めっきりと涼しい・・という季節が一気に進み、大雪山周辺の高峰には初冠雪の
便りが届けられた9月下旬の登山は、天気予報に促されて道南・日本海側の山
「狩場山(1,520m)」を千早新道ルートから登って来ました
Motoさん、やっぱり目を瞑ってしまうのねぇ~
今年の秋は二週に渡って三連休が続き、この度の連休は後半の23日に4人の
スケジュールを示し合わせたらば
東大雪山域は前泊の夜から雨または雪の予報となったため、予定を変更して
比較的前日の22日から予報の芳しい道南、それも日本海側のエリアに登る
プランに変更しました。
22日は午後からしか移動できないスケジュールのため、中継点の黒松内『ルピック』キャンプ場で前泊
陽が沈むのが早い早い..、ターフテントも張る時間なく各自持参した食物を並べてまずは乾杯
焚き火は直火で出来るのがルピックオートキャンプ場の良いところ(右は、Motoさん特製のスウェーデントーチ)
はい、
黒松内は温泉施設の充実とこのルピックキャンプ場、そして道の駅のピザも人気で
今年の夏は大賑わいだったのだとか・・
と、わてらはキャンプは二の次、あくまでも今回は登山の中継利用です
~
朝5時起床、一夜明けてルピックキャンプ場の上空は雲1つない晴天
だけど、ルピックの難点は朝7時にまではキャンプ場が閉錠されること..
キャンプ道具を車両まで荷運びする時間で出発がずいぶん遅れました
7:45登山口手前駐車スペース着⇒出発前に狩場山名物「黒いでんでん虫」をKasaneちゃんが発見
8:00登山口
有難いことに、数日前に刈られたと思われる笹が手入れされていてGOOD
秋に付ける木のみが可愛らしい(今年はナナカマドの実がたわわに実っているような・・)
道南の山だけに、色付きはまだまだこれからですね
南狩場山(9合目)バックの青い空を目指してトラバース
いよいよ、ここを越えると狩場山がお目見えします
越えるとそこは、狩場山塊が南北に長いということを実感します
ここからの1.5kmは、ほぼ標高を上げることなくフラットな山歩き・・
5合目あたりのネマガリダケとは植生の違う笹が美しい平原歩き
標高を上げない代わりに距離があるので9合目に「半」を付けちゃってます
春には美しい高山植物で賑わう湿原も今は秋枯れです
頂上間近で「親沼」です(親沼があれば子沼もあるんだろうと話していました)
頂上のさらに近いところに「子沼」がありましたが、沼とも池とも言えないサイズ感
標準の3時間で頂上にとうちゃこして、まずは海岸から延びる茂津多ルートの美しい尾根を背に
頂上で数人いた登山客も下山し、4人だけの頂上で
頂上滞在は毎度変わらず35分で下山(意外にもガスが多かったため山座同定は下山時に)
雲の湧き方も1500m級の山の醍醐味で、下界では味わえない空気感に包まれます
秋の雲海もまた美しい・・・
雲の合間に覗く日本海が素晴らしい
中央(右)はメッブ岳、さらに右はカスベ岳(登れる山かは知りません)
意外と近く見える奥尻島は、確かマラソン大会やってますよ
遠くに長万部岳とカニ缶、もとい「カニカン岳」が望めます
秀峰「大平山(1,191m)」もなんとか姿を見せてくれました
下りも標準時間の2時間で降りてこれました
見下ろす千早川の支流は水が清く美しい
もう2週間も過ぎると、このあたりの紅葉が見頃を迎えて見事でしょう
ということで、
2日間の狩場山登山報告にお付き合いいただき有り難うございます。
紅葉の時期にはまだ早い狩場山山域でしたが、湧き立つ雲が誘う
秋の日本海側の山の景色が満喫出来てとても良かったです。
来週は、さてどっちの山域に向いて走るか乞うご期待
いつも変わらず“晴れると山は100倍楽しい”を期待して
頑張ります
キノコは苦手です。
食べるのは好きなのですが、食用のキノコをよく知りません。
見た目に美しいベニテングダケはわかります
狩場山は、その一帯を狩場山塊と表現しているぐらいなのでニセコ連峰から眺めるその
山域の広さはなかなか見ごたえがあります
今年はナナカマドの実が例年になく見事です