7月最終週の登山は、ブナの北限の町「黒松内町」のランドマーク
「黒松内岳(739m)」です
図らずも、登りは
おそらく、知る人ぞ知る賀老川林道コース(Toshiが勝手に命名)から
というオマケとバイトが付いてきてラッキーな一日になりました。
汗が滴り落ちる頂上での記念撮影
分けあって、今日は黒松内川コースではない別ルートから取り付くことにしました
距離は黒松内川コースよりも短く、標高差も少ないようだけれど・・・
確信の持てない新ルートを行きます
この廃道と化している林道歩きを始めると、間もなく黒松内岳の北東斜面が望めます
日影はいいけど、一たび炎天下に出ると暑くてたまらん
数種類のアブが入れ替わり纏わりついてくるし
斜面に九十九折の登山道がわずかに望めているけど・・
ほう、あと少しであの最後の急登に取りつけるはず・・
お世辞にも美しいとは言えない九十九折を辛抱して登り続けるうち、
なんとか視界は開けてきて(後ろは日本海、寿都の海岸線)
むき出しの裸斜面を前傾姿勢で登り詰めると
わけあって、その道の先は無くなっていました
しかし、わけあって頂上にはたどり着けました(なんのこっちゃ)
右に長万部岳(972m)、その後ろにカニカン岳(981m)そしてその奥は太平洋
大平山(1,191m)らしい
わけあって(くどいっ) 下山は、黒松内川林道コースで
はぁ~やっぱり通常コースの尾根から眺める姿の方が美しい山です。
保水力たっぷりのブナ林の下にグチャグチャに荒れた登山道はなし
~
帰りは、ブナセンターに寄ってブナの生態のお勉強を・・と思いましたが、
暑いのでやめにしました
ただ、ブナのお勉強の報告が出来ない代わりに、笹の生態について貴重な
体験の報告をさせていただきます。
広範囲にわたる笹枯れ現象
黒松内町に限らず、蘭越、ニセコ、そして真狩に至る数十kmに及ぶ範囲の
笹原がほとんど枯れている現象を目の当たりにしました。
これが50~60年に一度しか咲かない笹の花の光景(上に飛び出ているのがどうやら笹の花らしい)
そして、その開花後に視られる
笹枯れの現象です。(笹も竹の仲間なので、このお話はお勉強した記憶が・・)
珍しいものを観られてラッキー
黒松内岳新ルートでの登頂でラッキー
黒松内温泉ぶなの森でかき氷を食べられてラッキー
庶民のささやかな喜びがとても大きく感じられた一日でした。
Motoさん、OKazuさん有難うございます
本日のオマケ
お暑い中、ご苦労さんやったばいねぇ。
北海道も九州に負けず劣らず暑かごたぁですな。
ばってん、皆さん笑顔で登り切っとらすけん
良か山行やったとでしょな。
笑顔があれば何でもできる!
また次回もよろしゅう頼んどきまーす!
大九州の夏に比べると、この暑さは屁の河童程度なんでしょう。
ただ、我家にも、そして同行二人の家にも、クーラーなる文明の利器がないので
扇風機と団扇でしのいでいるところが辛いところです。
この日、入浴した黒松内温泉ぶなの森も、かき氷を美味しくいただいたのはよいの
ですが、そこにもクーラーが無く、汗が・・・
それでも笑顔でガンバリま~す
北海道ももはや温帯ですね。
それでも、年間を通して寒い日の方が圧倒的に多い北海道ですから、7、8月ぐらいは
ヒーヒー言って“ガリガリ君”や“かき氷”を大人喰いする暑さになっても良いように思います。
クーラーはしぶとく買いません