「大人の女性」とは
一体何歳くらいから言われる言葉なんでしょう。
私たちファッション関係者は
よく「大人の女性の・・・」という言葉を使います。
しかし、その年齢は果たしていくつなのでしょう。
だって、30歳の女性も40歳の女性も十分、
大人の女性なのです。
その大人の女性に向かって
「大人の女性のための・・・」なんて、
失礼な話だとは思いませんか。
使っていて、
そんなことをいまさら、と
言われるかもしれませんが、
自分でもそんな風に思ってしまうことがあります。
では、その年齢自体は大人でも
内面が大人ではないというのでしょうか。
というと、そんなことはない訳で。。。
どの人もしっかり大人として
社会に順応しておられますから。
では、もう一歩進めて「大人の女性」とは、
どんな人なのだろうか、と考えてみます。
言葉や字面だけからのイメージだと、
先ほどのような意見になってしまうので、
今回は私が思う「大人の女性に相応しい、装い」について。
オーダーメイドのファッションデザイナーとしての意見。
「大人の女性」の定義は単なる年齢では計れないが
年齢というものに勝てない時もあるのです。
それが顔色。
何度もこのブログでも書いているのですが
本当に歳をとるごとに顔色というものは変わってきます。
美白を志している方はもちろんのこと、
私のように肌が焼けることにこだわらない人も同じように
年齢と共に顔色がくすんできます。
そのため、その顔色を美しく見せようと
各化粧品会社が様々な商品を開発しているのもそのため。
これは、直接的な処方。
間接的な方法が洋服。
顔に近い首元や襟元、肩などにくる色の反射で
顔色を綺麗に見せる魔法をかけることが
とっても重要になってきます。
この魔法のかけ方。
それこそがデザイナーのデザイナーたる秘密!
その魔法がこの1着のアンサンブル。
このピンクの色。
この綺麗な色。
そして、もうひとつ。
さらに大事なことは、
その色が着る人の顔色を
良くするピンクかということ。
ピンクと言ってもなんと多くのピンクがあることか。
その中から自分の顔色を最高に美しく見せる1色を選ぶこと。
これが一番大切なこと。
それは、ピンクに限らず・・・です。
そしてこれこそがオーダーメイドの醍醐味。
既製服の店頭にある1色しかないピンクを着るか、
自分に合う1色を選んで作るか。。。
私があなたのためのソフィスケートな1色を選んで
ライフスタイルに合うデザインで
あなたを最高に輝かせる1着を作って差し上げます。