大大阪時代を彷彿とさせるツィードのパンツスーツ。
それは、まさに「カーネーション」の世界。
そのシルエットはベーシックながら上品さを兼ね備えて。
襟のラインの美しさは誇らしいほど。
「カーネーション」の時代にちょっと引き戻してくれるのは、
このアンティークバックル。
なんとセルロイド製。
1030-40年代に作られたもの。
手のこんだ作りは今の時代には、ないもの。
ペイントはハンドメイド的でレディメイドではないけれど
そのなんとも言えない暖かみは、
このバックルがあるだけで「大切にしたい」何かを伝えてくれます。
たった1着のスーツにも、歴史の1ページが刻まれてゆきます。