さて、この機械は何でしょう?
古(いにしえ)の技が光る機械です。
こんな機械があることすら知らなかった機械でした。
この機械、実はピンキングマシンなんです。
ほら、オーダー用の生地のカードを作る時に生地を
まっすぐに切るのではなく、
生地がほつれないようにジグザグに切る鋏のマシンバージョン。
生地屋さんで見せていただきました。
この機械、一気に何十枚も切ることができるようです。
何でも自動化されたり、ITだったり、AIだったり
デジタル化される中で、この機械は手動式。
歯に合わせて生地を置き、ずれないようにしてカットする。
そして、カードに両面テープを貼り、カットされた生地を貼る。
なんてアナログ的な・・・
この機械を作っていた会社ももうないそうです。
歯を磨いでくれる人も近くにはいない。
もったいないことです。。。
それでも大切に使われ、ずっと現役。
カードの生地端がピンキングだろうが、
まっすぐだろうが関係ない、と言われれば
それだけかもしれません。
この歯のすごいこと!
でも1枚や2枚のカードではなく多数のカードを使う時、
生地の端がほつれない方が嬉しいです。
だって、テーブルに生地のほつれたゴミが散乱してしまうから。
生地のほつれはお客様のお洋服についたり、
他の生地についたりするので。
それが、ピンキング鋏でカットされたことで
ほつれから出るゴミが服につくことが
解消されたらとっても有難いです。
こんなにアナログな機械も
時代を超えていつまでも現役でいてくれたら
本当に嬉しいです。
感動です!