

には今年も大変お世話になりました。

そしてAkkiさんには連休ツアー計画の何から何までご配慮いただき

有難うございました。

 

3日間の山行であれだけ体を酷使して、オマケにビール・日本酒を

しこたま飲んでの翌日の朝ランはさすがです(脱帽)

Toshiも北海道の山小屋で老後を過ごせないか今一度考えてみます。

(せいぜい笹刈りでしょう?)




 

 

 

 

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18/07/15『大天井岳~槍ヶ岳』

2018-07-15 | 7本州の山

北アルプス縦走登山2日目の7月15日(日)は、槍ヶ岳を間近に仰ぐ

大天井岳(2,922m) 」から「西岳(2,758m)」を経由して

東鎌尾根を登り返して目指す「槍ヶ岳(3,180m)」までのコースです

 

アルプス一万尺子槍の上は大槍で~す

 

大天荘のテン場では、朝、陽が登る前に起床して、

大天井岳頂上からの御来光を眺めるところから始まります。

 

■4:25 大天荘(テン場)

 

4:35 大天井岳頂上(2,922m) 

 

360度の絶景

 

夏らしく雲海の上に登場する東西の山々

美しいです

 

槍ヶ岳を間近に望み、その姿に朝陽があたって行く..


 

何度かこの山域に足を運んでいるAkkiさんも、ここまでの

眺めは初めてだとか・・

下界で猛暑とたたかう皆さんには大変申し訳ない感じがしますね


黒部ダムが雪渓(氷河)のように白く見える・・


Akkiさん、シャッタータイミングミスデスミマセン・・


 

 

■5:20 大天荘(再)


ここから先、辛い登り下りが待っている・・


  

今日の行程が昨日の登山口からの登山よりもキツくなることを

Toshiはあまりよく分かっていませんでした



それは目指す槍ヶ岳に近づくにつれ理解できてきます。


大天井ヒュッテ(2,649m)まで、まずは標高差250mの下りからスタート

 

ここから先、西岳までの縦走路は比較的アップダウンなく。。。

 

時間も早いので..

 

槍ヶ岳も優しく見えま~す

 

まだ雪渓が残っている姿がやはりイイ

 

 

朝日が眩すぃ~~

 

陽が高くなると、東にはまだ雲海

 

北方、黒部ダムはやっぱりダムであって氷河ではない

 

西は一貫してヤリ

 

■7:50 西岳(2,758m) 

 

西岳は、ヒュッテ西岳の手前の縦走路からわずかに外れたところに

分岐があって、そこから空荷だと数分の標高差で登れる山なので、

スルーして行く人も多いのだとか・・

 

なかなかどうしてよいロケーションです

 

 8:00 ヒュッテ西岳


 

しばし休んで、さあ西岳ヒュッテから先の東鎌尾根を見下ろすと・・

その険しそうなこと・・

 

重いザックがさらに肩に食い込むような気がします

ここから4時間もかかる登り返しって..

Toshiの経験上にはない標高差を行く..


 

背負っている荷物もマックスで、尾根の途中に日影になるところが

如何にも少ない・・

気持ちがゲンナリとしてきますが、下らねば登り返すこともでき

ません


 

途中、鉄のハシゴやクサリが何度も現れて、

これがないと素人では踏み込めない山域であることを理解し、

古の登山者の開拓者精神と、それを育んだ地元関係者の魂に敬意を

表します

あらためて北海道の山との違いを認識させられました。


■9:00 水俣乗越

 

ハシゴが掛っているとはいえ、

全身を使って三点確保は当たり前ですが疲れます


暑いけど..絶景、大満足



なかなか良い写真だぁ~Akkiと尖峰


ひいぃぃぃ~ここまでが長かったぁ~東鎌尾根

 

■10:35 ヒュッテ大槍

  


ふぅ~

 

ようやく辿りついたヒュッテ大槍から眺める大槍(槍ヶ岳本峰)は

 

それまでの疲れが一気に報われるだけの臨場感があります

 

 

 

頂上はもうすぐ、指さす先にあるという感覚からすると残る標高差は

あともう300mぐらいなのでは

 

と、喜んでいたのですが..、

ここでAkkiさん、弘法も筆の誤り

ヒュッテ大槍から次の殺生ヒュッテまでの登山道でコース間違いをして

しまったため、凡そ200mの標高差を逆に下げてしまうことになりました。

(どうやら、この間の登山道はほぼ直線的にトラバースできるコースに

なっているようです。


雪渓の手前に見える殺生ヒュッテ

(ともあれ、人生にアルバイトは付きものです)

 

 

 

■11:45 殺生ヒュッテ

(テン場設営&腹ごしらえ)

 

はぁ~

確かに4時間を歩いて今日のテン場となる殺生ヒュッテに到着

この時点でわずか40張しか出来ないと言う槍ヶ岳山荘(ここから

さらに150m標高が上の槍ヶ岳の肩にある)テン場宿泊を諦めて

ここにテントを張ります

 

■13:00 再(槍に向けて)出発


 

朝早くに出発した甲斐あってこの時点で時間はまだたっぷりと

残されているので、目指す槍ヶ岳にサブザックを持って出発



首が痛くなるくらい仰ぎ見るほどの距離ではない槍ヶ岳の頂上

直下、槍ヶ岳山荘に到着してやれやれと思っていると、

そこから頂上にかけて登り下りの列に驚くことに..


 

13:40 槍ヶ岳山荘 槍の肩(3,071m)


下ってきた登山客が言うように、結局我々も普通なら30分かか

らずに登頂できる行程を2時間半かけて槍ヶ岳山荘に降りてくる

ことになりました


 

ともあれ、日本で三番目の高峰槍ヶ岳のそれも晴れた日の登頂を

諦めるのは惜しい、

壁面で皆さんと甲羅干ししながら数珠つなぎで行きましょう


これが小槍かぁ~、孫ヤリってゆうのも有るらしいぃ~


しかし、 

槍の穂先の往復は鎖場とハシゴが上り下りで凡そ分けらているにも
関わらずこの渋滞・・



 
ネックはやはりこの人数、そして頂上での滞在時間でしょうね?

 

15:20 槍ヶ岳(3,180m)

 

槍ました

頂上に何人留まれるのか、そのスペースは順番を待って行儀よく

登ってきたてものだけがこの日味わえるご褒美です


槍ヶ岳山荘を見下ろして

 

人が写り込まないような写真を撮るのが困難な頂上からの景色を

いくつかアップしておきましょうね。


 

後で動画も編集しましょうかね。



数人が降りると数人が登る..「はい、お次どぉぞぉ~


下に並んでいる方はこの先2時間半の行程で~す

 

16:00 槍ヶ岳山荘 (から直下のカール)

 

GPSをすべて入れていないので累積標高差がどれほどになるのか

分からないけれど、けっこうな運動をした観があります。



いや、荷物が30リットル程度のザックなら別に長いとも感じずに

上り下りできたものか・・

距離自体はそうあるわけではありません。

 

この日、最高の喜びは槍ヶ岳山荘で途中飲んだ生ビール1杯1,000円

だけど喉越しは最高です

標高3,000mを超えた場所にあるからなのか他の山小屋よりも200円高い

 

■16:40 殺生ヒュッテ

 

殺生ヒュッテまで降って、地元長野県出身の父子と暫く

山談義をし、大渋滞の槍ヶ岳までの行程をほぼ同じ時間、同じ

時刻を辿り歩いていたことを知って共鳴

 

Akkiさんは、この殺生ヒュッテを気に入って、必ずや定年後の

アルバイト先に決めたいと話していました

人生、元気があれば何でもできる

 

こうして昨日は疲れて見られなかった満天の星空を眺めながら

2日目の登山を締め括れたことに感謝です。

 

 

 

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